beatmaniaIIDX 6th style


"HOUSE" 19,November / good-cool
 名曲"20,November"のパロディのように思える曲名だが、その日付にも意味があるものらしく(内容 は秘密らしいが)、曲もgood-cool氏らしいHOUSEの集大成といえるものかもしれない。ボーカル は"Flash of love"で歌っていた2人組の片方で、日本語の歌詞というのも内容が伝わりやく曲に 感情を入れやすい。さらにより曲のイメージをはっきりとさせるため、氏自らムービーを手がける というほど、この曲に力を入れていることがわかる。
 譜面は前半ではgood-cool譜面らしく、4小節の繰り返しでは2セット目に4打ちキックや ハイハットなどが増える。サビが終わった後半は「うねり」の部分を叩くことになるので乱打でも 小さな連打などに気をつけねばならない。Anotherは前半にあるうねり音のほとんどが連続スク ラッチになっているのでつなげるのは至難の業。しかし後半は確かに増えてはいるものの最後に 落としにかかるような譜面でもないのでAnotherの中では難しい方ではない。

"HOUSE" 20,November / dj nagureo
 ビートマニアをやっているなら知っておかねばならない5鍵初代の名曲。7鍵初代にも収録 されていたが、譜面は5鍵と全く同じ物であった。Anotherはkidding styleではない オリジナルのものだったが、5鍵Comp2にて同曲のAnotherとして収録されている。
 今回の収録はdj nagureoの復帰記念だと思うが、譜面は難しいものに変わり、エンディングを 叩かせることにより曲の長さも長くなっている。といってもその部分は4小節を2回繰り返して いるだけなのだが。16分スネアロールが増え、判定も厳しめなのでゲージは増えにくいだろうが、 よく知っている曲なのでリズムよく叩けるだろう。
 ちなみに、7keyはsingle editで14keyがradio editなのは5鍵と同じだが、Another7はradio、 Another14はsingleと曲が入れ替わるのも面白い。

"HOUSE" A New Morning / Yukihiro Fukutomi
 音色数が少ない分、静かで音の広がりがある朝らしい曲。メインはピアノだがベースだけの 部分も声(歌でもラップでもなく、語っているかんじ)をつけることで全体のバランスをとっている。 前半は階段系のピアノと4打ちを叩くのでやや難易度が高め。ベース地帯はリズムを覚えるまでは タイミングがずれやすいがオブジェが少ないので減ることはないだろう。終盤もピアノだが4打ち と同時になる部分が多いので、その間に入る16分を綺麗に取れるかどうか。

"BALLAD" BALLAD FOR YOU〜想いの雨〜 / NM feat.Thomas Howard
 "Remember You"に続くNAOKI BALLAD第2段。8分の12拍子(小節の長さは4/4のまま)の スローテンポな曲で、前作とは違い男性ボーカル。もの静かな曲なのでギターとピアノの響きを 楽しむのだが、なぜかタムロールが入っているのに不自然に感じないのも面白い。
 とにかく遅い。HSに慣れている人はHS3でも遅いと感じるだろう(家庭用ではHS4があるが、 それでも……という感じ)。それでも速すぎるよりは繋げられると思う。7keyは8分(譜面上は 8分3連)がメインなので等間隔に叩いていけば大体取れるが、Another7や14keyは各所に 16分がちりばめられて、しかも縦連打であることが多いので、その部分だけは16分間隔で リズムを刻んでいかねばならない。

"HOUSE" Beautiful Days / Fantastic Plastic Machine
 ムービーのせいかもしれないが、雨上がりというイメージを持つ。曲調はかわいらしいのだが、 突然男性の太いボーカルが流れるのは一瞬戸惑うだろうが(笑)それでも優しく歌い上げてるという 感じはある。女性ボーカルと入れ替わり歌われるのだが、最後の「Beautiful」を繰り返すところ では声が重なる。ムービーはトランをこれぞとばかり見せつけている(笑)同じ動きの繰り返しが 多いのだが、曲のリズムに合っているので思わず同じ動きをしてしまうかも?
 HOUSEだけあって4打ちを延々と叩かせるが、テンポも丁度よく曲も軽快なので苦にならない。 むしろ高得点を取りやすい譜面である。ただ4打ちでない部分はリズムがころころ変わるので GREATを狙うならよく見る必要があるし、「Beautiful」がスクラッチになっている部分は 2P側は取りにくいかもしれない。Anotherは同時押しが一気に増えるが、リズムは同じなので ノレれば気持ちよく叩けるだろう。

"HOUSE" Blueberry Stream / dj TAKA
 3rdのエンディング曲"Tangerine Stream"のHOUSEリミックス。ピアノの旋律はそのままに テンポアップ、4打ちの軽快なリズムで、原曲のイメージとは別物を作り出している。 終盤は序盤を繰り返すだけというのは少し物足りないが、飽きさせるものでもない。
 譜面の特徴は階段メイン、フレーズ最後のピアノ交互連打、そして3つ同時押しの8分連打。 ピアノの高音部をスクラッチに回しているところも面白いが、1P側では逆の位置に 感じてしまうのではないか。ムービーは「Blueberry Stream航空」という会社を想定して、 その飛行機に乗って旅行するというもの。CMのような出来である。

