beatmaniaIIDX 21 SPADA


"ARTCORE" Adularia / DJ TOTTO
 DJ TOTTOによるIIDX向け新曲の書き下ろしとしては初めての曲。ジャンル・使っている 音などはValangaと同じ路線だが、ピアノの音は控えめで、メインとなるシンセリードが こちらの曲の方がより目立っている。とは言えこの曲は、冒頭のBSSに割り当てられている ピアノの逆再生のために作られたと語られている。曲名は「氷長石」と呼ばれる透明な結晶で できた鉱物のことで、それをイメージした3Dムービーとなっている。
 4つ打ち+CNと16分隣接階段という配置で、正規だと階段が難しく、RANDOMだとCNが押しづらい 場所に来やすい。ラストだけ見ればRANDOMがマシだろうか。ラスト手前にはCNと時間差でBSSが 配置されており、2P側ミス必至となっているので、MIRRORという手もある。ANOTHERはCN中の鍵盤が 増えており、16分階段混じりが厳しい。特にラストはCNが増えただけでなく、16分配置の真ん中を 突っ切る形のものが多く、殺しにかかっている。ちなみにANOTHERでは、時間差CN・BSSは 無くなっている。

"HYPER GOTHIC BEAT" ALBA -黎明- / SOUND HOLIC feat. Nana Takahashi
 ALBAはラテン語で黎明(夜明け)の意味。前作・BRAVE GLOWに引き続きのSOUND HOLICの参加で、 前作はイベント曲だったが、この曲は最初からプレー可能である。ユーロビートにクラシック 要素を取り入れ、剣を持って戦うといった歌詞のSPADAのテーマにふさわしい、勇ましい曲と なっている。ムービーはGOLIによる、剣を持ってロボットに乗るというSFと中世ファンタジーを 混ぜた世界観だが、いつものRoots 26メンバーのアナザーストーリーとは異なるキャラクターと なっている。
 16分乱打パートは交互か同色階段が多いが、一部隣接大階段もある。中盤の変拍子地帯の同色 同時押しはしっかり光らせよう。ラストの変則的リズムにやや注意か。ANOTHERは16分パートが 追加されている箇所が一気に増えている。特に終盤には2重16分乱打+スクラッチから、さらに 4鍵4つ打ちが加わり、密度の上にスクラッチとの絡みで取りづらいという★11でも指折りの 難所と言えよう。また中盤のCN+16分階段から時間差CN+αもゲージを奪う。

"INDUSTRIAL METAL" All is Wrecked / Destron
 destroyをもじった悪の組織のようなアーティスト名、そしてwreckedの「大破した」 という意味から、破壊をテーマとしたと思われる硬派なメタル曲である。 インダストリアルとあるように、ドラムパートは細かい連打などから打ち込みではないかと 思われるが、後半のギターフレーズは生演奏っぽい躍動感がある。歌モノというほどの 歌詞の量は無いが、所々にデスボイスも使われている。
 前半はドラムパートを主にした同時押し中心の譜面だが、16分配置も少なくない。4鍵が軸に なっているところもあり、運指に迷いやすい。後半のギター地帯は階段で、12分・16分の隣接階段で ミスを抑えられるか。終盤のトリルは、2回目は微妙にズレているのでBADハマリにも気をつけたい。 ANOTHERは同時押し強化の上に32分隣接階段が多発。後半ギター地帯はHYPERで歯抜けだった箇所を 全部弾かされるので、24分隣接階段のオンパレードに。こちらも終盤のトリルに気をつけること。 ラストの隣接含みスクラッチも絡む3つ同時押しの連続も何気に怖い。

"DYNASTIC FREEFORM" Ancient Scapes / Durandal
 Spada†leggendaria・3曲目にDJ Norikenの曲をプレーすることで出現するのは、さわやかな シンセ音による4つ打ちハードコア。フランスの叙事詩に登場する英雄が持つ聖剣の名前が アーティスト名の由来となっている。DYNASTIC(王家の)・Ancient(古代の)といった単語が 使われているが特にクラシック調といったことは無く、イントロからの美しいピアノフレーズが 曲中何度も使われており印象に残るほか、叫び声やスクラッチに割り当てられている声ネタ などが盛り上がり感を強めている。
 交互っぽい8分・16分混じりのシンセフレーズ、それに4つ打ちが加わる部分も。歯抜けトリルは 普通のトリルよりは簡単に見えるが、やはりBADハマリに注意しよう。ピアノの二重3連打、 ラストの連続スクラッチもミスなくつなぎたい。ANOTHERは16分乱打地帯に4つ打ち・偶数拍追加は もちろん、終盤には裏打ちも追加。中盤は右に寄った16分隣接階段が多く、右手で上手く階段を 拾える指づかいをしたい。ちなみにDP HYPERは★9となっているが、片側に16分乱打や、 3つ同時押しなど難しい配置が多く、難易度詐欺とも言われる譜面だ。

"NEUTRONICA" Atröpøs / sasakure.UK
 sasakure.UKはボーカロイド曲を中心に作曲しているアーティスト。ギリシア神話における 女神三姉妹の一人を意味する曲名の本曲は氏のアルバム「トンデモ未来空奏図」に収録されており、 ほとんどがボーカロイド曲の収録の中、この曲はインストとなっている。元々IIDX用に 書き下ろした曲であり、本人も皆伝クラスの凄腕プレーヤーであることから、譜面の監修のも あたっているらしい。曲調は高速ブレイクビーツにピアノや電子音を重ねた軽快でオシャレな もので、所々入るノイズ音も耳障りなく良いスパイスになっている。
 HYPERは★8ながら、bpm182で隣接階段の連続が降ってくる局所的に難しい譜面。せめてトリル から変化する交互打ちなどは、繋げられる腕はクリアには必要だ。連続スクラッチも目立つが、 その部分の鍵盤は8分がほとんどで、しっかり同時押しを意識しよう。ANOTHERは短いトリルや16分 交互打ちに連続スクラッチが絡む配置が増え、取り損ねがポロポロ出やすくなっている。 終盤には12分7連スクラッチからスクラッチ混じりの連続隣接階段や、隣接トリル+αなど、 このbpmの速さもあり厳しい配置が控えている。

"RAVERS DANCE SPEED" BLUE DRAGON(雷龍RemixIIDX) / 青龍
 Ryu☆の青龍名義アルバム「BLUE DRAGON」より、アルバムと同名曲のセルフリミックス。 原曲はREFLEC BEATに収録されており、青龍としては珍しく声ネタを使わず、高音の綺麗めな シンセフレーズが耳に残る曲であった。IIDX収録バージョンでは雷龍名義で使われている 低音が強いシンセ音が目立ち、イントロに雷雨の効果音や、Thunderboltで使われた声ネタが 入っている。さらにそれだけでなく、過去の青龍曲で使われた声ネタのメドレーとなっている。
 冒頭と後半に対称トリルがあり繋ぎづらい。連続スクラッチ地帯は長く、鍵盤は密度は薄いが 同時になっていない箇所でリズムが崩れないよう注意。また1箇所ある16分2連に気をつけよう。 終盤は3つ同時押しの連続で、同色で無い箇所での見切り力が重要となる。ANOTHERは 連続スクラッチに16分が増えただけでなく鍵盤も増加、また16分トリルに8分が付加されたり 二重16分階段になったりと押しづらさも強化。終盤はHYPER同様スクラッチはなくなるが、 4つ同時押しの連続に32分が混ざる長いラス殺しとなっている。

"TRANCECORE MEETS GABBA" BRAINSTORM / Hardcore United Tokyo(teranoid & DJ TECHNORCH)
 ハードコアお得意の二人が手を組んだ。brainstormとは「ひらめき」という意味の単語だが、 この曲の場合は二つに分けて「脳の嵐」、頭の中をかき乱されるほど激しい曲ととらえた方が ぴったりだろう。イントロは重厚で壮大なイメージがあるが、その後は声ネタのラッシュ。 中盤にまた展開が変わり神秘的な雰囲気になるのはkors k節っぽいが、それに重なる連続 スクラッチはKAMAITACHIを思い出させる。また曲のラストが電池が切れるような飛び飛びの 音になっているのが面白い。
 声ネタオブジェは隣接階段になっているところが多く、テンポも速いので取りこぼしが出やすい。 中盤に長いスクラッチ地帯は微妙な間隔のズレに注意して拾いたい。終盤にも連続スクラッチが ありクリアにかなりかかわってくる。ANOTHERはスクラッチ地帯に連続16分が現れ、鍵盤が変則的に なってゲージを残すのが大変。声ネタ地帯も密度が高くなっており鍵盤だけの箇所も難度が 上がっている。DPはスクラッチ地帯や鍵盤16分地帯が片側に寄っている。ANOTHERは家庭用 新曲の★12の中ではまだクリアしやすい方か。

"ELECTRANCE" BRAVE OUT / nomico / DOWNFORCE
 DOWNFORCEはMasayoshi Minoshima主催のレーベル(かめりあも参加している)。氏の作曲で、 ボーカルにnomicoとなると、「Bad Apple!! feat.nomico」のコンビとなる。歯切れの良い ドラムパートとエレクトロ要素の強いシンセ音はIIDXではおなじみとなったが、 トランス要素らしくバックに流れる細かいシンセの変化がやわらかいイメージを与えてくる。 加えてどこか和風テイストのある旋律に、ボーカルが優しく歌い上げている。
 8分・12分・16分階段が登場。前半の16分3連の繰り返しでのBADハマリに気をつけよう。 終盤の交互打ちっぽい2フレーズもちょっとややこしいか。ANOTHERは16分階段が強化され、 隣接階段が特に多い。16分乱打中のスクラッチや、終盤16分混じりの連続スクラッチも 取り損ねやすい箇所。ラスト一瞬4つ打ちになったと見せかけて16分階段になるのがどこか独特。 DPは片手で16分階段を求められるが、12467のホームポジション配置が多いのとテンポが 速くないので割と拾いやすい。

"ILUZIO" Claiomh Solais / DJ Yoshitaka VS S.S.D.
 ジャンルは幻影・幻覚などの意味、タイトルは「クラウ・ソラス」と読み、ケルト神話に 出てくる「光の剣」の意味である。そんな中世の伝説をイメージさせるような、民族的で 愁いのあるフレーズ、やや高速テンポの疾走感ある曲調はS.S.D.色が一段と強い。それよりも 猫叉Master曲と言われても疑いは少ないだろうか。DJ Yoshitaka曲には近しいものは少ないが、 「らしさ」はドラムパートでいくつか見られる。ムービーは気球やプロペラ機など現代に 近いものが見られるが、貼り絵調で雰囲気には合っている。
 1鍵キック地帯は4拍目がほぼ全て8分連打になっている。全体的に同色2つ同時押しが多く、 前半〜中盤の長く続くところがテンポの速さも考えて難所になる。また24分小階段や16分3連 スクラッチなど細かいミスを誘う箇所が多い。ANOTHERはドラムロールが増えており、特に終盤は 注意。24分階段も隣接になっており、他の鍵盤も増えてミスしやすくなっている。それでも同時 押しをうまく拾えればスコアは出しやすい譜面である。DPは24分階段が片側でほぼ隣接なため かなりミスが出やすい。

"PHARAO BEAM STEP" Cleopatrysm / ピラミッ℃
 発見!よみがえったBEMANI遺跡にて、猫叉Master・ショッチョー・Sota Fujimori・Akhuta・96ちゃん・かめりあの6名による合作曲。曲名が「これ舐めてクレオパトラ」 を思い出させたりアーティスト名が「今何℃?⇒ピラミッ℃」だったりと、字面だけならSotaの コヤジギャグが濃い。しかし曲調はシンセをメインにした民族調のフレーズとワブルベース、 ピアノやギターの味付けなど、3曲の中では一番真面目な構成となっている。
 中盤のワブルベース地帯や終盤など変則的リズムに戸惑いやすい。12・16分の階段は 同色気味なので押しやすく、他は8分パートも多いので回復はしやすい。フルコン狙いの場合は、 終盤にある16分5連スクラッチが鬼門となる。あとラストに間を空けて2個降ってくるのに注意。 ANOTHERは同色同時押しが強化され、短い二重交互打ちや12分二重階段などが増える。 終盤の変則地帯の同時押しはかなり忙しくなる。DPになると、終盤に8分連続スクラッチがあり、 鍵盤片手譜面になる。

"J-CORE" Close the World feat. a☆ru / 天叢雲剣
 Spada†leggendaria・3曲目に剣や騎士に関係する曲(曲名など)をプレーすることで 出現するのは、アップテンポな歌モノ曲。アーティスト名は三種の神器の一つ 「あめのむらくものつるぎ」で、正体はDJ NAGAI(REDALiCE)。ジャンルがJ-CORE、歌詞に「赤い」が 使われているところからも推測できる。4つ打ちバスドラに細かいシンセ、そして構成などLittle Starに似ている部分が多いが、哀愁的な曲調がボス曲の風格を漂わせている。
 サビで16分階段と8分同時押しの小節が交互に現われるのが特徴。階段はテンポが速く隣接配置が 多い上に、一部32分階段も混ざっている。同時押しは稼ぎどころだが、スクラッチを含む同時押しの 連続では取り損ねしやすいのでしっかり拾おう。ANOTHERは16分螺旋階段のオンパレードで、 それに4つ打ち+αが加わるのが難易度を上げている。サビは二重階段でゲージを維持できるかが 鍵となる。ラストは螺旋階段+トリルからの同時押し連打で、トリルを同時押しで上手く 捌きたい。

