IIDX RED


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RENAISSANCEAAD.J.Amuro ★★★★★★★★1541P & 2P
 7th style「A」以来となるD.J.Amuroの新曲。ジャンル・曲名からして続編とわかるが、 後半からテンポアップしてドラムンベース調になるということはなく、4打ちがメインで リズムはシンプルである。冒頭からストリングスのアルペジオだが、以降はピアノのメロディに シンセ音のアルペジオが前に出てくる。ピアノの物悲しい旋律は耳に残りやすいだろう。 フレーズ終わりのタム音が何か「変さ」があって面白くもあり違和感もあるのだが。
 7KEYS・NOTE数記録更新の1386。4打ち+16分アルペジオ+メロディが毎小節詰め込まれている 感じで、体力もさることながら鍵盤の見極め力も必要。スクラッチが少ないのが救いで、 指固定で階段を綺麗に弾けるかが問われる。解禁後のANOTHER7は1834という途方も無いNOTE数で、 quasar(A)の1番の難所がずっと続くような密度がある。一番の難所は中盤の2重階段地帯 だろうが、ラスト殺しというわけではないのでクリア安定はしやすいだろう。そのクリア するまでが大変ではあるが……
 14KEYSはNo.13のようにNOTE数が少なくなってSPよりは簡単だが、ANO14は蠍火をおさえて これもDP最多NOTE数。

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HAPPY HARDCOREAGEHARyu☆ ★★★★★★★☆1801P & 2P
 Ryu☆お得意のハピコアが隠し曲として今回も登場。starmineのようにキャッチーな シンセフレーズが繰り返されるのだが、どこか和風な音階なのがタイトルの由来か。 ストリングスのパートも春の暖かさのイメージでちょうちょが飛んできそうな感じを受ける。 ただ中盤のサイケデリックな展開はまだしも、男性の声ネタが繰り返し使われてるのに ちょっと違和感が……「ティーンティーン」聞こえるのでちょっと笑ってしまうのだが。
 メインフレーズでは4打ち+メロディ……よりも、メロディ2重階段の方が重要。特に ラストはスクラッチも加わるので、鍵盤を片手で処理するという点でstarmineに似た譜面と いえる。他にも16分の同色階段が長く続くパートでゲージを保つのも大事。ANOTHERは前半に バスドラ等が増えるくらいで、後半の難易度はNormalとほとんど変わらない。14KEYSが★6に なっているが、どうもスタッフは同色階段の難度を低く見積もっている気がする。NotesはSPより 減っているとはいえ、bpm180ということを考慮してもらいたい。

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PSYCHEDELIC GOA TRANCEANDROMEDA Sota Fujimori★★★★★★★☆150 1P only
 PSYCHEDELIC GOA TRANCEというと(L.E.D.曲のような)怪しい感じのする曲が多いように思えるが、 この曲は初めはそんな風でも展開が進むにつれてなんだか明るい曲調になっていく。シンセ音が ピコピコしていてTECHNO POPっぽいところもあるからだろうか。その分一般受けしやすそうな 気はする。TRANCEなので4打ち+裏打ちハットはお約束だが、やけにクラップ音が激しく響く。 後半から繰り返しが多いから曲が長く感じられ、実際2分を超えるビーマニでは長い曲だが 飽きのこない名曲だ。
 曲が長いこともあって7KEYSは★7でもNOTE数1000近くある。基本は単音16分がちりばめられて いる乱打譜面で、たまにある小階段が曲者。終盤はVJ ARMYの2番目を思い出させるような 交互連打が延々と続き、ラストは階段で締め。この交互地帯が得意か不得意かで感じる難易度の 差が大きく変わってくる。解禁後のANOTHER7はバスドラとクラップを無理矢理詰め込んだ譜面で、 それだけならまだしも終盤〜ラストに16分の乱打が2重に配置されているなど意味不明な部分が。 バスドラ+クラップを片手で、もう片手は交互をさばくようになるので、交互がずれてBAD連発と ならないように心がけることが大事か。
 ムービーはシリーズもの「CORE ARENA」第2弾……といっても赤と六角形しかイメージが なかったり。

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TRANCEawakeningAKIRA YAMAOKA ★★★★★★★☆1431P & 2P
 イビザ3部作、といいつつまたもイビザトランス。別シリーズだろうか?相変わらずボーカルが 聞き取りづらい声なのだが、BGMが静か目な分まだ聞き取りやすい方だろうか。特に静かになる サビに入る前の「目覚めよ」が一番わかりやすいが、これがタイトルの由来だろう。全体としては 16分の細かいシンセ音のトレモロとドラムロールがよく使われている。
 譜面はかなり特異だが、あまり好まれそうなものではなさそう。前奏とラストの16分同色階段 っぽい部分はシンセの細かい音なので何を弾いているかわかりづらいし、Aメロは16分交互 ばかり。特にドラムロールの16分→24分→32分を階段状に配置しているのは何を狙っているのか。 ANOTHERにすると前奏・ラストの16分地帯に4打ちと裏打ちが重なったように加えられ、 音の違う2連打を叩かされたりと意味不明だ。DPの方がまだ綺麗に分かれているが、 それでも片手階段はなかなかの難度があるぞ。

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TRIBAL LOUNGEBack to the Dance FloorDJ SIMON★★★★★☆☆☆1261P only
 あのDJ SIMONが帰ってきた!というのが曲名から伝わってくる(是非次回作でも曲提供を してもらいたいものだ)。パーカッションに使われる音がTRIBALっぽいというだろうが、 4打ちかと思いきや4拍目が16分早いというリズムがメインとなっていて変則的に感じる。 全体としては繰り返しが多い……ほぼ同じ16小節を繰り返すなど大胆とは思わないだろうか。 ただその分メインフレーズとなるメロディは耳に残りやすい。耳に残りやすいといえば、 SIMON曲で使われる「ビヨーン」SEがこの曲でも使われていて笑いを誘う。
 SIMONのもう一つの顔である「ソフラン」はこの曲にはなく、7KEYS・14KEYSともに易しめの 難度。鍵盤にからむスクラッチがやや多いのが注意点か。しかしANOTHER7はNOTE数が1000を 超える過密度譜面。同時押し+スクラッチもさることながら、同時押しと同時押しの間にある スクラッチもかなり取りづらいものがある。

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HARD DANCEBe quietRyu☆ ★★★★★★★★1501P & 2P
 Ryu☆といえばキャッチーなメロディ作りの曲ばかりという印象があるが、この曲に関しては 一転して硬派な単音連打が主音となっている。そのせいかなんとなくInnocent Wallsを 思い出してしまうのだが……バスドラが32分や64分になるのはお約束。そのせいで曲全体を 通してうるさい感じがするのだが、これは他の音を黙らせるための「Be quiet」なの だろうか(曲名の本当の意味は公式ページにあるが)。女性の声で「Be quiet」と言うその 2回目は残響が入っていてちょっと怖い。
 単音連打といっても縦連打に配置されている部分は極少数で、ほとんどは適度に散らされていて 叩きやすい配置。2つ同時押し連打も同色同時押しが多くで押しやすいのだが、リズムが微妙に 変わっているので惑わされやすい。ANOTHERは前半に鍵盤がいっぱい追加されているが、 中盤で回復できる。終盤は2つ同時押し地帯にバスドラが加わって(A)の後半みたく なっていたり、両側8分で叩きながら真ん中でくの字に16分階段、ラストはやはりくの字で 隣接同時押し階段など、見たことない配置のオンパレードだ。

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HAPPYbelieve...?Nao Nakamura ★★★★★★☆☆1351P only
 HAPPYと聞いて初めOne More LovelyかLOGICAL DASHかと想像してたのだが(ビーマニでは そのくらいしかHAPPYないからな……4打ち曲とは知っていたが)、開いてみれば確かに明るい 曲調といえばそうだが、シンセパッドに重ねてる女声コーラスと裏打ちで不協和音ぽい シンセベースなど、不思議な雰囲気を醸し出す1曲。ブレイク前やラストのベル音が沖縄的な 旋律だ。全体を通して変化があまりないので飽きられやすい曲かもしれない。
 前半は4打ち+裏でピコピコ鳴ってる細かい音を叩かされる譜面。女声コーラスがスクラッチに 割り当てられているあ、それよりも4小節ごとに現れるドラムロールスクラッチはちょっと いただけない。終盤は8分だけになって回復地帯となるが、やはりスクラッチに気をつけよう。 ANOTHERは全体的にオブジェが増えるが、スクラッチの小節が特に難しくなっている。