"ROCK" Buffalo / good-cool feat.Hideo Suwa
 このユニットはPOP'N MUSICではおなじみとなっているが、IIDXでは初めての楽曲。good-cool氏は 元来ギタリストだったのでこういうジャンルの曲の方が作りやすいのかもしれない。しかしIIDXで 見ると珍しいジャンルで、注意して聞けば細かいギター音や声が聞こえたりするのだが、他の音に まぎれて聞き取りにくい。しかしすべての音があることで抜けた感じがしないのだろう。
 その細かい音がオブジェ化されているので16分配置が多い。一部では16分よりも細かい音もある くらいだ。後半にある16分階段も印象的だが、テンポが遅いのでそれほど難しいとは思わないのだが。 しかしAnotherはgood-cool曲らしくスクラッチが増え、しかもラストもものすごい配置になって いるのでそこだけで落ちる可能性大。片手で鍵盤を捌く能力を必要とされる。
 ゲーム版の歌詞の内容が狂牛病をイメージさせるせいか、サントラ版では全然違う、牛にも全く 関係ないような歌詞に変更されている。でもゲーム版はずっと歌詞は変わらず。

"TRANCE" Colors(radio edit) / dj TAKA
 タイトルの通り、歌詞中にいろいろな色名がでてくるが、メインはTAKA氏の好きな青色である。 多分氏のTRANCE曲の中で一番人気がある曲ではないだろうか。それは他の曲と違って展開が 次々に変わるところであり、ピアノのメロディももちろんボーカルの歌唱力もポイントが高い。 まあ難易度が高いからというのもあるのだが……
 譜面は序盤から16分乱打。際立つのは3連符の混じるドラムロールだが、それ自体はそんなに 難しくない。後半の「ベース6連音+トランス特有のシンセ音3連打×4」の混合地帯が 一番混乱しやすいところ、ラストの4打ち+16分乱打もなかなか簡単にはいかない。
 またこの曲初登場の6th時は1PにAnotherはなく2Pにだけだったが、7thの隠し解禁時に2P譜面の 左右をまとめた風な譜面の1PAnotherが現れた。ドラムロールがある部分のオブジェ数が2倍ほどに なった感じで、そこはゲージを維持するだけでも難しく、特にラスト前の3(4)小節ドラムロールの 部分は最難所、直前で100%あっても2%になる人がほとんどで、そこからつなげても60% 程度にしかならないのでクリア不可。やはりここでゲージを残せなければクリアは認められない。 その他も4打ち+16分が増えたので要所要所で削られるだろう。

"BOSSA LOUNGE" Comment te dire adieu / Orange Lounge
 元は「Retrospective Song」という曲名だったが、この曲自体が既存の曲であり、版権などの 問題もあったことから、ゲーム中でも原曲の名前が用いられるようになった(ムービーの最後に 出てくる曲名は、前のままだが……)。「Mobo★Moga」と似た雰囲気でハープシコードがメイン メロディ、繰り返し流れるのはオルゴールが回っているような感じがする。歌だけでなく、 声をオブジェに割り当てているところでは高音・低音2つの声パートのコーラスも聴きどころ。
 テンポが速いが譜面は8分構成、判定も甘いのでスコアもとりやすく、AAAがでやすい曲。 Another7は同時押しが増えるが、特に難しい配置はない、と思う……DoubleはAnother7よりも オブジェが多く、後半間に入ってくるスクラッチに気をつけねばならない。

"HYPER TRANCE EURO BEAT" DIVE 〜INTO YOUR HEART〜 / NAOKI feat. PAULA TERRY
 DDRにてNAOKIプロデュースのユニット「Be for U」が日本語の歌詞で歌っていたのが原曲だが、 IIDXに移植する際に、こちらではおなじみのPAULA TERRYが英語で歌うバージョンに変えられた。 こちらに慣れているからか、このバージョン変更はいろんな意味で成功だったのかもしれない が……ジャンルに入っている"TRANCE"をつける意味はなかったような気もする。
 譜面は4打ちキック+2・4拍のクラップがメインとオーソドックスだが、フレーズ最後の キック16分連打がよく出てくる。またスクラッチもリズムの取りにくい場所にあるのでつなぎ難い。 曲のラストの2小節も気を抜くと連打数を間違えてゲージを落としてしまうことも。Anotherは16分 ドラムロールが目立ち、さらにそこに+αでオブジェが置かれてたりしていて局所的にゲージが 減りやすい。Normalと大差ない部分で回復できるかがポイントとなる。