"DANCE SPEED" Critical Crystal / 青龍
 waxing and wandingやRyu☆の他名義曲にあるような韻を踏んだタイトルのこの曲は、 bpm191のDANCE SPEEDというのがお約束だが、青龍名義曲で隠しではなく最初から選べるという のが1つの特徴ではある。チャージノートの面白さを追求して作られたゲーム性を重視した曲で、 その結果、トップランカーから「なんすかコレ」と言わしめた譜面となった。曲調としては 歯切れのある音の使い方や、低音ベースが響くところに高音のキラキラした音色(この辺が クリスタルっぽいイメージ)が特徴。
 冒頭にいきなり16分スクラッチだが、他は8分スクラッチまでなので安心。とはいえ速いbpmで 複雑にパターンが変わる同時押しを捌くのは、★8では厳しい方だ。中盤とラストにあるCN+8分 鍵盤地帯は2小節1セットの繰り返しではあるが、CNのリズムが掴み辛い。ANOTHERは16分スクラッチ 多用、8分縦連打を軸とした同時押し、対称二重トリルなど難所のオンパレード。そんな中で一番の インパクトは、中盤の白鍵全CN→黒鍵全押しを含んだ配置で、難易度としては高くないものの初見殺し となる。ちなみにDP ANOTHERでは、分割されず片側に同じ配置が降ってくる。

"MASSIVE DANCE SPEED" Dark Fall / 黒龍
 IIDXでは初名義となる黒龍のこの曲は、曲名の通りひたすらダークな展開が続く高速4つ打ち曲。 「展開」というほどの変化もあまりなく、ほとんど同じパターンのシンセフレーズが 繰り返される。キャッチーというわけではないが耳に残りやすい不思議なフレーズだ。 硬いバスドラ音と声ネタの連打が青龍系列の曲らしさがある。アルバム「Blue Dragon」の バージョンもやや長くなっている程度で大きな変化はない。
 SPの譜面で、12467のDPホームポジション的な配置が多く見られる。折り返しの部分や、 終盤に唐突に降ってくる連続スクラッチでミスしやすい。前半〜中盤のCN地帯は同じパターンの 繰り返しだが、休符がなく続いており末端と先頭の運指が難しくもある。ANOTHERは16分地帯に 4つ打ちと裏打ちを無理やり入れたような密集譜面で、CN地帯にも隣接16分階段がありHARDは 危険。終盤の16分混じりの連続スクラッチも厳しく、そして何より似た配置が繰り返される ことにより集中力が失われることが最大の敵である。

"DARK ELEMENT" DARK LEGACY / BaSTeT
 アーティスト名義のバステトはエジプト神話における猫の女神であり、猫繋がりということで 猫叉Masterの別名義となる。SPADAのテーマとなるダークファンタジーにぴったりな 民族的曲調はおなじみながら、アップテンポで力強く、壮大な世界観を感じ取れる。 その世界観はGOLIによるものムービーで具体化されている。、かつての学友が敵国の王と大臣となり、 妻の仇を討つために闇の遺産(DARK LEGACY)と言われる呪われた剣を手に入れた青年の物語。
 序盤とラストにある3つ同時+スクラッチ、もしくは4つ同時押しの2連打繰り返しは しっかり繋いでゲージを稼ごう。中盤の2つ同時押し連打地帯は、片トリルっぽくなっている ウラウラリズムのスクラッチに注意。後半は16分3連の繰り返しに混ざるオマケオブジェに 気をつけよう。ANOTHERは中盤の2つ同時地帯に16分階段が混ざったり、12分6連スクラッチが 厳しく、最難関となる終盤16分階段地帯までにゲージを溜めるのが難しい。ラストの同時押しも 回復できそうだが、それに混ざる16分やスクラッチに阻まれるだろう。

"SYMPHONIC BREAK BEATS" Devilz Sacrifice -贖罪の羊- / OSTER project
 前作・Devilz Staircaseの続編的楽曲。前作もその曲名から中世をイメージした曲調と なっていたが、今作ではSPADAのテーマに合わせてRPGの戦闘曲っぽい楽曲とのオーダーにより、 その方向性をさらに強めたものとなった。音色や構成も似たようになっているが、 前作では階段を表現するためピアノが主旋律を務めるなど前面にでることが多かったが、 今作ではピアノは伴奏に徹しており、ブラスやストリングスがメインとなっている。
 階段は12分・16分で同色・隣接共に登場し、一部24分も。階段曲のイメージが強いが、 冒頭とラストにあるスクラッチ絡みの8分同時押し地帯も崩れると危ない。密度の少ないところでは ミスなく繋いでいきたいが、唐突に来るトリルにも注意しよう。ラストにのみCNがあるのは 前作と同じだ。ANOTHERは階段パートが多くなり、配置も隣接階段だらけに。中盤に12分二重階段が ある他は、階段+"α"の部分は前作に比べ抑え気味となっているので、見切りづらい譜面では ないはずだ。

"GLITCH HOP" diagram / Expander
 日本では交通機関の運行計画を図で表現したものをダイヤグラムというが、通常の意味では 単に図形で視覚的に表現したものを指す。jubeat sauserで「Move That Body」という曲で初登場 したアーティスト(既存アーティストかは不明)の楽曲がIIDXにも登場。遅めのテンポに低音が 強く歯切れの良いシンセと、これまた歯切れのあるドラムによる構成がグリッチホップの特徴で、 同じくグリッチ要素のあるFunny shuffleと比べてこちらは明るめの曲調で愉快にさせる。
 全体的に跳ねたリズムだが、序盤の連続スクラッチのように16分の箇所もある。細かい縦連打や 階段はあるものの、HYPERではフレーズが歯抜けになっている分目押しになってしまうところも。 スクラッチは連続になっている箇所以外ではほとんど無いので鍵盤に集中しやすい。ANOTHERは NOTE数が倍以上となり、24分の二重階段や32分大階段、24分スクラッチなど低速ならではの 密集譜面に。終盤は24分隣接トリルに他の鍵盤やスクラッチも絡み、鍵盤の見切り力が 問われる。

"UK HARDCORE" Elektrick U-Phoria / DJ Noriken
 曲名を正しいスペルで書くと"electric euphoria"となり、訳すると「電気的な幸福感」 となる(ムービーでは「電惚」の文字が使われている)。2作目の提供となるNorikenの本曲は、 曲名の通り電子音なイメージのシンセフレーズを中心とした4つ打ち曲となっており、DJ Norikenが得意とする王道UKハードコアと言える。シンセに重ねてピアノの哀愁感ある 8分フレーズも良い味を加えている。ムービーはシアンとマゼンタを基調とした、 電脳世界をイメージしたような3Dムービーとなっている。
 4つ打ちが基本の譜面で、終盤にある右に寄った16分階段が難所。だいたい8小節ごとの終わりに 短い16分トリルからの連続スクラッチとなっているのを覚えておこう。ラストは4分と8分の フレーズのみなので回復できる。ANOTHERはトリルが対称二重になっているところが多く、 テンポに追いつけなければ同時押しで切り抜けることも考える。中盤の4つ打ち+16分乱打、 終盤の4つ打ち+二重階段交じりの配置が厳しい。こちらもラストで回復できるが、 二重階段地帯でゲージをどれだけ残せるか

"HEALING POP" Element of SPADA / 猫叉Master feat.霜月はるか
 曲名にSPADAとあるように、今作のテーマ曲・プロローグ的楽曲。3拍子の民族的旋律で、 哀愁のある曲調ではあるが正拍を刻むキック音が力強さを感じさせる。ボーカルは家庭用10thの 「泰東ノ翠霞」以来となる霜月はるかで、その時は独特な声色での歌い方であったが、 この曲では自然な感じに優しい歌声が聴ける。その歌詞は、祖国を護るため戦地に散った英雄が 使っていた剣(スパーダ)の物語という内容で、どこか同作曲者のDARK LEGACYと対になっている。
 ほとんどが4分・8分譜面であるが、ゆったりとした曲調に反してテンポは速め。中盤からの 1鍵正拍+αから密度が高くなり、同色16分階段の連続や、16分小階段からスクラッチ、という配置も ある。ラストはbpmが変わらず擬似的に遅くなっていくのに注意。ANOTHERは全体的に1鍵正拍が追加 されている。難所は度々登場する隣接16分階段の連続で、1鍵もあり最初か最後にスクラッチも ありで、右手の運指が問われる。他は8分同時押しが多くスコアはとりやすい。

"HAPPY SAD CORE" Engraved Mark / Ryu☆∞Des-ROW
 iOSアプリBEMANI4タイトルであるjubeat plus・REFLEC BEAT plus・GITADORA・ポップン リズミンをインストールすることで出現するキャンペーン用楽曲が、熱闘!BEMANIスタジアム 後半戦の曲としてACにも収録。Ryu☆とDes-ROWという異色の組み合わせで、哀愁さの強いHAPPY HARDCOREということでHAPPY "SAD" COREと矛盾したようなジャンル名となっている。 哀愁を表すところでCritical Crystalにあるような高音フレーズが使われている。
 序盤は短いトリルとスクラッチ絡みに注意する程度の8分メインの譜面で、中盤は密度の薄い 回復地帯。勝負は後半で、8分・16分混じりの交互打ちが一部左に寄っている箇所に注意。 終盤になるとリズムパターンが変わったり、同色16分階段の連続になったりと難しくなっていく。 ANOTHERは1鍵4つ打ちと裏打ちスクラッチ、短いトリルが増えている。後半の交互打ち地帯は 4つ打ちが加わった分押しづらいので、短いトリルを同時押しで拾うのも手。

"EMOTIONAL SENTENCE" esrev:eR / TAG meets "eimy"
 曲名は逆から書くと"Re:verse"となり、単語の意味自体も"逆"であると同時に、 前作"Re:GENERATION"との繋がりがあると思われる。ジャンルは同じではあるがテンポは やや下がり、前作がギターやピアノを使っていた一方でこちらはTAG節シンセ一辺倒という構成。 ボーカルはポップンデザイナーのeimyで、TAGとのコンビとしてはリフレクの「この青空の下で」、 DDRの「ロンドンは夜8時 (LON 8PM - TYO 4AM)」等。IIDXではLeaving…以来となる。
 8分・16分混じりの交互打ちが全体的に配置されており、4つ打ちなどが加わる。難易度調整の ためか歯抜けになっている箇所もあり、リズムが取りづらくスコアがあまり出ないかも。 中盤にある16分トリル+αも危険だ。ANOTHERは2種類の交互打ちを同時に叩かされたり、 交互打ちが端に寄っていたりして叩きづらい配置が長々続く。序盤に増えたトリルや、微妙にズレた スクラッチなどもいやらしく、★9では上位の難易度に感じるだろう。

"TECHNO" EXTREME MACH COLLIDER / L.E.D.
 昔ながらのL.E.D.楽曲としては正統派となる、重たい4つ打ちキックと電子音の繰り返しに よる硬派なテクノ。COLLIDERは英単語だとコライダーと読み「荷電粒子加速器」を意味するが、 「コレダー」と読むとアニメに出てくるロボット等による電流を流す必殺技で登場する。 公式ページではコレダー読みと明記されており、そちらを意識したのだろう。ムービーでも 電流による攻撃は無いが、3Dグラフィックによるロボット同士の戦闘シーンが描かれている。
 HYPERではBSSは単発でのみ登場。4つ打ち+裏打ちパートが目立つが、序盤に変則的リズム・ 配置の16分乱打、終盤に同時押しを含む同色気味の16分階段の繰り返しが難所となる。 4つ打ち地帯や密度の薄い乱打でゲージを稼ごう。ANOTHERは4つ打ち+裏打ち+16分乱打という 高密度に加え、1・3拍目に16分ズレのスクラッチが絡んで来てリズムを崩しに来る。 また後半に1小節、BSS中に16分配置を弾かされる箇所も。DP ANOTHERはSPより難易度は下がるが、 それなりに片手力が必要となる譜面だ。

"HARDCORE RAVE" Feel The Beat / Falsion
 Spada†leggendaria・3曲目にDJ Shimamuraの曲(Overload Frontier 1曲しかないが)を プレーすることで出現するのは、さわやかなシンセフレーズによる4つ打ちハードコア。 名義のファルシオンはノルマン人が使用していた幅広の刀で、KONAMIのシューティングゲームに 同名のものがあった。ジャンルやbpmがOverload Frontierと同じ、バスドラ+シンバルの連打や 声ネタなど、ボス曲名義とはいえDJ Shimamura節を隠さず全開で行っている。
 鍵盤+スクラッチの付点8分連打と、16分階段ラッシュが目立つ譜面。同時押し地帯で回復できる ようにして、終盤の4つ打ち+16分隣接階段含みのラッシュを切り抜けたい。ANOTHERは連続 スクラッチ地帯に階段気味の16分乱打が混ざり、中盤・終盤が厳しい。Spada†leggendariaの中では 一番bpmが遅く、鍵盤のみの箇所はそれほどの難易度でも無さそうだが、NOTE数は多いので体力を 持たせられるようにしたい。なおDP ANOTHERは、Spada†leggendariaのANOTHERの中で 唯一の★11である。