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TRANCEBLOCKSSPARKER ★★★★★★★☆1411P & 2P
 解禁前にはSP段位認定三段でのみPLAYできたという曲。音源がちょっとファミコンみたいで レトロな雰囲気のシンセで、ベースがユーロトランスのように裏打ちではなく、それだけで メロディを作っているのも特徴。ラストにのみピアノ音が使われているが、初め7KEYSで 聞いたときにこのフレーズがANOTHERでキーアサインされているのかと思った。実際はそうは ならなかったが、それ以上のものがあったりして……
 7KEYSはまず3小節続くドラムロールがお出迎え。ラインが移動しているのでだんだん ずれていくということは少なくなりそうだが、その分スクラッチが置かれていたりする。 あとは4打ち+休符混じりの16分シンセフレーズがほとんど。ラストは回復なので★7の中では クリアは簡単な方ではないだろうか。ANOTHERは……なんといっても隣接配置のドラムロールで、 しかも他の鍵盤も埋まっているという極悪さ。gigadelicといい隣接ドラムロールはやめて ほしいものだが、スクラッチが少ないのとラストで30%程度回復できるのでColors<radio edit>(A)の難所に匹敵するというほどではない。

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ROCOCO TEKBREATHSPARKER ★★★★★★☆☆1601P & 2P
 ROCOCO TEKもこれで3作目、前の2作のファンであれば今回も好みの曲なのではなかろうか。 だがクラシック調の曲としてはAA やSphereの陰に(譜面の難易度としても) 隠れてしまっている?今作はメロディ部において、よりクラシックらしい旋律になっている ように感じられる。特に中盤の2つの旋律が重なり合って流れるところが今までには見られ なかったところだ。ただ2重トリルの連続から後は繰り返しが多くて展開の少ない、 無理に長くしたような印象があるのが少し残念。
 4打ち+8分メロディというオーソドックスな譜面が基本だが、中盤のトリル→同時押しが 4回続いたり終盤の変則的な16分乱打は、bpmがやや速いこともありゲージを削られやすい箇所。 16分で3連打→1つ休符というリズムの繰り返しが多いということを覚えていよう。ラストの 同時押し地帯でbpmが変化せずに間隔が広がっているだけなのは良い配慮?ANOTHERは中盤の トリルが2重になっていたり、終盤はスクラッチが連発したりと特徴的でテクニカルな配置。 16分乱打地帯を回復に回すようでないとクリアは容易ではない。またDPは途中まで簡単だと 油断してると、ラストの16分乱打が片手に寄っているので痛い目にあうぞ。

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SUPER EUROBEATCAR OF YOUR DREAMSDAVE&NUAGE★★★★★★☆☆ 1521P only
 久々のSUPER EUROBEATはボーカルが男女のデュエットという珍しい1曲。EUROBEATは16分 シンセのフレーズがバリバリ流れているものが多いが、こちらは(部分部分では16分フレーズも 使われているが、)サビなども8分メインでやや落ち着いた感じがある。それでもボーカル ラインに合わせてオケヒットを多用していて、耳に残りやすい。
 16分乱打は同色交互が多く叩きやすい配置。8分パートは2〜3同時押しが多く、X字や≫字 などの変わった配置が目に付く。こちらも同色同時押しがほとんどなので片手で処理しやすい。 ANOTHERはバスドラ追加で前半の16分乱打部分がやや難しくなるが、8分の同時押しが得意なら 後半で十分回復できる。ややスクラッチとの同時が増えるのは気をつけよう。
 ムービーがVJ GYOの「DRIVING MUSIC」2作目の位置付けだが、実質は本編1本目。いつもの レーサー3人娘に、また新キャラとしていかにも敵役顔な2人が登場。その2人に気づいた 彩香音が睨みつけているのと対照的に、優里が「誰?」って顔になってるように見えるのが なぜか印象に残っていたり。

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CLICK HOUSEClick Againdj REMO-CON ★★★★★★☆☆1371P & 2P
 クリックハウスとは、マウスのクリック音のような短いサンプリングを多用してグルーブを 作っていく手法の曲で、ものによっては「これが曲?」というところから段々と曲らしく発展 させているものもある。それでこの曲においては、ゲーム用で多くの人に聞いてもらうためか それほど変には聞こえない、あまりクリックハウスっぽくない曲だ。ミドルテンポのテクノに 声ネタを重ねたくらいだろうか、バスドラやスネアばかり目立っている。
 ほぼ毎小節スクラッチがあり、正拍より16分ずれたものもあり取りづらい。8分連打しながら 他のキーも叩かされたり、6連符が多用されるなど★6でも高技術を要する。ANOTHERは 8分連打と6連符が同時に出てきたり、スクラッチを取る暇が無いほどオブジェが詰まって いたりと、1曲目に選べる新曲のANOTHERの中では一番の地雷曲ではないだろうか。
 クリック→マウス→PC→猿(CMネタ?)、RED発売の2004年は申年ということもあってか、 パソコンを習う猿がテーマのアニメムービー。ホタル嬢らしくテロップで笑わせるところが多い。

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AMERICAClose my Eyes for Me D-crew feat.DENNIS GUNN
(DJ Yoshitaka SCRATCHING)
★★★★★★★☆132〜145 1P only
 ポップンでアメリカというジャンルの曲があったが(スタートレックだったか)、 それとはまったく似つかないダークな展開の曲。ラップやスクラッチが多用されている あたりアップテンポなHIP HOPといったところだろうか。ところが終盤にテンポアップして 同じメロディを繰り返した後スネアが連打して終了。どうせなら前半の雰囲気でそのまま 最後までいった方がよかったのではないだろうか?気になる点は前半で使われてる放送禁止 用語を隠すような「ピー音」と、アーティスト名が長すぎること(笑)。
 7KEYSは前半気をつけるのはスクラッチくらいだろう。中盤には10小節くらいスクラッチ 地帯が続くので片手で鍵盤を裁くのに慣れておいたほうがいい。といってもテンポアップ後の 鍵盤を繋げられるならそこだけで赤ゲージに達せそうな気もする。ただしラストは4打ち+ 歯抜けトリルで、ひとつミスるとBADが連発しやすい。ANOTHERはGET ON BEAT(WILD STYLE)を 超える16分の連続スクラッチがあったりするが、これもテンポアップ後で取り返せる。 しかもラストは変わってないのでクリア難度はそう高くない。14KEYSはラストが全部左に 寄ってる小節もあるのでラスト殺しの要注意譜面。

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J-POPD.A.N.C.E.!DJ Yoshitaka feat.星野奏子★★★★★☆☆☆1161P only
 一瞬m-floの再来?!と思わせるボーカルと曲調。タイトルは「太陽〜T・A・I・Y・O〜」に あやかってだが、太陽とは歌い方が明らかに異なっており、m-floを意識して歌ったに 違いない。他にもボーカルが目立っているという点もあるが、Really Love(Long Version)の DJ 和尚のような不自然さもなく曲にマッチしている。個人的には「D.A.N.C.E.」と ハモっているところが気に入っている。
 HIP HOP調のリズムなのでバスドラが細かい2連打になっているあたりでミスが出やすそう。 もちろん連続スクラッチも難所の一つ。7KEYSはリズムに乗って叩きやすい配置なのでクリア できなくても苦に感じない楽しい譜面だと思う。ラップを小刻みに分けて叩かせているのも 面白いが、その分中盤でやや忙しくなっている。ANOTHERはある音ほとんど詰め込んでいるような 密集配置で、3〜4つ同時押しがザラにあったり、さらにズレもいっぱいと曲調に反して忙しい 譜面。Click Again(A)と並んで1曲目に選べる譜面ではなかなかの高難度だ。