"CELTIC" Doigts de Fatima -ファティマの掌- / Osamu Kubota featuring Sizzle Ohtaka
 ファティマとは、イスラム教の預言者ムハンマドの娘の名前。ちなみに「聖母マリアの啓示を 受けたとされるポルトガルの村」も同名だが、宗教が全然違うので混同しないように。曲調は 神秘的で、sanctusや1989に似ているところがあるが、大きく違うのはボーカルが久保田氏本人では なく女声というところ。高音で妖しく歌い上げている。
 レベルの割にテンポがとても速いのでHSはかけないか、HS1程度に留めるべき。いきなり16小節が 空白で、小節線がものすごい速さで落ちているように見えるが、4分の3拍子なのとBGMの ストリングスが遅れて聞こえるせいもある。配置は黒鍵中心、聞こえづらいドラムを叩くので リズムが取りづらいかもしれない。6th登場時は、新曲でもEXPERTコースに組み込まれなかった 曲だが、7thでは曲ごとにだんだんbpmが上がって行く「MAXコース」の4曲目になっているので、 急に難易度が下がって拍子抜けする。

"JAZZ ARGENTINO" Five Regrets / Osamu Kubota
 どこかで「五線譜」という意味と書かれていたが、辞書で調べる限りでは見当たらなかった。 とにかく直訳すると「5つの後悔」。序盤はアコーディオンのような音色の古風な感じがする 5拍子の曲なのだが、途中のアルペジオの滝で3拍子、その後オーケストラ風になって5拍子に戻り、 終盤のベースとドラムが入るところで4拍子になるという変拍子な曲。それでいて不自然に 聞こえないからさすがと言えよう。ムービーは赤い模様が様々に変わるというもの。それだけでは さすがにというので登場させたトランは余計に浮いているのでは。
 PrestoやVienna系統の階段譜面なのだが、ピアノを弾くのではないのが特徴。後半は密度が 上がるうえにスクラッチも混ざってくるのでなかなか繋げにくい。Prestoよりもテンポが速いので 階段が苦手な人はできるだけ早め早めに叩くことを心がけよう。ちなみに7keyのオブジェ 数は573である。

"TRANCE" Flowtation(Original Mix) / Vincent de Moor
 序盤はパーカッションの音が目立つ。それでもシンセ音が増え、低音の8分が入って くると思いきやパーカッションはフェードアウト、そのうち高音で16分シンセが入り、 再びパーカッションやドラムが増える。終盤は似たようなフレーズの繰り返しだが最後に さらに高音の16分シンセが増える。
 曲は単調だが譜面では8小節ごとに叩かせるパートを変えているのでいろんな配置が 出てくる。しかし8分配置が多いのでオブジェ数の割には簡単な方?最後の4打ち+16分 シンセができればの話だが。14keyは最後の16分を片手で弾かねばならないので最後だけ 難しく感じる。

"TRANCE" Fly Away(Instrumental) / Vincent de Moor
 短いイントロの後、曲は2パートに分かれる。1つ目は、規則正しいドラムのリズムに、 ストリングスのメインメロディ、そしてシンセのベースライン。2つ目はシンセがメロディに なるのだが、ドラムが無いパターンや4打ちパターン、あるいは不規則なキックとシンセだけ、 と多少違いはあるが、フレーズの最後は決まって16分で降りていくアルペジオになっている。 "Instrumental"ということで歌詞が無いバージョンの収録だが、Originalでも"Fly Away"としか 言ってなかったような記憶があるのだが……
 展開的にも似た譜面が続くので、最後の4打ち+シンセメロディで減らないようにできれば クリアの目安。16分階段も完璧に繋げられるようにしておきたいが。ラスト前にある不規則 キック(といってもパターンだが)はシンセとのズレを正しく叩かないとGoodが多くでる。 Anotherは最後の8小節はほとんど同じなものの、その前の不規則キック、シンセ音を全部 叩かせるので大きく減らなければ。

"TRANCE" fly through the night / Mr.T
 TRANCEといえばうねったシンセ音だが、この曲のシンセのうねり方はTRANCEというよりも TECHNOっぽい気がする。それでも澄んだピアノのメロディがTRANCEらしくしているのは 効果的である。その他の音ならハイハットとスネアロールが目立つ。そのせいで難易度が 上がっているのだが……
 譜面で注意するところはピアノ階段とスネアロール。前者は、NormalはともかくAnotherだと ドラムパートを叩きつつ階段も、という配置なのですばやい指の動きが必要。後者は 曲の途中でなら他のオブジェがあろうがあとで回復できるのだが、曲の最後のロールでは 落とせない。しかもピアノ音が1個あるだけでリズムを崩されやすいので、ここだけで落ちる人は そのピアノ音のオブジェを捨ててみてはどうだろうか。