"JAG GLITCH" Funny shuffle / 猫叉Master+
 実験的な楽曲が多い"+"名義の猫叉Masterの本曲は、最近はあまりない「低速で高難度」を 狙って作られた、ジャズ系の曲調に電子音を加えた跳ねたリズム(shuffle)の曲。 JAG BANDの愉快さ(funny)をイメージしており、メインはブラス音のフレーズとかなり低く 響くベース音であるが、細かく鳴っている電子音や、中盤のスクラッチも味を出している。 旋律としては明るいものではないが、跳ねるリズムに乗れれば愉快な気持ちになれるだろう。
 低速で跳ねたリズムで短いが24分の階段やトリルもあり、曲に乗れるまではリズム取りが 難しい。8分縦連打や連続スクラッチもあり、Hi-Speedを適切に設定しなければ★6でも かなりの上位に感じるだろう。ラスト終わったと見せかけてのオブジェも忘れずに。ANOTHERは オブジェ数が倍増し、24分・32分の階段やトリル、24分混じりの連続スクラッチ、 2〜3つ同時押し8分連打+αと、とてつもない詰め込み譜面となっている。特にDP ANOTHERは 今作★11の中でも最難関クラスと言われている。

"KANA-POP" Give Me Your Love / 星野奏子
 星野奏子の"星"をもじったSTARPOPはこれまであったが、今度は"奏"をもじったKANA-POP。 STARPOPが生田真心作曲だったのが、今作では女性コンポーザー・MEG.ME作曲であることから 違いをつけたのだろうか。曲調としてはミドルテンポで落ち着いており、歯切れのよい ドラムパートと細かいシンセ音をバックにしている。歌声の上手さはお馴染みながら、 サビのフレーズにスキャットを取り入れているのが特徴的である。
 前半は小節の後半に16分3連階段が偏って配置されており、最初は同色階段で簡単だが、 4つ打ち+隣接階段や、対称2重階段など難しい配置も。サビは4つ打ち+右側16分混じりの 配置で、右手の片手力がやや必要に。ラストの同時押し連打は4鍵をどちらで取るか迷わない ように。ANOTHERは16分配置が増え、2重16分階段のような配置が多くなる。テンポが遅めなので じっくり見ていこう。こちらも終盤の同時押しでミスを多発しないように。

"BIG BEAT" HYENA / Hommarju
 熱闘!BEMANIスタジアム前半戦の曲で、「サバンナの掃除人」と呼ばれるハイエナを テーマにした曲。イベント書き下ろし曲の中で唯一、外注であるHommarjuによる作曲となっている。 IIDXでBIG BEATというジャンルの中ではかなり速い曲であり、トライバルな雰囲気に細かい シンセフレーズが荒ぶっている。特にHommarjuのメイン機種であるSOUND VOLTEXのEXHAUST譜面では、 このシンセフレーズにあわせたつまみの動きが話題になった。
 シンセに合わせた同色トリルがいっぱい出てくる。加えて同色同時押しも多いので、トリルか 同時押しかやや見極めづらい部分も。繰り返しに油断すると、ラストの隣接階段含みの配置で失敗 しやすいので注意。ANOTHERの序盤はトリル部分に変化が無いが、だんだんとオブジェ密度が上がり 押しづらい譜面に。中盤は声ネタスクラッチの連続となり、そこに折り返しを含む大階段の連続と いう難所。ラストにもこの配置が出るので気をつけよう。その前の短い二重トリルのようなものを 含んだ配置でもゲージを削られるだろう。

"DRUM&BASS" Hypersonik / Eagle
 kors kの別名義・Eagleによるシンセ中心のドラムンベース。8分シンセパートから入る、 ICARUSにも使われている「1,2,3,4,5,6,Do it!!」の声ネタが連続して使われているのが 印象に強いだろう。終盤にある高めシンセパートも耳に残りやすいが、前半〜中盤にかけては フレーズらしいものがない部分では、ベースとなるシンセが聞こえやすくドラムンベース らしさが窺える。出力アニメは髪の毛が触覚みたいな、長いマフラーとローラーが付いた靴を 身につけた女の子らしきキャラ。
 前半は24分同色階段に気をつける程度で、ドラムパート+8分のフレーズを拾う比較的密度が 薄い部分。中盤から同色同時押しが増えてくるのと、12分4連スクラッチに気をつけよう。 終盤には螺旋っぽい配置を含む16分階段が登場し、やや殺しにかかっている。ANOTHERは 8分同時押しが強化され、16分はそんなに増えていないものの詰め込み譜面になったことによる 忙しさが増している。なおDP ANOTHERは★11だが、終盤の16分階段が難しい程度で、HARD狙いだと 同難易度内では簡単な方だろう。

"ONLY ONE MOMENT" I will be back -オレは帰ってきた- / SUPER STAR 満-MITSURU-
 SUPER STAR 満 -MITSURU- 完全復活祭で、8種類の隠された解禁条件を全て満たすことで 出現する、完全復活を象徴する曲。アップテンポでのシンセメインな構成はおなじみだが、 中盤に3連符のパートが存在する。声ネタも満載だが、終盤には満による歌も入っているのが 笑いを誘う。それ以上にムービーがネタ満載で、地球に降ってきた隕石を、記憶を取り戻した 満が破壊するという内容。CodyのニュースキャスターにINSOMNIA使いまわし、L.E.D.と 猫叉Master出演にdj TAKAの驚き顔と、突っ込みどころに困る内容である。
 中盤の16分螺旋階段、終盤の交互乱打・階段交じりの配置が難所。3連符地帯も簡単そうだが、 スクラッチ絡みの同時押しは回し損ねに注意。あとは8分地帯でしっかり稼ごう。ANOTHERは BSS中の鍵盤同時押しが強化されており、序盤のは同色同時押しでまだ押しやすいが、 後半には三角押し変則連打で、崩れると一気にゲージを落とす。BSSを捨てるのも手だろう。 全体としては16分配置が強化されており、終盤の隣接トリルのような狭苦しい配置、ラストの24分 階段など最後まで休憩できない難所が続いている。

"REPLICANT CORE" Idola / iconoclasm feat.GUMI
 「GUMI 5th Anniversary party × BEMANI」で収録となった、BEMANIスタッフによる ボーカロイドをメインに扱った初の楽曲。wacが中心に作曲しているためか少年ラジオ名義の 曲をイメージするものがある。リズムパートはdj TAKA担当ということでicomoclasm名義だが、 ギターにあさき、ベースに96の2人(大日本鉄倶楽部)も参加した大所帯となっている。 歌詞の内容はボーカロイドそのものをテーマに、wac得意の世界観を生み出している。
 bpm201という速さで中盤に隣接配置の多い16分>字階段、その後12分二重階段など、HYPERから 難しい配置が続く。ラストでやや回復できそうだが、右に寄った16分階段も出てくるので 油断ならない。ANOTHERは前半少し16分の混ざった、同時押し中心の強化がなされているが、 本番は後半のデニムから。スクラッチ絡みは少ないが複雑な鍵盤の配置でそれなりの見切り力を 要する。16分二重階段2回を耐えられるかが鍵となる。ラストは割と簡単な配置となり、 回復できるのでノーマルクリアは狙いやすい方に思える。

"J-CORE" Immortal / DJ NAGAI
 曲名は「不死」を意味する単語。REDALiCEの別名義(本名より)でのこの曲は、同作曲者 ではVEGAに続くインストJ-CORE曲。bpm208というかなりの高速で、キラキラしたイメージのある 高音シンセフレーズが映える。一方冒頭ではやや哀愁のこもったストリングスのメロディに、 音割れしたかのような高音シンセが耳に残る。冒頭パートが長い分全体として曲が早く終わる 印象があるが、ラストの間を空けた後のパートなどもあり実際には割と長い方である。
 16分は大半が隣接階段で、メインフレーズなどに度々登場する。その他は4つ打ち中心の 8分同時押しだが、テンポのため素早く指を動かす必要があり、少し体力譜面的要素も。 また連続スクラッチが絡む同時押しも回し損ねに注意しよう。ANOTHERはメインフレーズの 16分配置と同時押しの強化されており、かなり見切りづらい譜面になっている。 またラストの軸絡みの同時押し地帯は押しづらい上に、体力配分を考慮しないと指が動かずに 終わってしまうことが多い。

"Hi-TECH FULL ON" Insane Techniques / kors k
 Techniquesシリーズの1作目となるかもしれない(公式曲紹介より)、変化のあるシンセと、 小刻みな声ネタが光る楽曲。構成としてはThe Sampling Paradiseにも似ているが、動→静→動の 変化、後半に目立つ低く太いシンセフレーズが盛り上がりをいっそう引き出している。ムービーは 怒り・悲しみといったネガティブな表情が、曲が進むにつれ楽しい表情に変化していくという、 曲の盛り上がりと同期した内容。終盤に一瞬、Tシャツにもなった「kors kポーズ」も登場する。
 最初にある白鍵は16分均等ではなく徐々に早くなっていることに注意。前半は右側に寄った 16分階段がやや取りづらい。中盤のスクラッチ地帯は、4分に混ざる8分・16分に油断しない ようにしよう。終盤はやや密度の高い鍵盤で、16分の同色階段・交互打ちが多め。ANOTHERは スクラッチが一気に増え、特に歯抜け16分スクラッチと16分トリル+αのラス殺しは厳しい。 他にも序盤の加速するトリルや、終盤の16分スクラッチからの32分階段など、要所要所でゲージを 失うことだろう。

"FUNKOT" INSOMNIA / ジャカルタファンクブラザーズ
 「不眠症」を意味する曲名。インドネシア・ジャカルタのコタ地区が発祥地で、 ファンキーコタとも呼ばれていたジャンルがIIDXに初登場。アップテンポで陽気なフレーズと 多彩な声ネタが特徴である。曲は真面目に愉快さを狙っているが、ムービーは笑いを 誘うもので、ジャカルタファンクブラザーズのメンバー、青シャツのエドと赤シャツのアブディが 川原で踊ったりバーベキューしたり川に飛び込んだり。正体は猫叉MasterとDJ TOTTOである。
 前半は16分交互打ちと同色階段含みのシンセフレーズと、速さに慣れれば難易度相応か、といった ところだが、中盤の隣接3連階段の繰り返しはかなりの難度。その後の同時押し地帯で回復は 狙えるも、16分大階段も出てきたりして容易ではない。ANOTHERもイロモノな譜面となっており、 いきなり連続スクラッチで焦り、同色二重階段の嵐でミス連発必至。ACではTatsh曲以外で初となる スクラッチ含みの全押し以降は回復は可能だが、終盤の二重階段でもゲージを削られる。

"SYMPHONIC BREAKS" into the battlefield / the wandering bard
 この曲は、富士見書房のテーブルトークRPG「グランクレスト」とのタイアップで作られた。 タイトルはGrand(壮大な)+Crest(頂点)が由来だろうか。ピアノとストリングスで静かに 始まり3連符のスネアとシンバルで盛り上げる、TVゲームのファンタジーRPGとしては 典型的だが格好良いBGMに仕上がっており、剣や魔法の世界観がSPADAとマッチしている。 ムービーは公式冊子に使われている挿絵を元にしたものとなっている。
 SP HYPERのみスクラッチが無い譜面。16分は同色階段と短いトリルがある程度で、8分譜面 が多い。4つ打ち+8分階段はしっかり拾っていきたい。後半に3連符で対称譜面っぽい 配置になっている箇所は、2連打に注意。ANOTHERは16分隣接階段地帯が一気に増えており、 正規譜面はかなり厳しいのでRANDOMがやりやすいか。3連符地帯の同時押し連打も 遅れてBAD多発となりそうだ。8分同時押し地帯も多いのでしっかり回復したい。

"TRIBE CORE" invoker / Caladborg
 Spada†leggendaria・3曲目にUSAOの曲をプレーすることで出現するのは、変化のある シンセ音と、硬いバスドラが耳に響くストイックなハードコア。アーティスト名のカラドボルグは ケルト神話に登場する剣だが、ケルトっぽさという意味でのTRIBEというわけではない。 基本的に4つ打ちである中で、中盤の変則的なドラムパートがTRIBEっぽさを出している。 男性の渋い声による声ネタと後半からのスクラッチ音も特徴と言える。
 16分は同色階段で、大半はドラムパート+シンセの8分同時押し譜面。前半にスクラッチが 16分ズレしているのでやや取りづらさはある。終盤に4つ打ち+16分階段と16分トリルがあるが、 同時押し等で誤魔化しやすいのであとは速さとの勝負。ANOTHERは中盤に変則16分鍵盤+連続 スクラッチ、終盤にスクラッチ多めの配置と8分縦連+16分乱打と難所はあるものの、★12に してはそれほど難しくない配置。スクラッチが音の割に簡単に思えるが、そこはDP ANOTHERやLEGGENDARIA譜面で本気が見られるだろう。