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J-POPDon't be afraid myselfplatoniX with ray.D★★★★★★★☆1651P & 2P
 ピアノの冒頭・間奏やボーカルに重なるような高音ベルなど、NAOKIのHYPER EUROBEATを 継承したような展開の曲。bpmがよくあるEUROBEAT(155前後)よりも高いので、 勢いのあるように感じられる。Aメロなどトラック数が少なくて寂しく聞こえる部分もあるが、 前作のCARRY ON NIGHTから作曲の部分で良くなっているように思える。ちなみに家庭用8thに 隠し先行曲として収録されているので、REDでの自信曲の1つなのだろう。
 bpmが早めなので間奏ピアノの階段地帯がゲージを減らされるポイント。3つ同時押し+ スクラッチの連打というのが目立つのも特徴で、どんな同時押しにも対応できるようになって おきたい。サビなどの4打ち+シンセ音は★7ではよくあるので見切れるだろうが、 ラストの3135的な配置が繰り返されるのはLABなどでしか見られず、見た目よりも繋ぎづらく 一度クリアしていても油断すると落としやすい。ANOTHERになると序盤からスクラッチの嵐で 焦るが、中盤以降はバスドラが増えただけの無難な譜面。ただしこれもラストはバスドラが 8分連打になっているので、階段部分がさらに取りづらくなっている。
 ムービーは白を背景としてボーカルとバックダンサー2人。REDではよくあるプロモーション ビデオ的な見せ方だ。が……正直言うと、他の部分ではそんなに気にならないのに、 アップになったときだけ見るに耐えないような……64〜65小節目あたりとか。

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PIANO BALLADearth scapedj TAKA ★★★★★☆☆☆45〜941P only
 dj TAKA久しぶりのPIANO AMBIENT系の楽曲。序盤はテンポが微妙に変化する「1/fのゆらぎ」を 用い、後半はドラムパートを出していくという手法はFLOWERS for ALBIONの流れ。もちろん ピアノがメインなのだが、冒頭のシンセ音や女声ボイスも曲の雰囲気を作り出している。 エンディング曲のようなこの曲は「CORE ARENA」のラストを締めくくる位置づけなのだが、 それまで赤中心のムービーが一転して(dj TAKAの好きな)青が画面いっぱいに広がっている。
 FLOWERS for ALBIONは1/fのゆらぎでオブジェ数は少なかったので簡単だが、こちらでは 16分階段あり3つ同時押しありと初めから難易度は高め。bpm変化があると見越して目押しに 慣れよう。後半パートではbpmが一定するのでやりやすくなるが、終盤でまたbpm変化。特に 最後のbpm45→94になるところが一番タイミングを狂わされやすい。ANOTHERは中盤のオブジェ 密度がかなりのものでスクラッチも加わるので、bpmが遅いからといって一筋縄ではいかないぞ。

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TECHNOEVO66WALL5 ★★★★★★★☆1351P & 2P
 名曲"NORTH"のWALL5が新曲発表!またメロディアスな曲が……と期待していた人には 拍子抜けだったかもしれないミニマルなTECHNO。全体的に愉快で効果音みたいなメロディ部と 単調なベース、そして謎の「E・V・O・66」のボイス。曲調は地味でも覚えやすさはRED曲で 1番ではなかろうか。ただNORTHのようなが好きな人がこの曲も好きになるということは 多くなさそうではあるが……
 ボイスがスクラッチに割り当てられているので、全体としてスクラッチが多い。 中盤の8分鍵盤に対してずれていくスクラッチが印象的でリズムを崩されやすいので 見極めが重要。繰り返しの中に突然違う配置が現れたりするのは注意が必要だ。 7KEYSは全体を通して難易度が平均しているが、ANOTHERはラスト数小節の鍵盤密度が やや高くなっていて、特にスクラッチが絡む部分で逆の手の動きが問われる。
 ムービーは動物の動きを短く繰り返しているのでコミカルに見える。間に落書きみたいな 絵を挟んだり、「EVOって何?」みたいな感じで単語を挟んでみたり。結局EVO66の意味は わからないが、英語と数字の並びがWALL5と同じだなと思った。

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HARD ROCKFAKE TIMEdj REMO-CON ★★★★★★★★2001P & 2P
 ROCKといえば生演奏だが、ギター以外は打ち込み、ということでFAKEらしい。 もっともROCKを銘打ってる曲の中でも全部打ち込みというものも多そうだが。打ち込みと いうわけでドラムや伴奏となる音はほとんど8分構成なのだが、中盤からのギターは緩急ありで 曲を特徴付けている。フレーズよりもそのオブジェ配置での印象が強くなってしまっているが。 また出力アニメとしてIIDXキャラが暴走族だったらというネタ絵が使われている。中央の 士朗が一応主役なのだが、高難度のせいでミスが出やすいため、POORアニメのジルチのアップに 「夜露死苦」の方がインパクト大(笑)。
 bpm200と高速だが中盤まで8分構成なので難度は高くないように見える。ギターが入ると 32分ズレなんかあったりするが繋ぐのは難しくない。正念場は終盤12小節で、まず同色鍵盤の 階段の連続、そしてTake It Easyの中盤のような8分+19.2分(測定上は確かに)のトリルが2回、 そして最後に12分の2重階段とひどい配置の連続。★8+の7KEYSでも最高クラスの難度だ。 ANOTHER7となると8分+19.2分が4回、さらに2重階段には4打ち→8分打ちが加わるという 意味不明な配置。クリアレートではOne More Lovely(A)と並んで最低(3%)を記録している。 あと14KEYSが普通の★8というのもいただけない。ラストは12分階段のBATTLE譜面で、 休符のないGENOM SCREAMS(A)といった感じだ。

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DANCE POPFly Away To IndiaBaby Weapon feat.KAJIL★★★★★★☆☆1331P only
 Baby Weapon名義といえばDANCE POP、でもこの曲でそのジャンルは幅が広すぎではないかと。 曲名のようにインド風音階ではあるが、言うほどエスニックさが濃いものではなく軽快だ。 ささやくようなボーカルがかわいらしさを表現しているが、繰り返される合いの手のような ボイスも味が出ていて印象的。ボーカル以外のメロディらしい部分は、ABSOLUTE冒頭をインド風に したようなのが繰り返されるのと、終盤のシタールソロくらいか。
 譜面もABSOLUTEの24分混じり配置と似ていて、何度も出てくるこのパターンが重要配置。特に ラストは同時押しにスクラッチまであるので慌てないように。他には中盤に<型の配置が連続 するが、テンポは緩めなので両手の交互押しで対応できるはず。ANOTHERは4打ちが増えるのは もちろん、中盤あたりに連続スクラッチが出てくるので鍵盤とスクラッチが混ざる譜面の見極め 力が必要となる。そこさえ抑えれば、中級者でもフルコンを狙える譜面でもありそうだが。
 出力アニメはリリスとイロハがインド風コスプレをしているというものだが、腰の辺りから 顔までをスクロールするパターンは表示時間が異様に長く感じられる。あと、どう見ても 体の部分は左右反転させただけで同じ絵というのがわかる。まあDoLLあたりでも使ってる 手抜き手法なのだろうが、そのためにリリスの髪が長くなっていったというのだろうか?

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DRUM'N'BASSGENOCIDEdj Killer ★★★★★★★★1751P & 2P
 従来のEXTRA曲と出現方法が違い、ANOTHERをHARDで3曲とも(ただし3曲目は★7以上) AAランク以上でクリアすることで出現する。またEXPERTのコース5の裏のラストにもあったりで 解禁前にこの曲を聞いた人は多いだろう。dj Killerの正体に憶測が飛んだが、公式サイトで Tatshということが判明。ハードステップなドラムパートに警報音をイメージするような 不規則なメロディ(8分のフレーズに3/16ズレのディレイ)、スクラッチにアサインされている 叫び声のような音など、恐怖をイメージさせるものをいくつも取り入れている。中盤に一旦 静かになった後一転して泣きのフレーズ、これも耳に残りやすい。
 4連スクラッチは鍵盤と同時になっているので難しく、多少ミスがでるのもやむをえないと いう程度に。また16分の交互が多く、特に左側にあるのは左手が弱いと非常に辛く感じる。 中盤の2・4鍵交互+7は右で47を取った方がやりやすいかも。終盤はメロディが8分なので 簡単になり回復パート。ラストはやや難しいが100%で突入できれば問題ない。ANOTHERはあまり 変化無いように見えて結構難しくなっているのだが、これも後半回復の印象が強いのでノーマル ゲージならそんなに難曲とは思わないかもしれない。DPはNormalの段階で14KEYS最高クラスの 難度となっている。