"DANCE POP" Free Style / Shapes
 作曲者はUcchie(Mr.T)で、5th styleのネームエントリーの曲を元に作られたらしい。 シャッフルのリズムでオシャレなピアノインスト曲、としようとしたところをdj TAKAの 意向により男性ボーカル曲となった。日本語ボーカルで歌いだしが「齷齪(あくせく)」と 普段使わないが響きが面白い言葉なせいか、歌詞をなんとなく覚えてしまいやすいだろう。
 全体的に跳ねたリズムで、トリルがBADハマりしやすい。小節線の24分手前に配置されている シンコペーションな箇所でリズムを崩されないよう気をつけよう。ラストの連続スクラッチも 何気に上手く取れない箇所だ。ANOTHERはそれほどオブジェは増えておらず難易度も控えめ だが、24分同色階段だったところが若干取りづらい配置になっている。ちなみにDP NORMALとHYPERは同じ難易度とされているが、24分>字のあるなしでNORMALは1段階低くても いいと思われる。

"TRANCE" Frozen Ray(original mix) / dj TAKA
 KEYBOARD MANIA 3rd MIXからの移植曲で、IIDX 6thでは隠し曲だった。KEYBOARD MANIAとは 音源が異なり、KMではリバーブがかかっているがIIDXでは澄んで聞こえる。またIIDXでは エンディング部分が追加されている。主旋律・伴奏はシンセとピアノのみで構成されており、 シンプルだが美しい曲。ただピアノの一部では不協和音に聞こえる所もあるのは、メロディが 聞き取りやすいせいか。
 KMではなかった4つ打ちを叩かせるのがやっかい。8小節ごとにメロディラインと合わせて トリルがやってくる。特にラストは微妙にズレた16分3連階段の繰り返しと一緒となり、 ラス殺しと言えよう。ANOTHERは中盤のピアノ16分ラッシュにキック音が追加されているだけ、 あと微妙にオブジェのライン変更と、HYPERとほとんど変わらず。DPもHYPERとANOTHERで大差なく、 分割されているだけにSPよりラストは簡単だが、右側に1+Sという無理スクラッチが何度か 現れる。

"DRUM'N'BASS" G2 / Aya
 "Real"に続くAYAのドラムン。ドラムはそれぞれ1種類のバスドラとスネアが同じパターンを 刻み、それに4打ちでハットが入るというシンプルな作り。加えてベースもフィルターがかかって いるものの音階でみると2小節の繰り返し。それでも雰囲気が出ているのはサスペンスのような 不協和音のストリングスと、中盤のベースが変化する部分のおかげだろうか。ムービーは、トランの 超能力を抽出しようとして作り出されたクローントランが逃げ出した、というもの。ぼかしている 度合いが違うものの、これも同じシーンを何度も繰り返している。
 その中盤と終盤に出てくるフィルターのかかった「チキチキ」なる音もアクセントだが、 これが難易度を上げている大元である。特にラストはスネアが入るので片手で刻まねばならず あまり指先に力を入れるとすぐに疲れてしまう。それはAnotherの方がもっと顕著で、ドラムを ほとんど全部左で叩くので最後の方は感覚がなくなること必至。曲の初めのうちは力を抜いて 叩くようにしよう。14keyは7keyより簡単になるが、Another14は……

"HYPER TECHNO" JUST DO IT / NIKI
 "Real Love"と混同しやすい版権HYPER TECHNO。こちらは声ネタがあると覚えていればよい。 武○士のような「Let's Go!」と連続スクラッチの「ホホホホゥ!」(笑)同じ譜面の繰り返しが 多いが8分・16分混ざりに4打ちがメインなのでオブジェ数は多く、同じ★6の中でも トップクラスである。というわけで疲れるだろうが、テンポは速くないので力まずに 捌けばそれほど難しいものでもない。

"TRANCE" L'amour et la liberté / NAOKI underground
 タイトルの最後は、実際はeの上に'である。"INSERTiON"に続くunderground名義のTRANCE曲だが、 前作がシンセメインだったのに対しこちらはピアノソロが印象的。さらにボーカルも入っていて、 タイトルからもわかるようにフランス語の歌詞。訳するのは面倒だが、確か平和を願う内容の 曲だったと思う。
 2度あるピアノ階段地帯(bpmが下がるが、ほんの少しだけ)がどれだけできるかが まずクリアの第一条件。そして最後の4打ち+スネア滝でミスを少なくできるかにかかっている。 逆にいえば他の部分はそれほど対した難易度ではない。クラップが不規則になってるところで ミスを多く出してしまえばかっこ悪いが。

"LOUNGE POP" Linus / LEGO STUDIO
 LOUNGEと付くとゆったりした印象を受けるが、これはLOUNGE POPなのでまた別物。全く正反対で アップテンポで楽しい、HAPPY HARDCOREにも通ずる曲調である。Linusとは10th収録の「Lucy」 もwac作曲というところから、「ピーナッツ」に登場するルーシーの弟、ライナスが由来だろう。 もしかしたらパンタグラフ(5thの時に隠し曲であるのではと噂になったデマ曲名)になっていた かも知れなかったらしい。
 とにかく早いので難易度もそれ相応。そして8分メインながら同時押しも多く、ドラムロールや 階段で16分が多発。さらに5つ同時押しの連続など★7とはいえ高難度、☆7禁にしてもいい くらいだと私は思うほどだが……Anotherは当然オブジェが増え、なんとか粘っても最後の塊で 落とすという感じの難関譜面。曲はすきなのだがあまり選曲したくない曲の1つである……
 ムービーはSWEET LABに出てきたフクロウと、なぜかポップンミュージックの筐体、 そしてキーボードマニアのキャラが3Dで大暴れするというこちらも楽しい映像。同時押しの 部分で筐体に負けじとフクロウも巨大化するのは見物だがプレイヤーは見る余裕はない だろうな……この曲はポップン8に移植され、担当キャラは当然のようにフクロウであった。 そのときにフクロウの生みの親(本当はその祖母)shiro氏と、白いフクロウということから 「しろろ」と名づけられた。