"HEAVY METAL" KAISER PHOENIX / 96
 GuitarFreaks・DrumMania V7/XGからの移植で、当時のENCORE STAGE曲。同作に収録 されたCALAMITY PHOENIXと対をなす曲で、CALAMITY(不幸、惨事)〜が物悲しい雰囲気なのに 比べ、KAISER(皇帝)〜はギターフレーズの格好良さを前面に出したものとなっている。 曲名の由来は、ダイの大冒険・大魔王バーンの必殺技からだろう。ムービーも移植され、 オーロラと花畑をバックに火の鳥が優雅に舞うものとなっている。
 16分トリル+4つ打ちがラインを変えながら長々続く譜面で、同時押しでごまかそうと してもBADハマリの危険が高い。終盤の移動トリルと8分縦連打の絡みも厳しい。中盤で回復 したいが、短いながらも二重階段があり細かいミスを出しやすい。ANOTHERはトリルもさること ながら、長い隣接16分階段や二重階段の強化など、一度崩れると立て直しがしづらい 高難度なものとなっている。またDPも同色・隣接階段のBATTLE配置や、長い移動トリルなどが多く、 癖が強い譜面だ。

"PROGRESSIVE GOSPEL" KHAMEN BREAK / くふおー
 発見!よみがえったBEMANI遺跡にて、Cody・泉 陸奥彦・wac・DJ TOTTO・TAG・Hommarjuの 6名による合作曲。他機種共通のジャケット絵では一番まともなデザインだが、それとは裏腹に 「スフィンクス」「ツタンカーメン(スター仮面)」の合唱やTAGの「ファイヤー」、DJ TOTTOの「サンダー」の掛け声からのシンセパート、泉さんコールの中でのギターパートなど、 ネタ満載の愉快な曲となっている。ちなみにSOUND VOLTEXのINFINITE譜面では、各アーティストの 代表曲がマッシュアップされるエフェクト搭載という豪華バージョンとなっている。
 BSSは入りが小節線前からなのに気をつけよう。シンセやギターのパートは間引きされ簡単に なっているが、右に寄った16分>字など油断すると取り損ねやすい。また鍵盤と絡む 連続スクラッチも多め。ANOTHERは24分や32分の短い隣接階段が多数出現、特に序盤のBSS中の24分 小トリルからの隣接階段ラッシュはHARDで一気にゲージを落としてしまう箇所。中盤の裏打ち連続 スクラッチも忙しい。終盤も隣接階段が多く細かいミスを出しやすい。DP ANOTHERは★11だが、 実質の難易度は★10程度と考えて良いだろう。

"DRUM'N'BASS" LA FESTA LA VITA!! / GUHROOVY
 CS EMPRESSの同ジャンル曲"FLAG OF PEACE"と同様に、ひたすらダークな路線のドラムンベース。 こちらは歌っぽいものでなく、声ネタとスクラッチ音が特徴。高速ブレイクビーツが メインだが、冒頭とラストのテンポが半減したような、静→動→静の展開となっている。 ラストにワブルベースで締めているのも面白い。序盤の「Rise up SPADA! LA FESTA LA VITA!!」 などの声全般はGUHROOVY社長・内堀氏によるものである。
 序盤は間隔が狭くズレもある連続スクラッチでミスしやすい。ドラムパートは3拍目前後に ウラウラが挟まり交互打ちっぽくなるリズムの繰り返し。後半はそれに同色同時押しが絡むが、 リズムに乗れれば繋ぎやすいだろう。あとは中盤の8分縦連打のBADハマリに注意。ANOTHERは この8分縦連打が二重になる上にスクラッチが絡んだり、繰り返しのドラムパートも隣接の 多い3つ同時押しが混ざったりと押しづらくなっている。ラストの4つ打ちで回復 できるのが救いか。

"HARD STACC" Last Dance / dj TAKA
 dj TAKA 2ndアルバム「True Blue...」にSPADAより先行収録されていた曲。シンセ中心の トランス調の4つ打ち曲だが、ピアノを使わずシンセとドラム、サイレンのような効果音 だけで作り上げている。シンプルだが音に厚みがあり、温かみと綺麗さを感じる曲調と なっている。序盤やラストの短いシンセ音が繰り返されるのが耳に残る。ボスキャラは 再登場のキュベリア(キュベレー)で、今回もこちらのミス時に大きく現われる。
 4つ打ち+16分の配置が多く、16分はトリルっぽい交互打ちだったり、階段だったりする。 特に終盤は隣接階段の上、1鍵も8分連打が加わったりスクラッチが絡んだりする難所。 ラスト10小節くらいは密度が薄くなり、スクラッチに気をつければ回復できる。ANOTHERは、 序盤の難所は中盤の交互打ちで回復できるとして、中盤の32分移動トリルからが本番。 4つ打ち+二重16分乱打っぽい配置が長々続く集中力を要する譜面。ラストはこちらでも 密度は下がるものの、スクラッチが取りづらい程度には難しさを保っている。

"TRANCE POP" Lighting Shower / TAG
 TAGによるIIDXでのインスト曲はSABER WING以来、書き下ろし曲では初となる、TAG節が光る 明るい4つ打ちシンセ曲。シンセによるメインパート・伴奏とも細かい音符で続けており めまぐるしい感じがする一方、ピアノの響く長い音色で穏やかな部分も生み出している。 ムービーはカラフルでいろんな形をしたオブジェクトが所狭しと動き回る見ていて楽しいもので、 「おもちゃ箱をひっくり返した」というコンセプトで作られたとのこと。
 メインとなる16分シンセが鳴っている場所でそれ以外の小さい音のパートを叩く箇所が多く、 リズムを掴み辛い譜面である。メインを叩く箇所も大階段を含む隣接階段もそこそこあり、 上手くゲージを稼ぎづらい。鍵盤とスクラッチの同時押しパートでしっかり稼ごう。ANOTHERは 4つ打ちだけでなく細かいシンセパートも追加。中盤・終盤にある1鍵8分連打+16分乱打で BADハマリの危険、そしてラストの鍵盤+スクラッチの同時押しに隣接16分階段がゲージを奪う。

"PIECED DOWNBEAT" M.D.Injection / Project B-
 前作・Deceive Your Insightと同じくジャンルにPIECEDの単語が使われているが、 短いシンセ音と激しいピアノによる、前作からうって変わってそこはかとなく恐怖を煽る 曲調となっている。リフレクのKnellの方が近いだろう。特にシンセ音の後にある無音が特徴的だ。 出力アニメは操り人形と、それを操る無数の手が現われ、汎用ムービーにも手が出ているのが マッチしている。演奏中のスコア状況によって、後半からのパターンが変化する。
 HYPERではピアノのキーアサインを間引いているため、16分は中盤に短いトリルがある程度で、 他はほとんど8分譜面。中盤に白鍵全押しが連続するが、リズムが掴み辛いので目押し推奨。 ANOTHERになると12分・16分階段が一気に増加し、後半からの隣接階段多めの配置は正規譜面だと 苦しめられるだろう。同時押しにもスクラッチが絡んできたりと難易度を上げている。なおDP ANOTHERはピアノ曲らしくスクラッチ0の譜面で、階段メインの鍵盤に集中できる。

"TOKYO STYLE SPEEDCORE" m1dy Deluxe / m1dy
 スピードコアで世界的に有名な日本人アーティスト・m1dy(ミデイ、読みはミディ)がIIDXに 初参戦。従来のスピードコアと比べてキャッチーなシンセフレーズが使われていることから、 単なるSPEEDCOREとはせず、氏の過去曲である"TOKYO STYLE SPEEDCORE"をジャンルとしたとのこと。 本来のbpm410という速さで激しいバスドラが鳴りつつも、中盤からの愉快なシンセフレーズで 馴染みやすいのではないかと思われる。ムービーはいろんな動物が飛び回り、キリンが首をぐるぐる 回したりゴリラがヘッドバンギングしたりとシュールなものになっている。
 bpmは本来の半分とはいえ205は十分速く、変則的な16分配置が多く目押しもままならない。 前半はなんといっても長い8分連続スクラッチで、HARDゲージだとBADハマリで一気にゲージを 失うことだろう。その後も1鍵8分縦連打+裏打ちもあるが、スクラッチよりはBADハマリは 少ないだろうか。ANOTHERはスクラッチ地帯に16分が混ざってよりHARDが厳しいことに。 冒頭からの二重小トリルや最速48分階段、8分縦連打地帯が増えた上に+αのパートが16分混じりで リズムを崩しにくるといった、難所のオンパレードだ。

"UPBEAT" MAD ATTACK / HALFBY
 HALFBYは日本人DJによるソロユニット。楽曲のPVが動画サイトにて「少し楽しくなる動画」 というタイトルで有名となっている。この曲でも声ネタを使った繰り返しの多い構成となっており、 最近のIIDX収録の曲では馴染みづらいかもしれないが、5鍵からのプレーヤーなら懐かしさも 味わえるのではないだろうか。ムービーも昔のビートマニアのオマージュとされており、 ヘルメットにゴーグルをつけた顔がアップになるのはGOTTAMIXのLovergirl In Summer (GUHROOVY HARD CORE MIX)のBGAからだろうか。
 冒頭から12分隣接階段、鍵盤+スクラッチの8分連打、1小節トリル×3という癖のある 配置が連続する。後半にも同様の配置がある上、ラストの黒鍵全押し3連符7連打は、 リズムを知らず8分のまま叩くとノーマルゲージやEX HARDゲージでも落ちることになる。 ANOTHERは鍵盤+スクラッチ連打に鍵盤追加、二重トリルなど、BADハマリすると悲惨なことに なること必至。鍵盤メインの部分は左手がやや忙しくなるが難易度相応で、ラストの黒鍵連打は スクラッチが1個増えるのみ。

"HAPPY CORE" MAGIC & LOVE / DJ Genki feat. Yukacco
 前作に引き続き、DJ GenkiとYukaccoのコンビによる楽曲が登場。前作・Shining Worldでは ピアノのバッキングが目立っていたが、こちらでもシンセ音と重ねて使われており、 前作の雰囲気をそのままにテンポアップした印象がある。ちなみにLOVE繋がで狙ってかは不明だが、 Aメロ終わりにLOVE♥SHINEのラストと同じリズムの刻みが使われている。 出力アニメの女の子はMAGICにかけて魔法少女……を夢見る"手品"少女。
 序盤の交互打ちっぽいリズムを基本として、それに4つ打ちが加わる終盤が難所。2小節ごとの 終わりにある16分階段が取りづらい。サビ後半の16分乱打もテンポが速いので見た目より 難しいだろう。曲の終わりに間を空けてスクラッチが1つ降ってくるのに注意。ANOTHERは メインパートが同色2つ押しになっており、16分になっている箇所の運指に悩む。同パートの16分 階段も隣接な上にバスドラ連打も加わっている。Bメロなども縦連打・16分乱打に連続スクラッチが 絡み、ここでもゲージを大きく落としやすい。

"FRENCHCORE" Miracle 5ympho X / USAO
 5ymphoはSymphoをもじったもの。全体的にみれば、フレーズはおとなしめでピコピコ シンセ音が可愛らしくも感じるが、高速テンポに合わせた重たいバスドラ4つ打ちという 組み合わせの曲。特徴はなんといっても冒頭の「おにいちゃ〜ん」という女の子の声ネタと、 中盤の「Machine gun」からのバスドラ連打をマシンガンを撃つ音に見立てた構成。この結果、 ムービーは女の子がマシンガンを撃つという内容になってしまった。
 bpm210とかなりの高速だが、その分密度が薄いところが多い。マシンガン地帯である長いCNからの 鍵盤8分+スクラッチ4分や、終盤の裏打ち同時押しなどが難所か。ANOTHERは8分地帯が 一気に難しくなっており、隣接配置を含む2〜3つ同時押しの連続にスクラッチが絡む。 終盤にある二重CN+スクラッチは取る手を覚えておこう。マシンガン地帯はCNが無くなり16分乱打 になっており一見簡単には思えるが、速さとラストの大階段には気をつけたい。

"DRUM'N'BASS" NEMESIS-gratitude remix- IIDX Edition / Remixed by PHQUASE
 dj TAKA 2ndアルバム「True Blue...」に収録されているリミックス曲の一つで、SOUND VOLTEXで 主にエフェクト担当として知られるPHQUASE(フカセ)によるドラムンベースリミックス。 アルバム収録のショートバージョンということでカットされている部分もあり、結果前半はドラム パート以外は原曲に近いものに聞こえるが、リミックスでもある「無」地帯のあとは、リミックス ならではの盛り上がり方を見せる。加えてアルバムバージョンでは前半の変化も楽しめる。
 原曲の変則リズムに加えて4つ打ちでないドラムパートによってさらに複雑にも見える。 後半は左に移動する縦連打っぽい配置が延々と続き、集中力が途切れるとBADを連発しやすい。 終盤ほぼ8分同時押しになり回復可能。ANOTHERも原曲に似て変則リズムが強化されている。 後半は16分2連打の連続があり、それ以外の鍵盤との絡みが取りづらい。終盤は縦連打から トリル+αと、原曲ほどではないがラストのBADハマリが怖い譜面となっている。