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NUSTYLE GABBAgigadelic teranoid feat.MC Natsack★★★★★★★★ 1731P only
 GABBAってジャンル名を見るととても早そうな曲に思えそうだが、NUSTYLE GABBAは 思いバスドラとゆがんだシンセ音は同じでもテンポはやや下がっている。その分なんだか 太鼓を叩く応援歌みたいに聞こえたりもする。3連符なのは珍しくない……というかこの ジャンルの曲はどれも同じように聞こえてしまいそう。ただこのgigadelicに関しては、 シンセパッドがもの悲しいメロディを作っていて(この部分が曲名の由来の"delicate"に 通ずる部分か)、ただうるさく鳴っているだけの曲ではない。
 微妙なずれは多いものの、基本は12分音符の譜面。いきなりドラムロール+4打ち+αが お目迎え。4打ち+シンセ部分は確実に繋いで、1・2鍵ロール+シンセ部分は右手で取る配分を 多くしてなんとかゲージを残したい。後半はスクラッチが多くなり、12分階段+7・スクラッチの 4打ちなどが降って来る。そこまででたとえゲージを100%残せていたとしても、ラストの12分 階段+6・7ロール+スクラッチのひどさは静止譜面を見る以上に非情な難度。7KEYSで一番難しい 譜面と言ってもいいだろう。ANOTHERは途中にオブジェが増えるものの、ラストはあまり増えて ないので7KEYSを安定クリアならこちらもできるだろう。だったらせめて7KEYSはもう少し簡単に してほしいものだが……DPも難しく、LIGHT14で★8というありえなさ。
 出力アニメは○ケモンの主人公みたいな少年と鋼の〜に出てるような鎧(むしろ○ゾーン らしい……私は呼んだことないが)が出てくる。POORアニメの「激沈(not撃沈)」は曲の難易度に 合っていて名文句。

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SUPER EUROBEATHARMONYREGINA ★★★★★★☆☆1601P only
 哀愁系EUROBEAT。他の収録SEBの中ではテンポが速めなので一番疾走感がある。 シンセの階段フレーズや4打ち+裏打ちベースはお約束、特徴的なのは3連打オケヒットと ラストの(音楽的に)テンポダウンしながらのピアノメロディくらいか。サントラでは こんなところで鳴ってたのか、というくらいタムロールが目立つのだが、肝心の3連 オケヒットの音が小さくなっているのが残念。それとも、ゲーム版の方が演奏感を 出すために大きく聞こえさせているのだろうか。
 シンセ階段パートは折り返しあり小階段の連続有りと★6では忙しい。それだけでなく、 サビの真中・終わりにも隣接配置での階段、特に後者は1→7を2連続と、8分配置よりも 階段の方が印象が強い。3連スクラッチは繋ぐのは難しいが、そこで大きくゲージを減らす こともないだろう。ラストは(譜面的には)一定のテンポなので(JAM等と違って)好感が持てる。

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HAPPY HARDCOREHORIZONLIA ★★★★★★☆☆1711P & 2P
 作曲はkors k。というとどうしてもRyu☆と比べたくなってしまうものだが、kors kお馴染み の物悲しい曲調にゆがんだシンセ、Ryu☆のハピコアとは別方向のベクトルなので、 ビーマニでハピコアを知った人は「これもハピコアなの?」と思うかもしれない。 序盤のブレイク以降、メロディや伴奏のエレピは8分音符までで構成されて、 bpmよりもゆっくりしてるように聞こえる。「フロアでかけても〜」と言うが、 歌モノということもあって、どちらかといえば聴かせる曲という属性が強いと思う。
 8分が延々と続く譜面だが、ドラムパートで突然16分が現れたりするので注意。 序盤の変則的な16分シンセ配置の間にスクラッチが入っているのはかなり取りづらいが、 そこを抜ければあとは回復できる。ラストは小ドラムロールにスクラッチが加わってて 微妙にラスト殺しだが、スクラッチを捨てれば安定するだろう。ANOTHERは序盤に12のドラム ロールがあったりラストも微妙にオブジェが増えてて8分以外で難しくなっている。 2・4拍のスネアが4打ちと入れ替わっていたりと単にオブジェが増えているのと違うあたり、 なんとなくDoLLに似てる印象を受ける。
 というのはムービーがこれもアニメだから、というわけではないのだが……しかも対称的な 構図もそっくり。もっとも絵師はGOLIではなく今作から参加のMAYAだが。公式サイトの イラストと見比べると色の塗り方が全然違う印象を受ける。

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ELECTRIC CABARETINJECTION OF LOVE 新谷あきら★★★★★★☆☆1601P only
 新谷さなえと山岡あきらで新谷あきら。ポップンいろはでも同じ名義の新曲がある。 DISCOやCLUBがつくジャンルは今まであったが、CABARET=キャバレーはこれが初めて。 より大人、むしろアダルトっぽい雰囲気があるという意味だろうか、というか 歌詞がこれまたすごいな……やはりSana曲といったところか。重ための4打ちバスドラの 3連符というと同作にgigadelicがあるが、歌ものという点では珍しい。ただなんか、 「銀色の道」に似てる気がする……自分でもよくこんな曲知ってたなと思うんだが。
 3連符のリズムは乗りづらいと思うが、4打ちなのでそれを基本にすれば修正しやすい。 長めの階段はbpmの速さよりもゆっくりめのタイミングなので落ち着いて。ラストは Rislim-Remix-のような隣接交互の2重トリル。同時押しが必ず同色ということに注目しよう。 ANOTHERのラストもさらにオブジェが増えているが、同時押しの傾向は同じ。 途中の階段+αで大きくミスらないようにしたい。

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TRANCEKecakJohn Robinson ★★★★★★★☆1391P only
 Kecak、あるいはKechakはインドネシア・バリ島の民族舞踊、ケチャダンスのこと。 曲の序盤は大人しくちょっとトライバルなリズムの曲調というところだったのに、 ブレイク後に「チャッ、チャッ、チャッ」。プーンっていう音がいかにもトライバル だな〜と思ってたらいつのまにかサイレン音になっていて、掛け声もすごく忙しいものに。 その掛け声が曲の主音になっているほどだ。フレーズ終わりにバスドラが2連打するのも いいアクセントになっている。
 譜面のポイントは後半の16分乱打と、単純8分地帯の裏打ちスクラッチ。その後の 4打ち+単音を連打するところや2・4拍スクラッチも案外繋ぐのは難しい。 ラストは交互乱打なのでまだ取りやすい方か。ANOTHERになると一気にオブジェ密度が増えて 裏打ちスクラッチ地帯とラスト1小節がひどいことに。スクラッチ地帯を抜けてラストまでに どれだけ回復できるかが鍵。ラストはまずスクラッチは気にしないで鍵盤に集中しよう。
 ムービーは円と六角形の数が増えて拍を刻むだけ……と思いきや、掛け声が激しくなる あたりからドットで表される人型がいっぱい出てきて踊り狂うのが印象的。

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BEAT ROCKKEYcolors ★★★★★★★☆2121P only
 TAKA作曲、ボーカルはHiro(ウッチーズの弟ではない)でcolors。V-RAREサントラでmemoriesの カバーがあったが、同じBEAT ROCKで今回の曲。ポップンやギタドラでも同様のROCK曲を提供 しているようで、その中でもこの曲はbpm200を超えるかなりの疾走間がある。ボーカルの 歌唱力に賛否あるが、こういう曲にはボーカルの上手下手はあまり気にしなくていいのでは ないだろうか。それでもmemoriesのTAKAの方が歌った方が上手いと思うが。
 ほぼ8分の同時押しの構成。特に序盤と終盤には同色鍵盤の同時押しが長く続くのでAGEHAなど はできたほうがいいだろうか。中盤はJAMが出来れば十分だろうし、なにより最後でテンポが 下がらないのでむしろJAMより簡単に感じる人もいるかもしれない。ANOTHERはNotes1400を超える 同時押し・体力譜面で、特に終盤の3つ同時押しの連続で見切り損ねるとBADはまりして ゲージを落としてしまいやすい。私も初見78%という悪夢が……