"HAPPY HARDCORE" LOVE IS DREAMINESS / L.E.D.-G VS GUHROOVY
 家庭用5thで初登場・AC6thに移植の、"starmine"以来のHAPPY HARDCORE。starmineのシンセ メロディが高音メインだったのに対して、こちらはやや低い音程と感じられる。しかしこちらは ボーカル付きで、それが高音域なので明るさは保たれている。ピアノもあるが8分アルペジオの 伴奏程度。ドラムパートはというとバスドラはお約束だが、ハット類はブレイクビーツらしく なっていて細かいグルーヴを作り出している。
 テンポが速いだけあって8分メイン、判定も甘いので高得点が狙える。ただバスドラは単純に 4打ちではなくリズム変化がややこしいので見てないとPOORを出してしまう。あとスクラッチが 正拍だけにだがやや多めで、一部鍵盤が多目のところにも配置されているのでそこでコンボが 切れる可能性も。オブジェが多い曲なので力んで叩いて疲れないように。
 家庭用IIDX REDでの「ErAseRmoToR maXimUM→eRAseRmOToRpHAntOM」のサプライズもあってか、 次回作のHAPPY SKYでは同様の新曲ANOTHERが追加され収録されるのではと予想した人も多いだろう。 その期待に応えてか、HAPPY SKYのイメージにもぴったりのこの曲が再収録、ANOTHERは 「LOVELY STORM -LOVE IS DREAMINESS RE-INTERPRETATION-」という長いサブタイトル。 原曲とbpmは同じだが、ボーカルが無くなってシンセでのメロディを強調したバージョンと なっている。前半には16分混じりのシンセパートがあるが、基本は8分刻みになっている。 なのでeRAseRmOToRpHAntOMほど難しくなく上達すればクリアも安定しやすい譜面。ちなみに 隠しANOTHERではなく最初からFREEで選択できる。

"TWO STEP" M-02stp.ver.1.01 / Shoichiro Hirata
 "Give Me A Sign"に続く、平田氏のTWO STEP。こちらはうってかわってやや暗めの展開で、派手さは ないもののその分パーカッション系が目立つ。跳ね返るようなバスドラも耳に残りやすい。しかし 曲全体はといえば……タイトルのややこしさもあってかそれほど覚えられていないのが現状だ。
 TWO STEP特有の細かいリズム刻みでズレが多く見られるが、判定は甘めなのであとは スクラッチに気をつけるくらい。14keyはAnother7よりもオブジェが多く、Another14は1100を 超えるオブジェの嵐で、7keyが★6とは思えないほどの譜面。ある音全部叩かせるつもり なのだろうか。

"TECHNO" NEMESIS / D.J.SETUP
 D.J.SETUPは5鍵beatmaniaでのdj TAKAのテクノ曲名義であり、1曲目・GUILTYに続く 同名義曲でIIDXでは初となる曲。。なんといっても前半終了後の「無音地帯」が特徴で、 響き渡るシンセ音と、直後の激しい展開は独特。変化していくシンセ音や複数のハイハット、 パートの最後をしめるドラムロールなどこの曲を語ると多くのことが出てくる。
 HYPERは16分隣接配置のところで指を引っ掛けるようないやらしい配置が多い。無音地帯を抜けた 終盤も片側に寄ったような配置で指使いに悩むところ。ラストのトリルは同時押しで切り抜け よう。ANOTHERは前半スクラッチなどが増えいたるところでミスが発生しやすくなる。そして終盤 には高密度で同じパターンの繰り返しが7小節あり、ここがクリアの鍵となる。DP ANOTHERだと これがそのまま左手にやってくる極悪譜面。DP HYPERは難易度は抑えられているが、無理スクラッチ が頻出する。

"SUPER EUROBEAT" NIGHT OF FIRE / NIKO
 紹介するまでもなく皆がよく知っている、パラパラ初期の名曲。サビで「NIGHT OF FIRE!」と 叫ぶのと、16分のめまぐるしいメロディパートが人気の秘訣か。何度も出てくる16分のメロディ パートが難易度の全てといっていいだろう。ここが出来なければ★7程度の難易度なのでは、 と思う人も。歌の部分はボーカルの音階に楽器を重ねているのを叩かせるのは面白いが、 8分ばかりなので同時押しに長けていれば易しめ。Another7は一番難しいところにバスドラ+ スクラッチにシンバルが増え、しかもパートの最後が一番密度があるので、曲の最後で 一気に落ちる可能性大、クリアが難しい曲となる。