"ELECTRO POP" NPC World / PON
 NPCはNon Player Characterの略で、RPGゲームなどにおける村人など、プレーヤーが操作しない キャラクターのことである。SPADAの剣と魔法の世界観からRPGゲームを連想し、プログラムによって 同じ台詞を繰り返しているだけというイメージを楽曲にしたようだ。前作・Howlingと同じくPONの 声をサンプリングして多用しているが、今作では歌詞がはっきりしていること、細かいシンセ音 など打ち込み系(RPGゲームっぽさを出しているのか)になっているなどの特徴が挙げられる。
 細かいシンセ16分階段を叩くこととなり、リズムもややこしく目押しに頼るしかない。 同色階段が多いものの、序盤は左に寄っていたりと叩きづらい箇所もある。階段地帯以外では 連続スクラッチに絡む鍵盤も取りづらいが、後半は鍵盤にある程度集中できる。ANOTHERは 歯抜けだった16分階段が詰め込まれ、隣接階段が増えている。中盤の変拍子地帯では24分トリルや 隣接階段に連続スクラッチと非常に取りづらい配置が長めに続く。ラストは階段が減った分 1鍵とスクラッチの連打になっており、回復にできるかBADハマリに陥るか。

"GABBER" Odin / Noizenecio
 SOLIDBOX RECORDS主催のDJ・Noizenecio(ノイズネシオ)による本曲は、アーケード 筐体で重たく響く硬めのバスドラに太いシンセフレーズ、要所で多く使われている声ネタと、 ガバの要素が揃っている。しかしながら8分より細かいリズムはあまり使わず、 控えめなストリングス系の音色もあり、また北欧神話の神の名を曲名にしているところからも、 bpmの割にゆったりで荘厳な印象を受ける。実際に中盤でテンポダウンした変化も付けられている。
 4つ打ち+8分フレーズがほとんどのオーソドックスな譜面だが、bpmは速め。スクラッチの 多い所では忙しい。また後半は裏打ちが多くなり、4鍵裏打ちにスクラッチ絡みの箇所は運指に 迷う。bpmが下がるところは、特に難所もないので稼いでいこう。ANOTHERでも8分中心譜面だが、 スクラッチ絡みと同時押しが強化。同時押しのみなら同色配置も多く押しやすいが、変化の多い同時 押しの連続では集中力が必要だ。また終盤にある3連符縦連打にも注意しよう。

"HARDCORE RAVE" Overload Frontier / DJ Shimamura
 ハードコア中心の楽曲で世界的に有名な日本人DJである・DJ ShimamuraがIIDXに参戦。 序盤はRAVEらしい歪んだシンセ音のフレーズと、声ネタの連続というアップテンポで 忙しくも楽しい曲調。それが後半から一転して爽やかなシンセフレーズとなりUK HARDCORE調に。 中盤、後半のシンセフレーズに重なるギターの音色も聴き所だ。ムービーはマゼンタを 基調として、曲の印象から爆弾をイメージした3Dムービーとなっている。
 序盤は交互打ちシンセと、裏打ちメインの声ネタが配置。中盤は8分縦連打+αと、 声ネタスクラッチ+鍵盤同時押し。後半からは4つ打ち+交互打ちと、平均的な難易度が続く。 終盤の3つ同時押し地帯あたりが密度が多いので、崩れないように集中しよう。ANOTHERは 声ネタのほとんどが連続スクラッチとして配置され、それに16分混じり交互打ちという厄介な 配置が序盤からやってくる。後半のメインフレーズは密度は低くないが配置はまだ叩きやすいが、 その後の縦連打含み+連続スクラッチでまたゲージが削られることだろう。

"ANCIENT CIVILIZATION" Pharaoh / 劇団レコード
 曲名「ファラオ」からわかるように、古代エジプトをイメージした曲である。当然アラビア 調の旋律が使われており、序盤のギターの音色などは劇団レコード得意の哀愁のあるフレーズ。 しかしアップテンポでベース音が低く重たく響き、かなり激しい曲調となっている。 出力アニメには3人に増えたマモニスが登場し、墓荒らしをしている模様。金目のものを 見つけるが、ファラオ(のミイラ)らしき影にも見つかるというコミカルな内容である。
 序盤・終盤にあるS字配置や、<・>字などとっさに押しづらい配置が多く、リズムも 掴み辛い上にテンポが速いという癖の多い譜面。緩急が激しいので、密度が薄い部分は ミスすることなく繋いで難所に備えよう。ANOTHERはさらに癖度合いが増し、前半の24分 トリルからのスクラッチ絡み、二重<字のような配置、終盤に半小節だけだが二重16分階段と、 ミスしやすい箇所が強化されている。同時押しは取り損ねやすい配置もあるが、 ここを繋いで回復していかねばならないだろう。

"VARIANT RAVE" PUNISHER / TAG×PON
 熱闘!BEMANIスタジアム前半戦の曲で、ポップン・DDRを支える中堅のコンビによる曲。 私立BEMANI学園の創世ノートのように、アップテンポの曲調に響き渡るPONの歌声と、 TAGお得意の細かいシンセパートの伴奏とそれぞれの特徴が出ている。T.M.Revolutionを 意識したようにも思われる。ちなみにジャケット絵は左がSUPER STAR 満に見えるがPONで、 右がTAG。二人とも口元の同じ箇所にほくろがあるという共通点もある。
 付点8分の同時押しが目立つ譜面。連続スクラッチになっている同時押しは取り損ねや 回す方向に気をつけて回復できるようにしよう。サビの乱打はテンポの速さに注意して拾おう。 ラストの大階段を含め、16分階段も所々配置されている。ANOTHERは鍵盤4つ+スクラッチの 連続同時押し、隣接配置の多い16分階段+αがほぼ休み無く降ってくる集中・体力が必要な譜面。 終盤のデニム崩れも厳しい。せめてラストの同時押し地帯で回復できるように。

"RAVERS DANCE SPEED" ra'am / 雷龍
 Thunderboltに続く、青龍(Ryu☆)のRAVE要素を強めた別名義・雷龍の曲は、Qprogue第1弾の ボス曲で「ラーム」と読み、ヘブライ語で雷を意味する曲名。Thunderboltよりもさらに テンポアップし、ブレークビーツやバスドラ連打などもあり勢いとノリのある曲調が強まっている。 出力アニメにはボスキャラとして「鳥獣の魔女・ファウラ」が月を背景に多数のコウモリを 引き連れて登場。曲をクリアすると一瞬だけ顔が見られる。
 大半の部分でbpmは222。CNは同時押しに絡むものが多く、見やすい配置の割に押し間違えやすいので 良く見て押そう。全体としては同色同時押しの縦連打が目立ち、リズムの変化とテンポの速さに 追いつくかが鍵となる。またラストの16分トリルは押し足りず・押し過ぎしがちとなる。ANOTHERは 前半の16分5連+トリルに驚くが、出来なくてもノーマルゲージなら挽回は可能。しかし終盤の 同時押し+連続スクラッチからの6つ押しを含む同時押しの連続、そして二重トリルという 長いラス殺しが厳しい。

"BRIGHTNESS" rainbow guitar weeps / dj TAKA
 タイトルにもあるように8thの「rainbow flyer」を意識した曲で、パート終わりにある ドラムロールの入りのリズムがそっくりである。長く続くシンセフレーズに4つ打ちパートは トランスっぽいのだが、ギター音が使われているのが特徴で、浮遊感がありつつも力強い 印象を受ける。だが曲名の「weep=泣く」とあるように、物悲しいというイメージで 作られたようだ。イントロなどのフレーズで3連符が使われているのも面白い。
 同色16分階段に混じって隣接階段も多く、また24分>字の繰り返しがミスしやすい。 トリルは長いものは後半に1小節分ある程度で、他はBADハマリはまだ起こりにくい。 8分地帯に混ざる3連符に気をつけて回復しよう。ANOTHERは左4つ打ち・右16分隣接階段と かなり偏った譜面で、右手の指捌きが重要となる。後半の16分⇒24分ドラムロール+αは 同時押しを使ってゲージの減りを抑えたい。ラスト10小節の同時押し地帯も3連符に気をつければ、 かなり回復が見込めるだろう。

"POPS" Recollection / Noria
 DistoreDのMelody Lifeに引き続き、TAKA作曲・Noriaボーカルのソフトロック調の軽快な ポップス。オルガン音の使い方はKEYにも似てるし、曲名は直訳すると「思い出」となり、 これもmemoriesとかぶる。ただ歌詞の内容でメールを全部削除してしまったからまたメールして もらい集め直す、ということでRe-collectionとかけているのかもしれない。恋愛の曲だからか、 やけに媚びた歌い方をしているのが歌の特徴。ムービーはコマ送りで物を動かすという手法が 多様されている。Melody Lifeの影響か、1つの画面に何人もNoriaが出てくる。
 HYPERはほぼ8分譜面で同時押しが多く、3〜4つ同時押しの連打というのが 何度も登場する。同色鍵盤の同時がほとんどなので押しづらさはそんなにないはずだ。 あとはbpmの速さに慣れればスコアは取りやすい。ANOTHERは同時押し連打にスクラッチが 追加され、指使いが問われる。鍵盤を片手で取れる配置だが、安定性を考えると取りやすい 手法で。フルコンを目指す場合は間奏の黒鍵16分螺旋が3小節続くところが一番の難所。 特に頭のスクラッチに気をつけよう。

"PSYCHEDELIC TRANCE" refractive index / Sota Fujimori
 曲名は「屈折率」を意味する、Sota Fujimoriの得意とするシンセ一辺倒な曲。 変化のある高音シンセパートと跳ねるような低音シンセパート、4つ打ちがメインだが 後半になるほど不規則なリズムで印象を与えるキックなどが絡み合う、曲名や声ネタに 一切ネタの無い正統派な曲に仕上がっている。出力アニメはフルフェイスのバイクスーツの 人物がダッシュし、ドクロの頭をした悪役っぽい人物にとび蹴りをするというもの。
 前半は4つ打ち+αや、短いトリルの混ざった交互乱打が主。後半は同色16分階段の多い乱打が 長く続く。2箇所あるスクラッチと鍵盤2つ同時押しの2連打は、正拍ではなく16分ズレのタイミング なのに注意しよう。ANOTHERはNOTE数が一気に倍近くに増えており、隣接16分階段を含む不規則な 配置が休み無く続く。後半は16分黒鍵同時押し3連打でミスを抑えられるか。またDP ANOTHERは★10の 割にNOTE数が多く、片手で階段や乱打を捌くこととなりやや難易度は高めである。

"DRUMSTEP" RISE / Dirty Androids
 ドラムンベースとダブステップの特徴を併せ持った曲で、序盤は軽快なドラムパートに 太いベース、中盤はワブルベースを多用したダブステップ地帯となっている。しかしやはり、 Dirty Androidsと言えばである、変化のついたシンセフレーズがメインとなっている。 なおSPADA収録時では裏でなっているシンセパートが1小節ずれている配置ミスがあったが、 PENDUALではNOTE数が変わらずに正しい曲になるように修正されている。
 16分階段からのCNという配置ばかり。同色階段が多いが隣接階段もそこそこあり、CN・階段と 苦手な人が多そうな要素を含んでいるので難易度は高い方と言えよう。ラストの階段から連なる 短いCNが怖い。ANOTHERはHYPERよりCNは少なく、クリアへの影響は少なくなっている ものの、終盤に二重CNがあったり油断できない。階段パートは隣接階段がほとんどとなり ここで難易度が上がっている。DPは階段・CNが片側によっているが、階段が12467のホームポジション 配置なので見た目よりは拾いやすい。

"HAPPY HARDCORE" RIZING YOU UP / Ryu☆
 裏打ちベースで始まるところはrainbow rainbowを思い出させる、Ryu☆のHAPPY HARDCORE。 キャッチーなシンセフレーズとピアノの伴奏はお馴染みだが、いつものとびきり明るいという 曲調ではなく、どちらかというとトランス寄りで哀愁を含んだUK HARDCOREに近い曲調となって いる。単発の声ネタだけでなくメインのメロディに合わせて高い声で歌っているように重ねている のも特徴。ちなみに曲名の3単語の頭文字を拾うと「RYU」になるのは狙った名づけ方か。
 全体的に同色同時押しだらけで、終盤を除いてほとんど8分同時押し譜面。終盤も4つ打ち+付点 8分を含む繰り返しのリズムなのでわかりやすい。高速での同時押しの見極めと、連続スクラッチを 拾えるかどうか。ANOTHERは終盤の隣接を含む3〜4つ同時押しの連続と、2度出てくる16分 トリル+8分が2小節続くのが難所。DPは片側に同色同時押しが長く続くので、手を平行に動かして 人差し指・中指だけで拾う(北斗打ち)のが楽だろう。DP ANOTHERは終盤でかなり回復できる ので★12では簡単な方か。

"FULL ON" SCHWARZSCHILD FIELD / L.E.D.
 REFLEC BEAT groovin'!!からの移植。天文学者・シュヴァルツシルトが提唱した、 ブラックホールで光が到達できない境界面(事象の地平面)のことを曲名としている。 またシュヴァルツシルトはドイツ語で「黒い盾」を意味する。ダークな曲調が続くシンセ中心の 構成にギターを取り入れているところや、一瞬の間を作っているあたりなどが、"黒"つながりで 同作曲者のTHE BLACK KNIGHTを意識しているのではと思われる。
 8分縦連打からの小トリルや交互打ち、同色16分2連の繰り返しから隣接階段、さらに16分 連続スクラッチなど、不意を突かれる配置が多いので初見は戸惑いやすい。中盤の同色同時押しも 一見回復だが、運指を惑わせやすいので注意。ANOTHERは4つ打ち+偶数拍+16分3連の繰り返し という偏った配置が主で、16分連続スクラッチが増えている他、中盤は24分トリル+16分 階段+スクラッチという局所難が待ち構えている。ラストもスクラッチ含みの縦連打と なっており、ノーマルゲージもHARDゲージもクリアしづらい。