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TECHNOKING OF GROOVEDJ 19 ★★★★★★☆☆1321P & 2P
 KINGとあるが、どちらかといえば殿様のイメージがあるのは和楽器との融合のせい。 前半は「イヨ〜ッ(ポン)」が執拗に繰り返され、リズムやベースなども(フィルターの開閉は あるが)変化がないミニマルな展開。中盤でややブレイク?と思わせるも後半開始に密林で 鳥が鳴いてるような音が耳に残るが、それからは同じことの繰り返し。サントラには LONG VERSIONも入っているが……推して知るべし。
 リズムパートは中盤ラストのボンゴ系の音以外とても平坦で、16分を叩かせるために ベース音もキーアサイン。基本的に4小節は同じことの繰り返しだ。前半終わりと後半頭に 4分の連続スクラッチがあるが、そこを気をつければフルコンも楽な譜面。ANOTHER7はNOTE数 1000を越えるもやはり単調なので比較的楽。ただしANOTHER14は、単なる分割譜面が多いRED DP譜面の中で大幅にNOTE数を増やしている。要はある音全部叩かせているようなものだが、 これは流石に楽とはいえない難度がある。

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J-POPKI・SE・KI(IIDX RED EDIT)BeForU ★★★★★★☆☆1551P only
 6人となった新生BeForUの初めての曲。ピアノのアルペジオで始まるイントロだが、 なんだか音がこもってて古臭い感じもする。全体的にもシンセ音をあまり目立たせて使って いないからか、ちょっと昔のJ-POPといった感想だ。どちらかといえばギター(あるいはシンセ ギター?)の音を多く使っているようだ。歌に関してはfull versionの2番からの収録と いうことになるが、サビ以外は各パートを一人一人歌っていくという構成。イントロ以降 間奏もなく最後まで歌い続けるという構成は珍しいかも。
 全体的にリズムを取りづらい配置が多い。交互に叩かせるところも小節頭に同時押しだったり スクラッチがあったりと繋ぐのが難しい。特にサビのシンセ音が不規則で、小節線前後で 16分が多く密度が濃くなっているので見極めが必要。終盤は8分のリズムとなり回復地帯に 見えるが、ラストの16分交互+スクラッチで油断すると落とされることも。ANOTHERは バスドラが増え、ラスト1小節の難度も大幅に上がっているぞ。
 ムービーは白い背景にBeForUの6人が次々に……Don't be afraid myselfと似たような 構成だが、こちらはただ単に突っ立って歌ってるだけなのでちょっと手抜きに見える? まあダンスがメインじゃないんだろうがね。

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FRANCELes filles balancentOrange Lounge★★★★★★☆☆1801P & 2P
 「女の子はゆれている」という意味のタイトル、久々のOrange Lounge名義。残念ながら ムービーはタルト&タフィではないが……公式ではLOVE IS ORANGEを引き継いであとあるが、 繊細さからいえばComment te dire adieuの方が近いような気がする。いずれにせよ 物悲しい曲調と歌ではあるが。オシャレながらもドラムが前面に出ていたり、ブレークビーツが 入っていたりしても違和感なく聞こえるのはOrange Loungeの真髄。でもイントロが、 ポルノグラフィティの「メリッサ」に似てるというのがどうしても思い浮かんでしまうな……
 前半は8分の階段が多い譜面で、16分がたまに出てくるのに気をつければ楽にゲージを増やせる。 後半にズレの多い階段ソロパートが出てくる。せいぜい3連符までなのだがbpmは早く隣接階段も 多いのでここが一番の難所となるだろう。判定はおそらく甘いが、ここでスコアを取るのも 阻まれる(RANDOMを入れれば幾分マシ?)終盤は同時押しの多い8分譜面で、ここで回復したい。 ANOTHERは階段パートにスクラッチ+1鍵が増えて繋ぎづらくなるが、それよりも序盤・終盤の 16分がちょっとあったところにかなりオブジェが追加されているのが配置のいやらしさもあり 一番危険なところだったりする。DOUBLEにすると分割されて叩きやすくはなるが、階段パートが 1小節交互に分かれてるようになっていて片手技術が問われるようになる。

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ERFU FUNKlisten to yourselfTetsuya Uchida★★★★★★★☆1301P only
 ERFU(アルフー)は中国の弦楽器、二胡のこと。ベースはものすごくファンクしてるのに、 メインフレーズが澄んだ音の二胡のためさわやかな曲になっている。逆に言うとギターソロの パートはとても渋い。後半のエレピソロも聴き所だが、PUT YOUR FAITH IN MEにそっくりなのは どうなのだろうか(どちらもFUNKだし)……ともあれ、中国の広大な自然の中で流れているような、 そんなイメージの一曲。どうでもいいことだが、初め"Tatsuya Uchida"と見間違えて、 good-coolとMr.Tの合作かと勘違いしていた。FUNKだし……
 難易度が上がるのはベースの不規則な16分乱打地帯。だんだんと隙間が開いていくのだが、 同時押しも混ざっているので注意。後半のエレピソロはズレの多い階段だが、終盤の約24分 での>字の繰り返し→トリルは単純だが叩きづらい部分。自然系の曲(ATOMIC AGE、Freezing atmosphere等)にこういうの多いよな……ラスト4小節で回復したい。ANOTHERは4打ちが増える のみならず中盤の密度が一気に増しているが、それでも終盤のエレピ地帯が一番の難所。14KEYSは トリルが片側に寄っているのがいやらしいが、それ以外はなかなか楽しい譜面と思う。

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AFRICAMove Megood-cool feat. Raj Ramayya ★★★★★★☆☆93〜1861P only
 今作でのgood-cool曲はこの曲だけ。ジャンル名のから想像付くようにトライバルな パーカッションで曲が始まるが、突如(bpmが半分になるところで)ギターのアルペジオが入り ドラマティックな展開になる。ゆっくりなテンポに甘いボーカルもあって温かみを感じる 曲だと思った。歌が終わると再びbpmは加速しトライバル調に。動→静→動の変化が、 まさにMOVE MEのタイトル通りだ。
 まずHI SPEED調整が難しい。終盤は8分しか出ないので、そこが見切れるならHSを高めに 設定しておけばスコアは取りやすくなるだろう。bpmが遅いパートの初めと終わりの8小節は スクラッチが多めで、特に連続8分スクラッチに鍵盤が絡むところが難所となる。7KEYSでは 同時押しはほとんどないので16分乱打を見極めよう。ANOTHERは言うまでもなく16分での密度が 増しているが、終盤の再速地帯でそんなにオブジェが増えてないのがありがたい。

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SUPER EUROBEATNIGHT FLIGHT TO TOKYOMATT LAND★★★★★★★☆ 1521P only
 タイトルはTOKYOだが発音は「トキオ」。SUPER EUROBEATでも男声ボーカルという点での 選曲で、シンセ・オケヒ・ボーカル全てが勢いのあるノレる1曲。丁度(奇しくもタイトルまで 似ている)NIGHT OF FIREに近いものがあるが、こちらはシンセ階段フレーズは目立たず ボーカル力で突っ切っているという感じがある。
 目立つのは同色交互連打がずれていくJIVE INTO THE NIGHTのような配置。終盤になると 鍵盤やスクラッチがさらに追加されたりと明らかにこちらが難しい、むしろ★7全体でも上位に くる難度と言われている。キメの部分も16分ズレを含む同時押し+スクラッチの繰り返しと 取りづらい。ANOTHERはバスドラ追加だが、ラスト数小節は7KEYSとそれほど遜色はない。 そこまでで赤ゲージをキープできるならクリアできるだろう。14KEYSは終盤に難度が増すので 油断していると惜しいところでクリアを逃しやすいぞ(←逃した本人……)。

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MINIMALON THE TUBEQ'HEY ★★★★★★★☆1401P only
 直訳すると「テレビで」という意味らしい。なので3原色とQ'HEYのQを模したトランロゴの ムービー(今回唯一のトランムービーがこれか……)。まさにMINIMALな展開で、繰り返しばかり ながらも徐々に使われていく音が増えていく。4小節ごとに入るドラムのリズムがなんとなく 曲全体を夏の浜辺のイメージにさせている気がする。テレビは関係ないが。
 繰り返し譜面は一部が出来れば全て出来るといった考えになってしまうが、 できるかできないかの間際だとある意味「忍耐」が必要になってくる。前半は16分ズレのある 同時押しがメインと考えられる配意だが、後半は4打ち+16分交互+αと忙しさが増す。 交互配置の間を縫うように、左右にオブジェが詰められているのは叩きづらく、ZERO-ONEの 中盤を遅くした感じだ。★7の中ではオブジェ密度も高く難易度も上位だろう。ANOTHERは 裏打ちハットが追加されているが、極端に難しくなったという印象は薄い。