"SUPER EUROBEAT" PARAPARA PARADISE / DOMINO
 AVEXから発売されているパラパラ振り付けビデオのタイトルと同名だが、同じくこの名が 冠せられたパラパラシミュレーションゲームにはこの曲は収録されてない。しかし曲はやはり 全てがパラパラを意識した構成をしている。ユーロ調のシンセ音メロディや、スクラッチに 割り当てられている掛け声、それに高音の細かく流れるような音などがそれだ。
 譜面としては、やはり最初と最後のシンセメロディができるかでクリアが決まる。 縦連打も繋げるのが難しいが、特に最後の32分階段はすべらせるように弾く以外にどうやって 繋げるのかと思うくらい。中盤では掛け声のスクラッチが入るタイミングが鍵盤に惑わされて コンボが切れるとか、サビ前の鍵盤連打→同時押しの配置もいやらしい。

"HYPER TECHNO" REAL LOVE / MAZIK K.
 "JUST DO IT"と混同しやすい版権HYPER TECHNO。こちらは16分のうねったシンセで始まり、 一応オケヒがメインメロディとなっている模様。ピアノも入っているがあくまでも伴奏で、16分 連打かと思いきや休符だったり32分だったりするスネアロールもアクセントをつけている。
 ★6(Another除く)の中では一番オブジェが多いのではないだろうか。16分が多く 密度は濃いが、繰り返しのパターンが多いので★7ほどとはならないのだろう。 しかし疲れる曲である。

"SUPER EUROBEAT" ROMEO&JULIET / LOLITA
 悲しい物語の小説のタイトルとは裏腹に、楽しいシンセメロディが流れる。ムービーが 青とピンクのクマというのも楽しさを増しているが。ボーカルの入る中盤は他のEUROBEATと 大差は無いものの、途中でドラムの連打が入るところは特徴付けられている。それでもやはり 序盤と最後にあるシンセのフレーズが一番印象に残るのだが。
 この曲はなんといってもAnotherのシンセ乱打部分、4打ちが入るだけではなく2小節ごとに ドラム連打+シンセの2重連打(2つ同時押し連打)が難易度の全てで、中盤は同時押しが 多いもののまだ回復地帯。特にラスト前の8小節は連打が縦になっているので、この配置が 最後の8小節までそうなっていたら、もっとクリアできなくなっていたであろう。 この辺の考慮はしていてくれて多少は助かったという感じか。

"ROTTERDAM TECHNO" rottel-da-sun / sampling masters MEGA
 同作曲者の曲に"rotten-da-moon"というROTTERDAMの曲があるらしいが、その兄弟曲という ことになる。ほとんど音階を無視した音と声の集合だが、逆に耳に残りやすく愉快な曲となる。 この曲では特に声ネタ、そしてスクラッチ音をふんだんに取り入れて曲を特徴付けている。
 高速なので譜面もともかくその速さに追いつけるかが攻略のポイント。またスクラッチも 多めなので鍵盤との同時配置をうまく裁けるか。Anotherは同時押しがどっと増え、 "Everybody-body-body..."の声が4分でずっとスクラッチ、さらに鍵盤は最大5つ同時押しが 出てくるようなオブジェの密度、というところと、終盤にもスクラッチ音のところに鍵盤が増えて クリアを阻む。それ以上に阻むのが、カツラをかぶって踊りまくるスタッフ出演のムービー だろう(笑)

"NOISY" route 80s / sampling masters MEGA
 ジャンル通り、音割れ寸前までボリュームを上げているような聞こえ方をするそれぞれの音、 やけに響き渡るメインメロディ(オケヒ?)、なんと言っているのかわかりにくいがとにかく 叫んでる声(始めのは"Attention〜"といっているらしいけど)。キレイな音楽じゃないけど、 こういう「ダサカッコイイ」曲というのも1曲くらいあっても楽しいと思う。これっきりで 結構とも思えるのだが……
 スクラッチ音があるだけに配置もスクラッチが多彩、しかもほとんど鍵盤と同時+鍵盤の間と いうミスを誘いやすい配置。鍵盤だけでもやけに同時押しが多く、ある音全部弾かせてるの ではと思わせるほどだ。冒頭のフレーズはラストにも出てくるが、交互連打・縦連打のあと スクラッチ+鍵盤の6連を上手くつなげないと大幅にゲージ減らしてしまう箇所。最後の キメの配置は新しく面白いとは思うのだが。

"GOTH" Silhoette of My Mind / ReR
 "Prince on a star"のと同じ作曲者が作ったらしい曲で、やはりどこか神秘的という共通点は ある。ジャンル名GOTHは、Gothic(ゴシック・中世風の)からきた言葉か。ベースはロックみたいな 図太さなのに、他の音は高音が多くおとなしい。それでいて違和感がないのが流石だ。難易度と しては8分が多く★3でもいい感じもするが、1箇所16分交互が2小節ある上、白鍵黒鍵隣り 合った配置なのでやや叩きづらいと思われる。スコアを狙うにも、ここで光らせられるかが 一番のカギとなるだろう。

