著者の家の庭には、たくさんの柿の木が立っている。冬に入って、まず甘柿、

続いて渋柿を収穫する。それを箱に詰めて出荷もする、我が家の収入源の一つだ。

 著者はあまり柿が好きではない。今後自分が柿の木の手入れをしなければならないのは

仕方ないことだと半ば開き直っているが、小さいころから柿ばかり見るとさすがに

飽きてくる。食後のデザートによく出されたことも。(もっとも、著者は林檎が好きだから

ということもあるが)特に干し柿は食べる気がしない。元々レーズンなどのしわしわの

ものが好きではないというのもあるのだろう。

 昔の漫画で、塀を越えて張り出した柿の枝に実っているのを、木の棒でつついて落とし

こっそり取っていくという「柿泥棒」が描かれたりするが、最近ではそんなのは

見たことがない。これも飽食の時代であるからだろう。一度は「コラーッ!」と

追いかけたりもしてみたいのだが。

 ところで、「こけら落とし」のこけらという字は、かきと非常に似ているが、かきは

木篇に┴と巾(市:縦棒突き抜けない)、こけらは木篇に一と巾(縦棒突き抜ける)なので、

別の字なのだが、ワープロなどでは同じ字が使用される。著者のパソコンでは、その

注訳もされているから律儀だと思う。

 

 「かき落とし」も意味は成り立ってるけどな……(=柿泥棒)


悪餓鬼


 小さい子供を下げずんで「餓鬼」と言うのは言いすぎだとは思うのだが。そもそも

餓鬼というのはその字のごとくがりがりに痩せた妖怪のことであるが、それは置いておく。

 悪ガキ(今後片仮名表記とする)と言えば、一人は体格が大きくて喧嘩も強くそして

傲慢で頭は良くないのと、もう一人が背が小さくて力も弱いがずる賢く少し家が金持ちで、

そして体格の大きいのに媚びへつらっている二人組が容易に想像できる。

 これはやはり故藤子F氏の作品、「ドラえもん」と「キテレツ大百科」に登場する、

ジャイアンとスネ夫、ブタゴリラとトンガリが有名だからだろう。この双方、特に

ジャイアンとブタゴリラを比較するのも面白い。

 二人とも頭はいい方ではないが、一方はのび太、一方はキテレツがいるので、相対的に

ジャイアンの方が賢いように思える。確かにブタゴリラは言葉を間違えてばかりだ。

しかし、家業を手伝うことに関しては、ブタゴリラはそれを進んでやっている。ジャイアンは

野球のためこっそり抜け出し、母ちゃんに叱られてばかりだ。

 あと、しずかちゃんからは「タケシさん」と名前で呼ばれるが、みよちゃんからは

「ブタゴリラくん」とあだ名のままだ。これは「かおる」という名前が皆に知られてなく、

ブタゴリラ本人もそれを望んでいる結果なのだろう。

 

 ドラえもん最大の謎。それはジャイ子の本名。


黒子


 「くろこ」とも読めるが、ここでは「ほくろ」について。

 黒子という言葉を読んで、すぐに自分の黒子を確かめた人もいるのではないだろうか。

普段は目に付かないのに人に言われると気にしてしまう。特に顔に黒子が幾つもあるように

思えてしまう。そして数えると増えるような気になってくる。

 実際はぱっと見て「この人黒子多いな」等と思ったことはない。意識しすぎということである。

しかし、大きな黒子や、瘤状のもの(あれは黒子と呼ぶのだろうか……)はよく目立ち、

そして著者はそれをよく思っていない。一体どういう経緯でそのような黒子ができたのか

不思議である。

 黒子のある位置によって顔の見え方も変わるようだ。実は著者には左眼の下に、いわゆる

泣き黒子が存在するが、小さいためか誰も気づかない。それはいいのだが、鼻の下にある黒子は

あまりよくは見えないので無くしたいところである。書くことは容易なのだが。

 漫画の登場人物には、顔に黒子が多くても一、二個しかない。いちいちいろんな箇所に

書くのも面倒というのもあるが、その黒子を書く場所は数パターンしかなく、双子を見分ける

ためだけに存在する場合もある。結局黒子は些細なものである。

 