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JAPAN大桟橋ウッチーズ ★★★★★★☆☆84〜1681P only
 読み方は「おおさんばし」。前作では「どんなときも。」で兄弟合作となった 「Mr.T と Brother Hiro」がウッチーズと名前を変え今回も参加。前半(1番)はオリジナル バージョンの流れを汲んで、ピアノの伴奏ながら和風テイスト、また歌詞も5〜7文字の 和歌のようなものとなっている。1番が終わるとここからはゲーム版独自の展開、歌の速さは そのままにテンポが倍速になって、「どんなときも。」と似たようなアレンジになる。 ちなみに歌詞は2番ではなく3番が歌われている。ボーカルのHiroyuki氏は今回も甘い声で 歌い上げている。
 HS2だと前半が遅く、HS3だと後半が速いと、この曲もHS調整に悩まされそう。クリアを 目指すならもちろん後半がやりやすい方で。その後半はやはりどんなときも。のように8分交互が 途切れて16分の階段、のパターンがメインとなる。ラストは休符のない16連打(スクラッチも 含めると17連)で、こちらの方がやや難しい感じがする。ANOTHERは8分を残したまま階段が 配置されていて、ラストは階段が右に寄っていて非常に叩きづらい。また前半の密度も高く なっており、リズムを崩されることもしばしば。スコアの取りにくい曲だ。
 ムービーはウッチーズの二人が実際に横浜の大桟橋でロケをしている。歌詞が浮かんでは 大きくなって消えるという演出も見物だ。

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SOFT ROCKPERFECTWORLDN.A.R.D feat masayo★★★★★☆☆☆1511P only
 PERFECT=完璧という言葉は南雲氏の昔の曲と何か関連付けているのだろうか。 氏のSOFT ROCKといえば、IIDXではSecret Tale。この曲も似ているのだが、歌は前半でほとんど 終わっているという印象がある(後半はラララ〜だし)。なのでサビもなくどこで盛り上がるのかと 思ってるうちに曲が終わってしまうというやや拍子抜けした部分も。正直言えば、ボーカルの 歌い方がなんだか「くどくて」、あまり好きではなかったりする。同じボーカルのほかの曲は そんなことは思わなかったのだが……というか「どいて早く」という歌詞があるように聞こえる のだが、「どいて」って普通使うかな……
 7KEYSは8分メインのスコアを取りやすい譜面なのだが、突然12や67のドラムロールは叩き づらくミスが出やすい。来る場所さえ回っていれば同時押しで誤魔化すなど対処はできる だろうが、このくらいは普通に取ってスコアを稼げるようにしたい。ANOTHERになると ドラムロールの箇所が増えしかも+αでドラムロールだけ集中して叩けない。特にラスト付近に ある12ロール+αはクリアに大きく関わるためミスしたくない部分だ。

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ASIAN CROSSOVEROsamu Kubota ★★★★★☆☆☆1101P & 2P
 LEDに流れる英題は"perplexity(当惑)"。今作の久保田氏提供のこの曲は、3拍子(6/8と 書いたほうが合ってるか)で弦楽器(ストリングスやハープ)を伴奏に、アジアンテイストの メロディを放つ管楽器(プァ〜ンと鳴ってるように聞こえる)が印象的。簡単に言えばEstellaを アジア風にした感じだ。シンバル系の音が至るところに使われているが、これらのどれかに 公式サイトで言われている「ゲンガリ」という楽器が使われているらしい(どれか特定するには 知識不足であるが)。
 階段と2連打が何度も出てくる譜面で、テンポが遅いので階段系譜面の良い練習になるだろう。 ところどころに同時押しがあるのでリズムを崩されないよう。終盤には4連スクラッチがあり 鍵盤だけに気を取られないこと。ANOTHERは同時押しが増え、階段の形状も同色階段より 隣接階段が増えている。もっとも階段より同時押しの方が多いように見えるので階段を意識 しない方がクリアしやすいかもしれない。

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DIRGEピアノ協奏曲第1番"蠍火"virkato ★★★★★★★★165〜1881P & 2P
 英題"PF CONCERTO ANTI-ARES"。REDのOne More Extraであるこの曲はDJシミュレーションと いうことを一切忘れてオーケストラを通している。作曲者のVirkato Wakhmaninovは…… タイトルがさそり座のα星ということもあり正体がwacというのは想像つくだろうが、 ここまで壮大な曲を作るとは思いもしなかっただろう。イントロはちょっと誕生日の曲 っぽいが(ムービーのろうそくのせい)、その後悲しくもあり切なくもあり、時には おぞましい部分も見えたりで、鳥肌が立つ1曲。目まぐるしいピアノはさすがピアノ演奏者 と言いたい所だが、実際に演奏はしてなく打ち込みらしい。ひでぇ。ムービーはさそり座を かたどってろうそくを立てて火をともしているだけというものだが、曲の最後のピアノの音に 合わせてアンタレスの位置のろうそくが倒れるという「はかなさ」を表現している。
 bpm185前後で階段譜面というのは例を見ないが、7KEYSの勝負は後半の8分スクラッチが 絡んでくるあたりから。徐々にテンポも上がっており24分階段が出たりしてかなり難しい。 一旦静かになるところで確実に回復してラストに望みたいが、2つ同時押しの連打+スクラッチ 自体よりも、その直前の階段からうまく叩けてゲージを減らさないかが重要だと思う。 ANOTHERについては何も言うことなし。過去最強譜面と言っていいだろう、安定すれば ラスト殺しの曲よりは簡単に感じるかもしれないが。ちなみにLIGHTになるとピアノの パートが変化するのはwacらしい技巧。
 サントラにはまさかのLong Version、しかも8分という例を見ない大作。ゲーム版(区別して 「大きな鍵盤と円盤のための」となっているが)と比べて静かなパートが割り増しになっていると いう感じだが、そこのパートがどうも打ち込みっぽさが現れてしまっているように思える。 ピアノの強弱はしっかり調整されて生演奏のように聞こえるが、ホルンなど他の楽器は のっぺりしてるような、そのせいでRPGのエンディングテーマのように聞こえてしまう ところもある。それでも全体を通してはすばらしい曲だと言えよう。

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COLORFUL HARDCORE Raspberry♥Heart
(English version)
jun feat. PAULA TERRY★★★★★★★☆160 1P & 2P
 ポップン10に収録された"Raspberry♥Heart"はjun自らが歌ったvocal versionが 存在するが、IIDXに移植される際にPAULA TERRYが英語の歌詞で歌い直した。というのもHYPER EUROBEATシリーズが終わってしまったせいかPAULA TERRYの出番は減り、10th sytleでは彼女が 歌う新曲が無かった。なので無理に出番を作ったという感もあるのだが。タイトルからしてSweet Sweet♥Magicに似てる感じがするのだが、譜面を見ればわかるがピアノのリズムが全く 同じだったりする。ただこちらの方が他の音やボーカルの方が目立っていてそう気づきにくい だろう。HARDCOREとあるがテンポもやや落ちて歌モノというイメージが強くなっている。 どうでもいいが私はraspberryをずっと「ラスプベリー」と発音していたが、普通に 「ラズベリー」と最近知った。pは発音しないらしい。
 この曲の譜面といえば何といってもラストの12467S×4。同時押しの間隔としてもJIVE INTO THE NIGHTを超えている。鍵盤を片手で全部取るのか、スクラッチを取る手で近くの 2つも取るのかあらかじめ決めてからPLAYに臨もう。手前の階段もミスらずゲージを残して ラストを迎えたい。ANOTHER7はラストの同時押しは同じなのだが、ANOTHER14は左右同じながら 同時押しのパターンが変化するのがいやらしい。手前の階段も片側に寄っているのでゲージを 残しづらいぞ。