"CONTEMPORARY BREAKS" Shattered control / Vivian
 Vivianこと西木康智は、jubeatやREFLEC BEATに曲提供している他、クイズマジックアカデミーや オレカバトルなどでも作曲担当をしている。弦楽器を中心としたクラシック調の曲を得意としており、 この曲でもブレイクビーツに重ねたストリングスのメロディとベース、悲鳴のような効果音が ホラーのイメージを与える。後半からはピアノの寂しいフレーズも。曲名のshattered=粉々に なった、等の意味で、波形を切り貼りして作られた曲という理由から付けられた。
 序盤は8分フレーズから徐々に16分が増えていき、同色階段の連続や移動小トリル+スクラッチの 連続にまで変化。中盤はややスクラッチが多めで、終盤は同色3連にスクラッチがくっついている。 2P側ならスクラッチと一番近い鍵盤は片手で拾いたい。ANOTHERは前半の16分階段に隣接配置が 増えたり、トリル地帯に他の鍵盤が増えていたりと取りづらさが増す。後半は同時押しが増えた 程度でやや回復できそうに見えるが、スクラッチが多く取り損ねの心配はある。ラストは スクラッチと反対側の手が忙しくなる。

"REQUIEM PSY" Sigmund / Gram
 Spada†leggendaria・3曲目にDJ Genkiの曲をプレーすることで出現するのは、 ひたすらダークな展開が続く高速シンセ曲。アーティスト名・曲名は、北欧神話に登場する 剣・グラム(「怒り」の意味)と、その剣をオーディンから与えられた英雄・シグムンドに 由来する。この曲もDJ Genkiによるものだとすると、これまでの曲が女性ボーカルの明るい 曲調だったので、全く反対の曲調ということになるが、DJ GenkiのIIDXの腕前が凄腕であると 考えると、ボス曲としてふさわしくも思える。
 8分・12分・16分・24分と、階段のオンパレードな譜面。難所としてはやはり終盤の隣接16分 階段の連続で、それ以外の交互っぽい配置でなんとか回復したい。12分階段は螺旋が多く、 折り返し部分でミスしがちなので注意しよう。ANOTHERはNOTE数2000を超える高密度譜面で、 二重12分螺旋階段、48分階段、12分階段+12分連続スクラッチなどのとんでもない配置が多い。 CNはクリアに大きく影響しないが、中盤の密度の多い箇所では焦って取り逃しやすいかもしれない。 なおLEGGENDARIA譜面は、AC収録時点でのSP最多NOTE数となっている。

"ONLY ONE ACT" Smug Face -どうだ、オレの生き様は- (ONLY ONE EDITION) / SUPER STAR 満-MITSURU-
 smug faceとは得意げな顔、つまり「どや顔」の意味。SUPER STAR 満-MITSURU-ファースト アルバム「ONLY ONE ACT」発売記念としてREFLEC BEATに収録された原曲では、アルバム発売を 祝う声ネタ(本来はRyu☆ファーストアルバムでのリミックス曲のために使われたもの)が 多用されていた。一方IIDXバージョンでは声ネタを控え、テンポアップし高音の16分シンセが 目立つものとなっている。専用ムービーも無いため、満曲にしてはマジメな部類にも見える。
 クリアに影響があるのは終盤の16分ラッシュ。交互乱打が多いところから徐々に階段が 増えていき、ラストではスクラッチ絡みの箇所が拾いづらい。前半の4つ打ち+CNや2小節の 長い16分トリルはフルコン狙いなどだと鬼門になるだろう。ANOTHERは4つ打ちが加わる他、 終盤は同時押しの16分2連打やズレスクラッチがあり、ミスを誘う。ラストも短いが 二重階段が怖い。CNはHYPERと位置が違うだけでクリアに影響は無いのは安心。

"WITHOUT YOU TONIGHT -VI-" Squeeze / VENUS feat. Mutsuhiko Izumi
 熱闘!BEMANIスタジアム後半戦の曲で、VENUSの二人と泉陸奥彦のコラボ曲。野球用語の スクイズはバントで三塁走者の本塁帰還を狙うことだが、英単語として「抱きしめる」という 意味もある。VENUS的にはこちらがふさわしく、そのダブルミーニングを狙ったのだろう。 VENUS曲だがボーカルは無く、DJ YOSHITAKAの声ネタが少し使われている程度で、シンセ中心の Sota Fujimori色が強いインスト曲になっている。なおGITADORA版では泉陸奥彦による ギターパートが、シンセパートとはかなり異なるアレンジで置き換わっている。
 16分の同色階段・乱打がメインで、4つ打ちが加わる箇所も。序盤の縦連打からのトリル、 中盤の5連スクラッチ、終盤の隣接階段などミスしやすい箇所はあるが、全体的にはそれほど 局所難はなく実力相応の結果が出る譜面と言えよう。ANOTHERは16分乱打が増える他、中盤に連続 2連打やスクラッチの増加、終盤には縦連打や隣接階段+αからの1鍵抜きデニムなど局所難の箇所が 出来ている。ラスト2小節で80%に回復できることもあるので忘れずに拾おう。

"SYMPHONOVATIVE ROCK" Stella Sinistra / Akhuta Philharmonic Orchestra
 熱闘!BEMANIスタジアム前半戦の曲で、曲名はラテン語でStellaは「星」、Sinistraは「左」 または「不吉」を意味している。他機種のジャケット絵では、野球ボールが燃えているような 球体が左側から衝突しているようなイメージになっている。アーティスト名義は交響楽団とあるが 実際はAkhuta一人による。遅めのテンポでピアノソロから入り、その後加速する3拍子3連符が 中心のピアノ協奏曲っぽい構成であるが、ギターも使われているのが特徴。
 Hi-Speedはbpm180に合わせよう。HYPERはスクラッチが無い譜面で、3連符で隣接大階段を含んだ 階段が長々と続き、運指と集中力が問われる。終盤曲が終わったと見せかけて10小節ほど残って いるので気をつけよう。ANOTHERは他のパートが加わって二重階段になったり、スクラッチも絡んだりで 階段がいっそう取りづらくなっている。またラスト10小節では同時押しに24分大階段や、縦連打が 絡むやや殺しにかかった配置である。なおDPではスクラッチはHYPERに1枚あるだけで、他の譜面は 0枚となっている。

"NU STYLE GABBA" THE DETONATOR / teranoid VS L.E.D.-G
 L.E.D. 1stアルバム「電人K」にフルバージョンが収録されており、そのスペシャルトーク セッション動画にてteranoid=kors kであることが公になった。つまるところSOLID STATE SQUADに 続いての同ペアでのコラボレーション曲となる。中盤あたりまでがteranoid、終盤静かになるあたり からがL.E.D.っぽい雰囲気となる。IIDXのNU STYLE GABBAといえば3連符だが、この曲は8分での リズムが主体となっている点が、同ジャンルにありがちの似たような印象を払拭している。 それにしてもbpm173というのはNU STYLE GABBAにお決まりなのだろうか。
 NOTE数は多いが、それは曲が長いためである。各小節の終わりに16分が偏っているので 気をつけよう。後半の1鍵8分連打と、kecakを思い出させる裏打ちスクラッチでBADハマリ しないように。ANOTHERは序盤〜中盤にかけて、バスドラの細かい音が階段状に並べられており、 特に左手での取り方が問題となる。終盤はkecak地帯が一番の難所か。そこを抜ければ8分 同時押しが少し続くので回復できる。★11としてはクリアは安定しやすいのではない だろうか。

"BREAKBEATS TRANCE" Unicorn tail / DJ YOSHITAKA
 DJ YOSHITAKA曲で哀愁的な曲調といえばCaptivAteシリーズを思い浮かべるが、最近 ではElishaやEvans -prototype-などの8分刻みでのシンセメロディが多く見られる。この曲もその 1つで、最初から最後まで8分フレーズが流れる。UK HARDCOREに近い雰囲気もあるが、ドラムパート の一部にブレイクビーツを取り入れているのが特徴。スクラッチ音を入れるのもYOSHITAKAらしさが ある。曲の終わりが8分フレーズでフェードアウトしていくのはColorful Cookieを思い出す。
 8分地帯で気をつけるのは中盤の同色同時押しが長く続き最後に連続スクラッチとなる箇所。 ブレイクビーツは交互打ちになっていることが多いが、序盤にスクラッチ交じりの詰め込んだ配置に 注意。ラストも4つ打ち+トリルから連続スクラッチがミスしやすい。ANOTHERは4つ打ち1鍵盤の 隣にズレたオブジェが多く見られ、左手の運指に迷う。32分同色or隣接階段の連続も頻出し、 ラストはトリルと32分階段の複合という見切るのも叩くのも難しい配置も。

"MAINSTREAM HARDCORE" Valgus / DJ Myosuke feat.Yukacco
 スピードコアなどハードコア中心に活躍しているDJ MyosukeのIIDX初参戦の曲は、「光」を意味 する曲名。メインストリームハードコアはガバの派生で、重たいバスドラや歪んだシンセはガバで 使われるものだが、テンポをやや落とし落ち着いたものとしている。またシンセフレーズだけでも そうだが、歌を入れることによってハードコアなのに荘厳な印象も与えている。歌っているのは DJ Genkiの曲でもボーカルを務めたYukakkoで、それと比べての雰囲気の違いも楽しめる。
 前半は所々にある3連符に気をつけつつ、鍵盤とスクラッチの同時連打をしっかり拾うことに 心がけよう。後半は8分混じりの1鍵4つ打ち+8分フレーズ、終盤は同色16分階段となる。 ANOTHERは前半〜中盤に32分同色階段や12分縦連打、後半に16分隣接階段や強化された 鍵盤+スクラッチ同時押し連打が多い。終盤はほぼ同じフレーズの繰り返しで局所難でもないので、 一つ慣れればノーマルゲージは安定しやすい方にも見える。なおDP ANOTHERはSPのほぼ分割なのに ★10で、後半の隣接階段が執拗に片側に降ってくるので難しい部類と言えよう。

"HARD NRG" Verflucht / Tyrfing
 Spada†leggendaria・3曲目にHommarjuの曲をプレーすることで出現するのは、ベースの 低音と重たいバスドラ連打が目立つ曲。アーティスト名のティルヴィングは北欧で伝説と される魔剣で、Verflucht(ファフルフト)はドイツ語で呪われた・忌々しいといった、 英語のdamnに近い意味。前半は癖のある細かいシンセ音が連続しているが、主体はべース音。 後半ブレイク後からは、繰り返しだがシンセフレーズが目立ってくる。

 ひたすら16分の譜面。乱打はもちろん同色・隣接階段の連続や、1鍵4つ打ち+16分3連 みたいな配置も。終盤ほど癖の無い乱打になっているので、回復はしやすい。また1鍵を軸とした 歯抜けトリルが各所にあり、BADハマリに注意すべきところだ。ANOTHERは中盤の2重で螺旋の 隣接階段が延々続くのが圧巻で、まずここでゲージが空になり、後半回復という人が大半だろう。 あとはラストなどにある、歯抜けトリルに16分隣接階段が加わったのが捌ければ。

"UK HARDCORE" Votum stellarum -Hommarju Remix- / Remixed by Hommarju
 dj TAKAアルバム「True Blue...」収録、iconoclasm最初の曲をアップテンポでドラムパートを 強くした、Hommarjuによるリミックス。原曲でのピアノ・シンセの綺麗なフレーズを 活かしており、またアルバムバージョンの6分から2分程度になったことにより、 原曲のゲームバージョンとさほど変わらない構成となった。ただセルフリミックスである -forest#25 RMX-のフレーズも使われている。また冒頭にボコーダーらしい歌声が入っている。
 最初にbpm変化があるが、bpm175で始まってからすぐに遅くなりまた戻るので、Hi-Speed調整は 気にしなくて良い配慮がなされている。原曲に似せた配置が多く、原曲よりもアップテンポで 隣接階段も多いが、終盤の8分地帯で回復できるのとスクラッチとの絡みが少ないので、 HYPERは原曲と同難易度となっている。ANOTHERもさらに原曲に似た配置が多いが、 終盤はこちらの方が高密度になっている分難易度は高くなっている。

"ROTTERDAM TECHNO" VOX UP / sampling masters MEGA vs 青龍
 CS DJ TROOPERSにおけるMILITARY SPLASHのUnknown演出で最後に登場するのは、10thの1st Samurai以来となるsampling masters MEGAと、青龍ことRyu☆とのコラボ曲。青龍曲は 今までbpm191のDANCE SPEEDと統一されていたが、この曲はbpmが200を超えジャンルも異なって いる。お互いハイテンポでの声ネタ曲が得意であり、「VOX=声」の通り最初から最後まで 両者が声ネタをぶつけ合って構成されているハイテンションな曲。ムービーはsampling masters MEGAといえばのレースな内容だが、こちらでも2台の車でバトルしている。
 bpm202での16分を含む連続スクラッチ、二重トリルなどHYPERの時点でかなりの難度。ラストも 二重トリルとなっており、このトリルをいかに同時押しででも拾えるかどうか。中盤の静かになる あたりから回復できるので、後半に体力を温存するのも有効か。ANOTHERは同時押しもさること ながら同色32分階段がこのテンポで連発しており、スクラッチも250枚以上。前半は絶望しそう だが、ノーマルクリアならHYPERと同じく後半勝負でなんとかなる。