"EPIC TRANCE" SOMETHING WONDERFUL / L.E.D.
 イントロはメジャーコード調のTRANCE曲に聞こえるが、途端に静かになってギターソロの メロディだけが響き渡る。その後広い空間を持たせたような音響になり(EPICには壮大という 意味があるが、まさにその感じ)、そして一気に激しくなる、動・静・動の展開である。
 譜面の濃さも曲調に比例するのだが、序盤は3連階段が微妙に変化するのを上手く繋げられるか、 中盤はメロディを覚えていないと気を抜いてるところに微妙なズレで降ってくる。そして終盤は 交互だったり4打ち+メロディだったりと多彩な譜面が振ってきてタイミングをよく見極めねば ならないなど、1曲でいろんな配置が楽しめる曲でもある。家庭用でつけられたAnotherは ボーカルが付いたものだが、配置が変わっただけでオブジェ数は同じ。14keyは普通の★7だが 終盤だけで☆禁相当の高難度であり、6thのLEDコース1曲目にあるのでこれだけで100% もっていかれることもあるほど。

"TRIP HOP" Summer Vacation(CU MIX) / OutPhase
 6thの新曲ではTaQ名義の曲は1曲も無いが、dj TAKAとの合作であるこの曲をOutPhaseとして 発表している。7thで復活していることもあり、TaQ氏の夏休みといったところだろうか。 トリップホップは今ではエレクトロニカと呼ばれているジャンルで、ギター音が心地よい ながらもメインは変化のあるシンセ音となっている。ムービーは夏の浜辺をイメージした 曲名にマッチした風景もので、"Blueberry Stream"の続き物になっているらしい。
 メロディ系は16分、パーカッション系は跳ねとリズムが混合しており、ズレが目立っている。 中盤の対称2重トリル→32分階段は焦るが、テンポは遅めなので落ち着こう。DPはSPよりも オブジェ数がかなり増えており、両手とも16分のフレーズを弾かされるかなりの高難度。 特に終盤の左7小節が高密度で難しい。そこを抜けても縦連打の繰り返しに注意だ。ちなみにDP NORMALでも★9あり、7thでは段位認定九段に位置していたほどだが、今となってはさすがに 過大評価か。

"INSTRUMENTAL" Take It Easy / Aya
 6th登場時は隠し曲で、「HARDで3曲クリア後、EXTRA STAGEでHARDでRANDOM SELECT」が 出現条件だった。音数は少なく、シンセとオルガン、ドラムパートのそれぞれがよく聴こえる。 曲名の通り気楽に作られた曲と思われるが、音色やフレーズがコミカルでなんとなく 耳に残りやすい。メロディは出力アニメのヘッドホンお坊さんのせいもあってか、 インド風のイメージになる。
 冒頭と後半に出てくる、1小節に18オブジェの変則トリルが怖いが、後はほとんど8分 同時押し譜面。とはいえbpm200超と速いのでかなり素早く手を動かさねばならない。後半トリル 抜けたところのスクラッチが絡むところが体力的にも一番厳しい箇所か。ANOTHERはあまり オブジェは増えていないのだが、ラストに7鍵を軸としたラス殺しが控えている。DPも終盤に 白鍵のラッシュがあり、後に左側が来るので左手が弱いとかなり難しくなる。

"ALL MIX" VJ ARMY / good-cool
 通常は曲ができてからムービーを制作する工程だが、この曲では4人のVJ(shiro・HES・GOLI・GYO)に より自由なムービーを付け、それを繋いだものに合わせて曲を制作するという面白い試みが なされている。よって曲も、TECHNO→TRANCE→DRUM'N'BASS→2STEPと曲調が変わっていく。 ムービーにマッチした曲作りもさることながら、いろんなジャンルの曲を作り出せるgood-cool氏の 手腕もうかがえる。ムービーに合わせた効果音にも耳を澄ませよう。
 bpmは141→145→160→135と変化する。HS・SUDDEN+調整は、160に合わせて最後の遅めの地帯を 我慢するか、140台に合わせて速めの地帯を乗り切るか。譜面は第3パートまでは交互乱打・トリル の配置が多く見られるが、bpm160地帯では16分縦連打で繋ぐのが難しい。最後のパートは跳ねた リズムで、スクラッチにからむ鍵盤の変則的な配置が運指を悩ませる。2連打が多いのも注意 しよう。ANOTHERではほぼ終盤のみが難化している。DP ANOTHERなどもラスゲーだ。