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SPEED RAVERED ZONETatsh&NAOKI ★★★★★★★★1651P only
 IIDX REDの名から取ったタイトル、そしてB4Uのようなアップテンポなシンセフレーズに ラップを重ねたSPEED RAVE。ベテランと新鋭の2人のコンポーザーが生み出したこの曲は 本作一の人気曲。曲の特徴としてはAメロや間奏などは短めに、サビの16小節を前面に出し 2回繰り返していて、フレーズを印象付けようとしている。終盤は変調してフレーズも 変化するのがB4Uと違うところだが、休符なしの16分アルペジオはbpm変化もなしにアップテンポ しているように聞こえさらに盛り上がる。専用ムービーなくこれだけ人気が出たというのも 珍しいが、次回作あたりで専用ムービー付いたりして?
 序盤の鍵盤+スクラッチの連続はコンボを繋げるに当たっては難所であるが、クリアするに あたってはサビのフレーズを100%で抜けられること、終盤の16分乱打でミスを減らすこと、 ラストの同時押しを外さず回復できることの3点が重要となる。ラストの同時押しが長いのと スクラッチが無いこともあり、B4Uのラストで落とされる人にとってはこちらがやりやすいかも しれない。ただテンポはこちらの方が上なので乱打パートで置いていかれることも。ANOTHERは お約束のバスドラ追加で、4打ちだけかと思いきや4小節ごとに変則的なリズムになることに注意。 ラストの乱打パートは1の4打ちに2のウラウラ(67小節目)で左手が弱いとそこから崩れてしまう ことが多い。ラストの同時押しも4つになっていて押しづらく、回復できるとも限らない。
 (060131追記) 本当に次回作のHAPPY SKYにて専用ムービーがついた。 半分はカーチェイスムービーの使いまわしだが、半分はシークレットライブの映像を 用いており、Tatshも登場する。

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HARD SONATARESONATE 1794KOHTA ★★★★★★★★1601P only
 KOHTA氏はsampling mastersの両名と一緒に仕事をした仲の人物。ベートーベンのソナタを 原曲とした本曲はSONATAとRE"SONATE"をかけているのだろう。激しいバスドラとシンバル、 歪みのかかったベースなどHARDさがありながらピアノやストリングスの繊細さを持つ SONATAの部分が共存(この場合は「共振=RESONATE」と言った方が適切か)している。
 この曲のムービーはCORE ARENAシリーズの中で一番曲と「共振」している、というより ムービーができてからさらに曲にそのムービーに合った効果音をつけている(この点は"VJ ARMY"と似ている)。小さな立方体の自機が大きく赤い核(コア)を撃つというシューティングの ボス戦のようなムービーで、コアが反撃して自機がスピンする場面が印象に残る。サントラでは 効果音が全てなくなっているので、ゲーム版から聴いている人は拍子抜けするかもしれない。
 前半はオブジェが少なめで、突然階段が現れるので気をつけよう。中盤の交互連打は確実に 繋げられるように。終盤は右から左への隣接階段の連続で、スクラッチまで音階に入って いるのが厄介。隠しだったANOTHERは終盤の階段が2重になってる部分が肝だが、同色の同時押し ばかりなのでBlame(A)などより譜面は見切りやすいと思う。ラストに微妙に回復できるのも ありがたい。14KEYSは★7と下がっているが、階段地帯が左から右への大階段で の前哨戦といっていいほど。☆8+でもおかしくないほどの詐称難易度だ。

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MIXTUREROK DA WORLDDJ TOMO ★★★★★★☆☆1451P only
 序盤からギターが鳴っており、このあたりがRO(C)Kなのだろうが、リズムはTECHNOな 4打ちキック。機械的な声と音がせわしなくバックで鳴っているのが特徴。その後シンセ音が 入りTRANCEとMIXされていることがわかる。シンセのフレーズはどこか懐かしいというか レトロな感じで、かっこいいというよりはダサい(ダサかっこいい?)。RED外注曲としては 展開の多い曲構成なのは好感だが、私はあまり好きな方ではない……
 8分譜面がメインで、ドラムパートにより16分が混ざる程度。ただ16分交互連打もあったり するので注意。後半からはスクラッチがやや増えるが、7KEYSではその分オブジェが減っている のでまだ取りやすい。フレーズ終わりではスクラッチが16分ズレていたりするのは取りにくいが。 ANOTHER7は序盤からスクラッチと同時押しがたくさん。逆にスクラッチの少ないパートでは 易しめなので、そこで回復できるようにしたい。

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DRUM'N'BASSSecret of LoveD.J.SWAN ★★★★★★★☆1621P only
 久々登場、D.J.SWANこと上野氏のDRUM'N'BASSは、gentle stress・THE CUBEを聞いたことが ある人なら8分キックの連続にニヤリとするだろう。軽快なドラムパートは今までと同じだが、 今作では甘いメロディが神秘的な雰囲気にしている。抑え目なオケヒや前半のベースのフレーズ (後半のベースはよく聞き取りづらいが)などメインメロディ以外にもこだわりを感じられる。 小節初めからある短音シンセのフレーズは実は全小節同じリズムで入っていたりする。 キーアサインされてることを考えると、もう少し変化があってもいいと思うのだが、これも こだわりなのだろうか。
 その短音シンセ+メロディという配置がよく見られる。2拍目に鍵盤が入り込んでいると 押しづらく感じる。終盤前に6小節近くも続く16分階段があり、回復のあるBoundaryと言える。 といっても終盤にも2小節の16分乱打があったり気は抜けない。ラストは同時押しを含む ドラムロールだがズレさえなければ回復できるだろう。ANOTHERはラストに16分階段が加わって、 特に左手が弱い人にはラス殺しの印象が強い配置。3鍵あたりまで右でカバーできれば 楽になりそうだが。
 ムービーは落下していく謎の女性、アクティ=アリエスに似てるなと思った。 曲前半でオケヒに合わせて出る顔のアップはちょっと怖い。

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EUROBEATSPEEDY CATY&Co. ★★★★★★★☆1551P & 2P
 Y&Co. EUROBEATは今までもそうだが、この曲もSUPER EUROBEATに収録されていそうな 完成されたEUROBEAT。"DRIVING MUSIC"ムービーに組み込まれることを考えてのタイトルだろうか。 動物を持ってくるあたりがMONKEY DANCEとの共通点も。構成はDaisukeと似ていて、 サビ2回、シンセ16分地帯が3回。そのシンセフレーズは他では間奏以外で目立たず、 独特なボーカルの声もあってか歌モノ色が強くなっている。
 この曲もシンセフレーズが一番の難所。休符があまりなく、やや右側に偏ったような 配置で叩きづらく感じる。もっともひとつ慣れれば繋ぐのも簡単になるほど、難所らしいものは あまり見られない。ラストにスクラッチがあるのに注意するくらいだ。ANOTHER7は全面に バスドラ追加、というわけではなくシンセパートではラストのみ。ただし各パートの ラストにはバスドラ・スクラッチが増えてて難しくなっている。それでもDaisuke(A)と比べれば それほどラス殺しとは感じないだろう。14KEYSはシンセが分割と気を抜いていると、ラストで 思わぬ数のオブジェが降ってきて落とされることも。ANOTHER14はシンセが片側に振ってくる 片手譜面で、それ以外のパートは14KEYSとあまり変わっていない。

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MEDIEVAL CHOIRSphereTatsh feat. K.Nayuki ★★★★★★★★1601P & 2P
 ジャンル名は「メディバル クワイア」、直訳すると「中世の聖歌隊」。熟語として「music of the spheres(天球[天上]の音楽)」というものがあり、タイトルはここからだろう。サントラの 歌詞カードによると神とか天使などといった言葉が。曲の冒頭はややダークな雰囲気もあるが、 ブレイク後にコーラスが入り神聖なイメージに。この冒頭とまったく違う展開になるという構成が どこかthunderを思い出させた(thunderも「神鳴り」だから……関係ないか)。サントラではLong Versionも収録されており、Game Versionのよさをそのままに適度な長さになっている、
 序盤はドラムとスクラッチが交互に配置されているような繋ぎづらい譜面。中盤以降は 8分での3つ同時押しが長く続き、ラストは16分乱打から階段に変化。ラストはSphereのSを 文字ったのだろうか?ANOTHERは前半にかなりオブジェが追加されているが、後半の 同時押しや16分階段はほとんど変化なく、7KEYSができるならANO7もすぐできるの では。ANOTHER14のラストに無茶なスクラッチが追加されているのもDPerにとっては 嫌な印象がある譜面だが。ちなみにLIGHTにするとラストの階段パートが8分になる だけでなく、音楽としても変化している。