"DUBSTEP" WOBBLE IMPACT / Sota Fujimori
 Sotaと96とのユニット名およびその楽曲「DOUBLE IMPACT」をもじった曲名。コヤジギャグ 好きなSotaらしいタイトルだが曲調はかなり真面目に作りこまれている。曲名の通り ワブルベースをふんだんに取り入れており、その他にもさまざまな音色のシンセが使われている。 ダブステップとしては「ZED」と同様にテンポが速い部類で、ゲーム性を重視して変則的な リズムが多用されている。そんなリズムや声ネタに合わせて、3Dムービーの動きも楽しめる。
 12分同色階段を中心に16分階段や交互打ち、8分・付点8分の連続スクラッチなど、ミスの 出やすい箇所がいたるところにある上、bpm190という速さが問題。全体としてもコロコロリズムが 変わるので、ミスを抑えられてもスコアは出にくい譜面だろう。ANOTHERは16分が詰め込まれた ことにより、隣接階段が増加。同時押し絡みで12分縦連打も。密度の薄いところも多いが、油断 していると難所で一気にゲージを落としかねないので集中を切らさないように。

"EUROBEAT" Wonder Girl feat. Kanae Asaba / Y&Co.
 おなじみY&Co.のユーロビートだが、今回はSPADAのイメージから「RPG型ユーロ」を目指して 作られたとのことで、イントロがストリングスや3連符スネア連打など、壮大なイメージを 与えるものとなっている。その後フェードインするように4つ打ち+裏打ちベースが 聞こえてきて、いつものユーロビートに。それでも女性ボーカルで日本語歌詞であることや、 サビ前のダブステップ的な変化などの特徴が挙げられる。
 メインとなる16分シンセパートは、トリルや隣接階段の連続など、★6ではやや難しい配置も 見られる。サビ前にもトリル・同色16分階段が有り。サビの同時押しでゲージを回復して ラストに備えよう。ANOTHERはHYPERからNOTE数が倍以上と極端に難化し、16分シンセパートは 4つ打ち+裏打ち+αの追加などや、その他でも16分パートの増加。サビ前は12分縦連打や 二重同時押しのトリル・乱打、ラストは16分スクラッチにトリルと、難所だらけとなっている。

"ASTRAL HARDCORE" ÆTHER / TAG underground
 初出はREFLEC BEAT collete Summer。曲名1文字目はAとEをくっ付けた文字で、 全体としてエーテルと読む。有機化合物の種類と同名だが、ジャケットの雰囲気から、 火・空気(風)・水・土に次ぐ「第五元素」を指すものと思われる。神秘的なジャケット絵とは 裏腹に、アップテンポで激しいバスドラにノリの良いシンセフレーズ、といういつものTAG節が 見られる一方、同じフレーズでもピアノで静かに流れると美しく聞こえる。
 冒頭から連続スクラッチ。序盤は16分階段が多く出てくるが、後半からはほとんど8分、 あっても同色16分階段や短いトリル程度。スクラッチの回す方向に気をつけ空回りにならないように するのと、終盤の同時押し地帯に気をつけよう。ANOTHERは4つ打ちが加わった分隣接階段が 増えたり、スクラッチ絡みの同時押しが強化されたり。繰り返しが続くところは回復できるが、 パターンが変わったときにテンポの速さも相まって崩れかねないので注意。

"ZODIAC ORACLE X" 牧神笛吹きて / 楽士ゾディアック
 セグメント表記の「AIGIPAN」は、ギリシア神話で山羊座になったとされる牧神アイギパーン のこと。wacの星座シリーズ第9弾の曲で、ジャンルのX(10)は牡羊座から数えて10番目の 山羊座を意味する。当初はリコーダーを使った曲というオーダーだったらしいが、最終的には 横笛による楽曲となったようだ。全編通して甲高い笛の音が響き、山羊が跳ねるような旋律を 奏でている。16分×3のリズムが多用されているのが、wacの民族的楽曲らしさと感じられる。
 序盤から長めの隣接16分階段が多い。終盤は交互打ちもあるが、RANDOMがやりやすくなることが 多いだろうか。ラストは1鍵ウラウラの軸になっており、交互打ちだがBADハマリしやすいので注意。 中盤3拍子地帯のスクラッチも取りづらい。ANOTHERは前半に16分<字追加や、中盤16分×3が 二重に。終盤は4つ打ち+αが追加されたような配置で、密度としては他の★11に比べると 見劣りするが、隣接階段や左手が弱いと難易度相応に感じるかもしれない。

"BLOOM FUSION" アルストロメリア / TAG
 初出はjubeat copiousで、難しい解禁条件が有名であった。TAGの誕生日である3月25日の 誕生花が曲名の由来となっている。シンセがメインとなる曲が多いTAG曲の中でピアノメインと なっているのは珍しいが、優しい曲調とピアノの美しい旋律(と解禁したときの喜び)で人気があり、 リミックスを含めTAG曲の中では他機種にもっとも移植されている曲となっている。 IIDXでは見られないが、ジャケット絵の女の子・ちせの笑顔も印象深い。
 冒頭などに見られる、小節の終わりに16分ズレのリズムが多いのが特徴で、曲を覚えて 拾いたい。16分ピアノフレーズは3連階段の繰り返しとなっている。ANOTHERは冒頭から 隣接16分階段のラッシュとなっており、ラストにも出てくるのでこれがある程度できることが クリアの条件となる。序盤の16分2連打の繰り返しも厄介。ピアノパートは3連階段が崩れた 形になって乱打っぽい配置となっている。またDP ANOTHERでは冒頭・ラストの左右にまたがる 大階段が特徴で、正規で繋げられると美しい。

"J-SPEEDMETAL" バンブーソード・ガール / cosMo@暴走P
 cosMo@暴走Pはボーカロイド曲を中心に作曲しており、名義の由来となった「初音ミクの暴走」や、 「初音ミクの消失」などが有名。またSOUND VOLTEXでもオリジナル・リミックスを提供している。 竹刀を武器に戦う、公務員的な正義の味方みたいな立ち位置の少女をモチーフとしており、 高速でめまぐるしいドラム・シンセにハチャメチャな歌詞を歌うという楽しい内容になっている。 さらにムービーも作曲者本人が作成しており、ハチャメチャ度合いと楽しさをさらに強めている。
 bpm208という高速で、16分大階段など隣接配置が多い階段を叩かされる。最初や最後などは 8分同色同時押し階段で簡単そうだが、これもテンポの速さで指運を戸惑うと拾い損ねてしまう だろう。ANOTHERは階段部分の多くはHYPERに似た配置が続くが、スクラッチが大量に増えており 階段中のスクラッチの取りにくさが顕著になる。終盤には1小節だけだが24分螺旋階段があり、 拾い方を考えていないとここだけでゲージを一気に落としてしまうことだろう。

"乙女EDM" 超!!遠距離らぶ♥メ〜ル / ななひら
 SOUND VOLTEXでも電波な曲でのボーカルを担当しているななひらがIIDX初登場。 作曲L.E.D.、歌詞mitsuで、ボーカル以外はPrim曲の布陣となっている。ミドルテンポの 4つ打ちシンセで大人しめな曲調で、それでも特徴的な歌声と合いの手が電波色を出している。 歌詞の内容は片思いの男の子が火星に引っ越すというSF要素のある恋愛もので、 お月さまが中継局(Miracle Moon)に古参プレーヤーはにやりとさせられるだろう。
 序盤は交互打ちっぽい配置にスクラッチが混ざったり、変則的リズムの縦連打、 同色階段の連続など16分要素が多め。サビは4つ打ち+αの8分譜面で、裏打ちが加わると 密度が高いものの、テンポは遅いので回復できるだろう。ANOTHERは16分階段が詰め込まれて 一気に密度が高くなっている。サビ後の12分・24分混じりの地帯は立て連打・トリルに 連続スクラッチも絡むなどかなりミスが出やすい難所。またDP ANOTHERは片側に右上がりの階段が 延々と降ってくる癖のある譜面となっている。

"電波METAL" 死神自爆中二妹アイドルももかりん(1歳) / 山本椛
 3作目となるARM(IOSYS)&山本椛による電波ソングは、デスメタルと 死神(Death)+自爆(destruct)、さらにSPADAの中二病的テーマを合わせたものとなっている。 デスボイスはあるがメインは山本椛の自称死神(になりたての1歳)、実際には中二病を患い 兄を悩ませているという内容。甲高い声が目立つ割に、メタルの部分はしっかりしている ギャップが面白い。残念ながらももかりんの姿は出力アニメとしては登場せず。
 テンポが速いが8分より細かい配置はHYPERでは登場せず。8分2連打がやや多いのと、連続 スクラッチが気をつける箇所。中盤の連打・同時押しの複合もややこしい。ANOTHERはノート数が ほぼ倍になり、8分同時押しが強化された。前半は16分隣接階段が一部ある程度でやや体力的な 要素も必要だが、後半に隣接大階段を含む16分階段ラッシュが控えている。ラストも同時押しで、 4鍵軸の同時押しにスクラッチが絡むという一番取りづらい配置が。

"HARD SYMPHONIC" 煉獄のエルフェリア / 猫叉Master+
 Qprogue DXのラスボス曲となるのは、ファンタジーRPGゲームのラスボス曲をイメージしたかの ようなクラシック風メロディのハードコア。大半はNU STYLE GABBAのような3連符で重たいバスドラに 尖ったシンセフレーズだが、中盤のみアップテンポしたかのような16分主体のパートに変化する。 出力アニメはDARK LEGACYで登場した古代魔導の力を得た国王が登場し、攻め入った国の 姫が魔法によって怪物の姿に変えられるという内容。スコア等の条件により姿が変わってゆき、 クリアした時点で最終形になっていれば、姫が元の姿になって助かるというギミックがある。
 中盤以外は3連符の譜面で、12分の螺旋階段や4つ打ち+縦連打が目立つ。16分よりは ゆったりしたように思えるが、4つ打ちの同時押しが絡むと運指が固定されて狭苦しくなる。 後半の4つ打ち+16分混じり地帯は16分隣接階段が忙しく、その後の12分で回復する形になるだろう。 ANOTHERはボスらしく2000NOTESで、前半は3重階段やだんだん狭くなるトリルが拾いづらい。 しかし本番は後半の4つ打ち+2重16分地帯で、特に偶数拍スクラッチが加わると運指が 崩れてしまう。これもHYPERと同様、終盤回復に望みを繋げたい。

"J-POP" 幻想系世界修復少女 / Last Note.
 Last Note.はボーカロイドでバンドサウンドを中心に楽曲を発表しており、BEMANIシリーズでは 多くの機種に移植されている「セツナトリップ」が人気。この曲も軽快なバンド構成と なっており、また歌声がかなり調整されているのか滑らかで聞き取りやすく、曲のイメージが 伝わりやすい。歌詞の内容としては「世界を創った神様少女」が世界修復の仕事をのんびり 進めているというもので、それに合わせたムービーでは魔法少女風の姿で登場する。
 8分中心の譜面で、一部同色16分や24分配置がある。8分配置は同時押しは強くないものの テンポが速いので、難易度相応の腕前だと割と集中力が必要になるかもしれない。ラストに離れて オブジェが降ってくるのを忘れないように。ANOTHERは16分混じりのドラムパートが一気に増え、 左手が忙しくなる。NOTE数は少なく感じるが曲が短めのせいなので、それなりに体力を必要とする。 また24分>字階段が多く登場し、押し損ねでゲージを減らしがちになるだろう。

"野球のことがよくわかる" 野球の遊び方 そしてその歴史 〜決定版〜 / あさき大監督
 熱闘!BEMANIスタジアム後半戦の曲で、私立BEMANI学園での「お米の美味しい炊き方、 そしてお米を食べることによるその効果。」の同系統の楽曲。ジャンルがもはや音楽要素皆無 だが、ミドルテンポのロックバンド構成となっている。お米は歌詞以外はネタ歌詞を 真面目に歌っているギャップが面白かったが、こちらではさらに歌い方でも笑いを取ろうと している。歌詞も野球の説明を行おうとするのだが、約2分の曲で説明しきれるほどではなく、 「ネットで調べてくれ」と投げ出す始末。
 序盤などの声ネタスクラッチはズレていることが多く、意識しすぎて鍵盤が崩れないように。 ラストの長い16分階段地帯が勝負で、ほとんどが同色階段だが集中力を要する。他でも同色階段は もちろん、隣接大階段もあり運指が難しい。ANOTHERはドラムパートと声ネタスクラッチが加わり、 特にスクラッチ絡みの階段が拾いづらくなっている。またラストの階段地帯も24分・32分階段が 混じり、隣接階段やスクラッチなどもありラス殺し感が強まっている。