"DISCO" Wow Wow 70's / sampling masters AYA
 70年代当時はこういう感じの曲がディスコで流れていたのだろう。ドラム系統の中でも ハンドクラップ(手拍子)と8分3連のタムロールが目立ち、「Good Boy!」の声が何度も出てくる のが特徴。中盤のピアノも違和感が無いが、ちょっと不協和音に聞こえるのは気のせい?
 譜面は、簡単なところと難しいところの差が大きく、難しいところでは細かい階段が多い。 特にラストはタムロール3連×3から2つ同時押しの16分4連+スクラッチなので、 ここだけで落ちる可能性有り。Anotherも途中は増えるものの、やはりラストが出来るかどうかに かかるだろう。オブジェ2つ増えてるし。
 ムービーは、"IIDX"のアフロのかつらから発展して、アフロビームで世界中をアフロにするという もの。動物から野菜、建物からIIDXのキャラ(タルト・タフィ・しろろ等。このムービーを作った のはshiroだから)までアフロになる始末。70年代にはアフロが流行っていたということだろうか。 このタイトルはサンマスつながりで"route 80s"とかけているのだろうか。

"RAVE" Y31 / tiger YAMATO
 tiger YAMATOのRシリーズに続くYシリーズのRAVE……といっても8th時点でこのY31しかないのでは あるが。テンポは速めで、シンセベースとピアノが目立つところはR5に近いところがあるものの、 どことなく中華風に聞こえるのはやはりムービーのせいか。オケヒがメインメロディとなっている のだが、8拍ほどの繰り返しになっていることが多い。そして変化があるところではなぜか 7/4(3/4+4/4)拍子になっていて、聞きなれるまでリズムが取りにくいかも。
 譜面はブレイクビーツなドラムを叩く時は16分が出てくるが、その他はだいたい8分の 同時押しが続く。声が割り当てられているスクラッチは微妙なズレで鍵盤と鍵盤の間に あることが多いので惑わされないことが重要。Anotherは終盤のピアノ階段の同時押しなどが 増えてかなり難易度が上がるが、R5(A)までは難しくない。
 ムービーはR壱萬に続いて虎大和。しかも「狂騒天使(ファンが名づけた)」といって5人に 増えているが、格好は同じで色が違うだけである。手の指がそれぞれ「3」と「1」を表して いるのは、言われないと気づかないかも?

"SUPER EUROBEAT" YESTERDAY / CHERRY
 これも人気の有る版権曲。テンポの割にゆったりとした感じのあるボーカルが耳になじみ やすいのと、適度な難易度のおかげだろう。1曲目に選べるというのも強みか。序盤だけリズム 取りにくかったりスクラッチ多かったりと難易度高めだが、その後は8分構成なのでスコアも 狙いやすい。Anotherはラストが例によってバスドラの連打になっているので落ちやすい部分。 逆にいえばそこだけな気もしないでもないが。
 6th登場当時は専用ムービー+出力アニメ(セリカ&エリカ)という、初代を髣髴させる 贅沢なもの。まあムービーは汎用と見分けがつかない程度だし、そのうち汎用になるん だろうが(8thでは汎用だし)。

"SOUL" こっちを向いてよ / vivi
 選曲画面の丸文字が特徴的な曲名。2nd styleのBad boyと同じボーカルの方で、作曲者はBad boy(上野圭市)とは異なりdj TAKAである。タイトルからわかるようにこの曲も日本語歌詞 なのでイメージを受け取りやすい。SOULというジャンルだが、跳ねたリズムでテンポが 速めの軽快な曲調になっている。出力アニメにはGOLIの女性キャラがかわいく描かれて いた……がいつの間にか出なくなってしまった。
 跳ねたリズムによるドラムロールのトリルが何度も現れる。ラストにもあるのでこれだけで ゲージを落とさないようにまずは努力しよう。同色配置が多めなのでズレは多いが押しやす め。ANOTHERはHYPERにちょっとずつオブジェが追加されただけで難所が強化されたわけでも ないので、クリア難度はHYPERと同等か。DPは局所的には片手でSP HYPER並みの配置を捌くことに なる。DP ANOTHERだとSP ANOTHERよりも難しい箇所が何度も現れるほど。

"NU-NRG" 電人イェーガーのテーマ (Theme of DENJIN J) / L.E.D.
 家庭用5th初登場、AC6thに収録。曲名はフィーリングで決めたらしく、特撮モノの要素もない。 細かい低めのシンセリフと細かくサンプリングした声ネタなどが特徴なNU-NRGトラックなのだが、 曲名のイメージから作られたムービーが強烈な印象を与えている。胸にJと書いた赤い巨大 ロボットが動き回る手書きアニメで、反対向きになるとJもひっくり返るのはご愛嬌。
 16分交互打ちがほとんど。スクラッチが小節頭にあることが多いので、近い鍵盤と同じ手で 取れると楽になる。中盤から後半にかけて、縦2連打が所々にありミスが出やすい。ラストに 終わったと見せかけてまだ続くという展開があるので忘れずに。家庭用のみのANOTHERは配置・難易度 ともあまり変化なし。DPは1小節は左だけ、次の1小節は右だけなど偏りすぎな配置で 片手力がとても必要である。完全に片側を両手で叩く「引越し」ができる箇所を覚えるとクリア しやすくなるか。

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