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PSYCHEDELIC TECHNOspiral garaxyD.J.SETUP ★★★★★★★★1541P & 2P
 SETUP名義はIIDXでは4曲目。最近のものほどベース音を目立たせているように聞こえる。 といってもこの曲のベースはほとんど同じことの繰り返しであるが、それがこの曲の所以と なっているらしい(とここまで書いて公式コメントに気づく)。このベースの繰り返し、 つまり"spiral"にPSYCHEDELICなシンセのうねりを重ねている。メインとなるメロディらしい ものはあまり見られないが、中盤の低音ストリングスの使い方が面白い。全体の感想は、 SETUP曲にしては無難に仕上げたという印象だが、私はSETUP曲の中では一番好きである。
 いきなりの16分トリルでこれが度々あるのかと思えばそれは初めだけで、16分乱打はある ものの全体として平均された難易度の譜面。ラストはQuickeningのような8分の同時押しを 中心としていて、スクラッチとの同時に気をつけよう。ANOTHER7はラストに16分パートが 追加されていて、一気に難しくなっている。1〜3鍵あたりまで忙しい印象があり、左手が弱いと 苦労するだろう。ANOTHER14はSETUP曲の中では一番簡単で、14KEYSがクリアできたあとに しばらく練習すればこちらもできるようになるだろう。家庭用8thに隠し曲としても 収録されている。

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CYBER J-EURO太陽〜T・A・I・Y・O〜 NAOKI feat.星野奏子★★★★★★★☆1551P only
 D.A.N.C.E.!のときと歌い方がまったく違う(おそらくこちらの収録が先だろうが)、 ぱっと聞いて同じ人と気づかないかもしれない。そのくらい曲に合わせて歌い方を変えられる 技術をもっているということだろうか。シンセ音はボーカルの間を縫うように配置されている ことが多いが、サビに重なっている5連音の3回繰り返しは(譜面としても)印象に残る。 Aメロ終わりのフィルターの使い方も面白い。
 初めの難所はサビの例のフレーズで、左手が動かなければ右で47を取ることになり 叩きが不安定なことに。さらにスクラッチも追加される上、2回目のサビでは4が3に 移ったりと非常に叩きづらいパターン。最後のサビは交互配置にスクラッチが混ざるような 配置だが、終盤左手が忙しくなる。ラストは小ドラムロールだがそれほど殺しという イメージはないのだが。ANOTHERはバスドラ追加でサビのフレーズがもっと難しく。 終盤はむしろ回復に使えそう?
 ムービーは勝負に負けて落ち込む優里と、一人勝負を挑む美夏、という内容なのだが……家庭 用8thに隠し曲と収録されているバージョンでは、ムービー修正前といった感じで動きや展開が あまり見られないものとなっている。ロケテバージョンだったのだろうか。

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DEATH DISCOTEXTURESLAKE ★★★★★☆☆☆1301P & 2P
 今回も渋い曲を提供してくれるSLAKE氏。パリの夜をイメージしたとのことだが ムービーでは香港。でもそれはそれであっていると思う。跳ねたリズムがJAZZっぽいが メロディラインがどれかわからず、ボーカル曲にしてもエコーがかかりすぎて サンプリングみたいに聞こえる。このどれが主音かわからずBGM(背景)にまぎれこんでいる あたりがTEXTUREの名の由来だろうか。ブレイク部分が一番メロディらしいものが聞ける。
 メロディライン(らしい)の跳ねたフレーズを叩くことになるのでスコアは狙いづらい。 後半から4打ちが増えるがリズムが取りやすくなり逆に弾きやすいかも?難所は2回ある ブレイクの終わりで、交互連打も跳ねていてやや見づらい配置。ANOTHERはこの部分が 階段状になっていて、見切りやすいが叩きづらくなる。1回目に増えているスクラッチが ラストには無いのが救いだ。ANOTHER14は左から右への大階段になっている上に左のパートの 方が変則的で難しいので14KEYSの★4に油断すると痛い目に遭うぞ。

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CYBORG TRANCEThe Hope of Tomorrow Sota Fujimori★★★★★★★☆1441P & 2P
 Rise'n Beautyではボーカルを加工したのをCyborgと表現していたが、それをジャンルに してしまった。ボーカルも前回と同じCyborg Akemiであり、曲調もRise'n Beautyと あまり変わらない、むしろ目立った音を使ってない分こちらの方が地味と言える。 曲が悪いというわけではないが、あまり印象の少ない二番煎じと言われても仕方ないかも。
 曲よりも譜面の方が(悪い意味で)印象が濃いというのもあるが。7KEYSからドラムロール+ フレーズが3小節続く。特に中盤はドラムロールが左で叩きにくい上、ラストに変な配置で 24分ドラム。★7を挑戦している人はここでゲージをほとんど無くしてしまうだろうが、 この曲もその後をつなぐことで回復・クリアできてしまうという代物。スコアラーには 嫌われやすいだろう。ANOTHERはドラムロールの間に裏打ちがあるとかわけがわからないが、 そこで2%でもやはりクリアは可能。その後にもドラムロールがあったりで7KEYSよりは クリアしづらくはなっているが。

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HYPER J-POP FIVEULTiMΛTETЁЯRA ★★★★★★★☆1801P only
 曲を聴けばDoLLの続編ということはわかるが、後ろのFOURだのFIVEだのはいつまで 続けるつもりだろうか?歌詞はやはりDoLLと同じでファンタジーっぽい内容だが、 守る側として男性視点で歌っているというのがポイント。だからってさすがに男性が 歌って合うような曲とは思えないが。DoLLの時はそうは感じなかったが、この曲の歌い方は やけにくどい気がする。特にサビの終わりとか、一途な恋の時のように「放り出すような」 歌い方だ。力強さを表現しようとするとこうなってしまうのだろうか。
 ★7にしては簡単という声をよく聞く。8分メインで同時押しもそれほどなく、 終盤のドラムロールもその後少し回復できるからということだろうか。序盤にある16分なんか フルコンを目指すのには邪魔に感じたり、スコアが取りやすいと言われるがあまりいい点を 取った覚えもないので、言うほど簡単というイメージはないのだが。ラストは見た目上テンポ ダウンせずに間隔が広がっていくというのも易しいという印象があるのだろうか。ANOTHERは バスドラ追加と中盤にスクラッチ多、終盤のドラムロールが2つ同時押し気味になっていて 難度は上がっているが、スクラッチを捨てればそれほど難しくなくなる。

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NATURAL SOUNDWonder BullfighterTwin AmadeuS★★★★★★★☆1261P only
 Bullfighter=闘牛士、スペインをイメージした曲で同じストリングスを使ったFreezing atomosphereと比べれば、地中海の気候を想像するような温かみのある曲調ではないだろうか。 途中3/4の変拍子を用いるあたりでWonder(不思議な)なのだろうが、Wonderful(すばらしい)とも かけているのではと思う(Wonderful-fighter?)。荒れ狂う闘牛よりも華麗に舞う闘牛士の イメージだ。
 メロディが良いのであまり聞き取りづらいが、この曲は皿譜面。7KEYSは3枚セットが 度々出てきてたまに6連続、といった配置。変拍子に入るあたりの16分フレーズは忙しいが、 スクラッチが絡むとさらに大変。片手で鍵盤とスクラッチを同時に取る技術は必須になる。 ラストの6連スクラッチは意外とズレやすいのでゲージに気をつけよう。ANOTHERはCHECKING YOU OUTを超える過去最大のスクラッチ数を誇るが、スクラッチは2種類のパターン(6枚組と 7枚組)しか出てこないとわかれば繋ぎやすくなる。それでも鍵盤の激しいところで一小節 まるまる連続スクラッチはかなり厳しい。特に2回目の変拍子地帯とラスト手前の正味 2小節分連続スクラッチは一番ゲージを減らしやすい危険なパートだ。

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