"ELECTRIC MANOUSH SWING" デッドボヲルdeホームラン / 猫叉Masterβ2
 熱闘!BEMANIスタジアム後半戦の曲で、ファミコンの野球ゲームネタであった「バントで ホームラン」的な、愉快な曲名がつけられている。マヌーシュスウィング(ジプシースウィング)は 民族的楽曲をギターで軽快に演奏するジャンルで、今作では同作曲者のFunny shuffleをアップ テンポにした感じになっている。冒頭に野球場のウグイス嬢のアナウンスを入れるのは やや無理やり野球に関連付けたように思えるが、それ以外では掛け声っぽい声ネタを 連続させるのはノリがあり楽しい。
 そこそこ速いテンポでの跳ねたリズムや24分階段のフレーズに、4つ打ちや裏打ちが加わり 押しづらさを増している。後半になるとズレを含んだ隣接階段もあり、そこからBADハマリしやすい 縦連打が怖い。ラストはスクラッチを含む3つ同時押しの連続で、ここを回復にできるか。 ANOTHERは隣接階段やトリルも増えた密集譜面。終盤の階段地帯はスクラッチが加わり運指がより 厳しくなる。ラストの同時押しはスクラッチは減るが、4〜5つ同時押しがいろいろ変化し ミス無く繋ぐのは難しい。

"ORIENTAL CORE" 疾風迅雷 / KUMOKIRI
 Spada†leggendaria・3曲目にOSTER projectの曲をプレーすることで出現するのは、 和風の曲調にピアノを織り交ぜためまぐるしい楽曲。アーティスト名の蜘蛛切は平家物語 などで源氏が代々受け継ぎ名前を変えていったとされる刀である。アップテンポの和風曲は 雪月花・華蝶風雪・卑弥呼などあったが、この曲はピアノの低音が強く響くこと、 変則的に変化するドラムのリズムなどがあり、型にはまらない現代音楽的な印象を受ける。
 16分の長い階段が続くのが特徴だが、同色24分もあったり、序盤には>字32分があるので ミスしやすい箇所。16分階段も後半ほど隣接階段になったり、4つ打ちが加わったりで運指が 難しくなる。あとは終盤のスクラッチとの絡みに気をつけよう。ANOTHERは前半16分階段に4つ打ちと スクラッチが加わったのが難しい程度で、中盤回復可能。ただし後半は1鍵8分連打+右16分階段、 1鍵12分連打交じり+右24分混じり階段、>字24分の連続など一つミスするとBADハマリの 恐怖が続く譜面となっている。

"青春剛速球メタル" マインド・ゲーム / 96 with メカショッチョー
 熱闘!BEMANIスタジアム前半戦の曲で、野球における「心理戦」をテーマにした96と ショッチョーによるメタル。S-C-U名義ではなくメカショッチョーとなっており、ショッチョーの 歌声がメカっぽく加工されている。加工されすぎて聞こえにくいが、ヒットエンドランと ランエンドヒットの違いに悩んだり、マネージャーの可愛さで相手に負けた気になるなど 面白い歌詞となっている。歌以外のパートでは96お得意のギターフレーズが聴ける。
 前半は裏打ち+8分フレーズや、短い16分トリルが同じパターンで降ってくるなど、 早いながらも易しめだが、後半になるにつれ桂馬同時押しや16分<字の連続、終盤には 隣接を含む階段ラッシュと難しくなっていく。曲の終わりにちょっと間が空いたスクラッチを 取り逃さないよう。ANOTHERは左側にドラムパートが来て左手がやや忙しい同時押し強化譜面に。 それでもKEYなどよりテンポは遅く密度も高くないので簡単に見えるが、終盤には隣接16分 階段+αのラッシュがやってきて、特にスクラッチ絡みで難度を上げている。

"BLOOD METAL" IX / dj TAKA VS DJ TOTTO feat.藍
 熱闘!BEMANIスタジアムのボス曲で、野球をしている選手を指す「ナイン(9)」のローマ数字 表記がタイトルとなっている。ボス曲といえばの2人・dj TAKAとDJ TOTTOが組んだデスメタルで、 デスボイス担当の藍はビジュアルバンド「DEATHGAZE」のボーカルである。メタルといっても シンセやストリングスが使われるなど打ち込みっぽさが見られる。一方でGITADORAバージョン では、good-coolによるギター演奏がメタルっぽさを強めている。
 HYPERから★11で、bpm200近くでの16分隣接階段のラッシュは厳しい。特に終盤にはスクラッチが 絡む配置も多くなっている。CNは前半〜中盤に8分鍵盤との同時となりノーマルクリアには影響は 少ないか。ANOTHERはNOTE数2000超で、ラストも含めた連続16分スクラッチ+16分鍵盤が目立つが、 後半からの2重16分階段的な密集譜面がある程度拾えないことには挑戦できない。加えて体力面も 必要となる。CNはHYPERと同様、クリアの妨げにはあまりならないだろう。

"CYBER SYMPHONIC POP" お願いアインシュタイン / 中山真斗 feat. 桜川めぐ
 前作・メイメツ、フラグメンツと同じ作曲者・ボーカルだが、中山真斗はElements Gardenを 脱退しており、今作はその名義ではない。今作もアニメのオープニングテーマのような キャッチーさのある曲調。歌詞にアインシュタインという言葉は出てこないが、 恋愛を宇宙規模で語るような歌詞となっており、物理学的な意味で付けたのだと思われる。 出力アニメはGYOによる学園モノで、冒頭・Bメロ・ラストが固定アニメとなっている。
 4つ打ち+8分メインの譜面だが、16分が混ざったり3つ同時押しがあったりと油断ならない。 同色同時押しが多めなので押しやすい部分は多い。Bメロには大階段が2回くるのも難所。 ANOTHERは裏打ちを中心とした8分同時押しが増え、3〜4つ同時押しが連続する。サビ終わりの 黒鍵連打はリズム良く外さないようにしたい。終盤の連続スクラッチに絡む鍵盤も取りづらく なっているし、その後の回復にさり気に16分が混ざっているのにも気をつけよう。

"ニューエイジ合掌コア" 御千手メディテーション / 昇天家族
 発見!よみがえったBEMANI遺跡にて、あさき・肥塚良彦・L.E.D.-G・PON・Qrispy Joybox・RoughSketchの6名による合作曲。3曲の中で唯一エジプト関連ではなく、 千手観音の瞑想(メディテーション)をテーマとしている。冒頭のゆっくりな曲調から アップテンポして細かいシンセ、さらに3連符のコアなパートなど、6人それぞれが得意な パートをつなぎ合わせた感じが出るハチャメチャで愉快なインスト曲となった。
 冒頭はbpm150だが、メインは190となるのでHi-Speedの設定に注意。隣接トリル混じりの12分 乱打と、16分同色階段が主で、スクラッチの絡みがそこそこありテンポも速いので忙しい。 ラストだけフレーズのパターンが変わるので、リズムを崩してミスしないように。ANOTHERは 16分階段が隣接になり、スクラッチも16分3連の4連続や12分鍵盤と同時の連打、 16分階段中の8分連続など取りづらさが一層強まっている。DP ANOTHERは★12だが、ほぼSPの分割で ホームポジション配置が多いので、クリアはしやすい方と思われる。

"JUVENILE DRUM & BASS" 旋律のドグマ 〜Misérables〜 / 楓璃夢=ジークフリード=ファイエルローゼン
 語りの入った高音ボーカルとドラムの激しい伴奏でもはやおなじみだが、楓璃夢=プリム、 つまりPrimボーカル・L.E.D.作曲のシリーズである。SPADAのテーマでは前作の「狂イ咲ケ焔ノ華」 やリフレクの「愛は不死鳥の様に」が合うが、この曲はSFテイストを取り入れたものとなっている。 ムービーもGOLIではなくいそにん担当で、世界観が違うことを示している。またジャンルのJUVENILEは、 ポップンの「偽りのアルカディア(ジュブナイルロック)」を意識したものである。
 短い16分トリルの繰り返しと同色16階段の連続が、速いbpmに追いつけるかどうか。8分パートも 休みがあまりなく、やや集中力と体力を要する。サビのBSSは勢いよく回してスクラッチ2枚の ように扱うのがよいだろう。そして今回も★12となったANOTHERは、2000NOTESを超える体力譜面。 序盤〜中盤の16分螺旋階段+αのような配置でゲージを削られるだろう。終盤は交互配置が崩れた 感じでやりやすそうにも見えるが、ここまで体力が持つかどうかによるだろう。

"ベースボールヒロイン" 轟け!恋のビーンボール!! / ダイナミック野球兄弟 v.s. クロスファイヤーPrim
 熱闘!BEMANIスタジアム後半戦の曲で、L.E.D.とwacの度胸兄弟コンビに、ボーカルをPrimが 務めるネタ満載の歌モノ曲。ビーンボールは打者の頭に"故意"にボールを当てようとして投げる 球を意味するが、タイトルは故意と恋をかけていると思われる。タイトルだけでなく、 歌詞では野球用語にかけたダブルミーニングや、野球マンガに出てくる台詞、プロ野球の応援歌の 1フレーズをつなげたものなど、野球ファンであるwacの熱意が込められたものとなっている。
 HYPERから32分階段が出てくるので、ある程度同時押しでつなげるパターンを考えよう。 後半は2つ同時押し縦連打でBADを連発しないように上手くリズムを刻めるかが鍵。ANOTHERは 冒頭の3連符同時押し・スクラッチはノーマルクリアでは序の口で、「ビビッてる〜」地帯前までで ゲージを蓄え、そこからゲージを維持することが必要。4つ打ち+16分階段+αや長い32分隣接階段、 二重16分からの2つ同時押しとゲージを一気に落としやすい配置が次々と降ってくる。ラストの 3連符地帯からはほぼ全繋ぎで回復する形が初クリアのパターンとなるだろう。

"HYPER J-POP" 罪と罰 / Xceon feat. Mayumi Morinaga
 タイトルはドストエフスキーの長編小説と同名だが、歌詞の内容はアダムとイブが善悪の 知識の実を食べたとされる話となっている。Mayumi Morinagaの歌はもちろん安定した聴きごたえが あるが、間奏のピアノのフレーズも繰り返され耳に残りやすい。演奏しているXceon(エクシオン)は Starving Trancerの別名義である。ムービーはPV風で、Mayumi Morinagaが白い衣装と黒い衣装の 2種類で登場するが、服装だけでなく表情なども演じ分けている。
 冒頭からあるピアノのフレーズは黒鍵の16分折り返し、また4小節ごとにある右側32分>字が 押し損ねしやすい箇所。歌部分は8分がほとんど、16分も同色なのでしっかり稼げる。ANOTHERは 冒頭のパターンの歯抜けだった箇所が埋められ、癖のある16分乱打配置が長々と続く。また終盤の トリルは逆台形のような二重トリルとなっており、シンプルな見た目だが非常に叩きづらい。 同時押しだとBADが出そうだが、その後の8分地帯で回復を見越すというのも手か。DPは片側に16分が 配置されHYPERから難しく、ANOTHERはラストに16分対称譜面となる。

"新世紀進歩的羽扇子音楽" 廿 / DJ TECHNORCH
 「20」を意味する漢字1字が曲名で、セグメントも「TWENTY」。仰々しいオケヒのフレーズから 「いでよ〜!テクノウチ!」の声、その後テンポアップしレイブシンセでの4つ打ち曲に。冒頭以外 にも「てめえのために痩せてんじゃねーよ」などの声ネタも印象に残る。また公式曲紹介が ボーイミーツガールなショートストーリーとなっており、過去最長とも言える長さ。この中で廿は 「ニジュウイチノマエ」と読み、ジャンルの英訳は「Newskool Hardcore Rave」とされている。
 bpm160がメインとなるので、Hi-SPEEDの設定に注意。同色階段と交互打ちが続く箇所と、 連続スクラッチ+8分鍵盤の箇所が大半を占める。鍵盤とスクラッチはほとんどが同時となる ことに意識して拾おう。ANOTHERは階段の歯抜けが埋まって連続スクラッチに16分が絡むことが 多くなるほか、中盤の白鍵全押しからの16分スクラッチの繰り返しといったところで難化。 ちなみにDP ANOTHERはほぼSPの分割だが、DP HYPERでは序盤に16分混じりの連続スクラッチが 長々と配置されており、HARDゲージでは要注意だ。

"HYDRO CORE" 海神 / 兎々
 REFLEC BEAT colette Ver.Summerから移植。海が舞台の解禁イベントでのボス曲らしく 海の神・わだつみをイメージしており、和風な楽器とメロティが主体となった曲である。 静かなパートではピアノが旋律が美しい。アーティスト名は読みそのままにDJ TOTTOの 別名義で、TOTTOといえば後半のサビ的位置づけにあるシンセフレーズが印象深いが、 この曲では構成をそのままに、シンセを和風な笛の音色に置き換えている。
 4つ打ち+CN交じりのフレーズ+αや、変則的なリズムの交互打ち+αな配置が主体。 CNは頭にスクラッチがくっ付いていたり、二重で連続している箇所がミスしやすい。 他の部分で隣接階段が多いが、RANDOMだとCN地帯が難しくなる。ANOTHERは雪月花のような 3連続スクラッチが目立ち、階段中であることが多いのが厳しい。ValangaやAdulariaに近いが、 CN中の鍵盤は見やすい配置が多いのが救い。ただ1箇所だけ、2Pだとスクラッチ絡みで 酷い配置が見られる。

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