 黒人に黒子ってあるのかな?あるいは全身黒子(ぉ


一足一等一


 著者の高校時代の友人には、変わった性格の人物が何人かいて、その一人がこう言った。

「1+1=1になるんだぞ。」

 そんな話も聞いたことがあるが、どういう説明でそう言えるのかを教えてくれた。

(その友人が教えたがりだったかも知らないが。)

 一辺が1の長さの正三角形があるとする。底辺を答えの「1」とすれば、残りの2辺が

「1+1」の部分である。まず、その2辺をそれぞれ真ん中で折り、底辺にくっつける。

一辺が0.5の正三角形が2つ出来るだろう。このとき元の2辺の長さは0.5×4で

2のままである。もう一度同じことをすると0.25×8、0.125×16……と、

一向に1+1=2のままである。

 だがこれを限りなく続けると、出来る正三角形の高さが限りなく0に近づき、元の2辺は

元の底辺に限りなく等しくなる。すると、1+1=1ということになる。

 実際はありえないことを、言いくるめて起こりえるように思わせることを詭弁(きべん)と

言う。他にも「兎は前を行く亀を抜くことはできない」などを知っている。実際はなんの

役にも立たないことだが、相手を騙すほどの説得力が養えるのだろう。

 

 わかりにくい?図解が必要か……

    /\              
  1/  \1    0.5 0.5 0.5 0.5    0.25(x8)            1+1
  /    \  →  /\  /\  →          → …… → 
 /      \   /  \/  \   /\/\/\/\        〜〜〜〜〜〜〜〜
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     1          1          1               1

     ↑                                     ↑
正三角形と思って(>_<)                           2辺が底辺に等しくなる
 わかった?

国旗


 日本の国旗は、世界で二番目に作りやすい。

 画用紙などを使って国旗を作るとしても、日本のものは、白に赤い丸を塗るだけで

完成である。同じ赤丸のバングラデシュは緑地で、緑に赤は塗りにくい。フランスなどの

三色塗りや、スイスなどの十字も簡単だ。アメリカは星を正確に50個描かなくては

ならないので面倒だ。しかし紋章が入っているものは手書きでは無理である。印刷に

頼るしかない。ちなみに作るのが一番簡単なのはリビアの国旗で。緑一色である。緑の

長方形の画用紙があればそれだけで完成である。もはや国旗かすらもわからない。

 「日の丸」は国歌「君が代」とともにいろいろ問題になったが、日の丸は変えなくて

いいと思う。大日本帝国の国旗は、日の丸に日光が描かれていて、丁度マケドニアの

国旗のようなものだった(右翼の黒い車にかかれてあると思う)。あれも結構描きにくい。

親しみの持てる国旗としては、日本のものは上出来である。

 高校の体育祭で、クラスごとにアーチを作るのだが、アイデアのなかった著者らのクラスは

帝国の国旗のような図を描いて「命懸けます」などとも字を書いたが、文集でアーチを写真に

載せるのに検閲がかかり我々のクラスだけアーチが残らなかったという苦い思い出もある。

 

 ↑まあ当然だわな(苦笑)他のクラスのように担任副担任描いとりゃよかったのに


お化け


 お化け屋敷に意味はあるのだろうか。

 著者が高校生のときの文化祭、著者のクラスは毎年お化け屋敷をしていた(進学クラスのため

メンバーが変わらず、「今年も」と言う意見もあり、また好評でもあったので)著者は

暑苦しい暗闇の密室の中、大きな音を鳴らしたり、笹(笑)をゆらしたりして客をおどかしていた。

客は懐中電灯をもって部屋を一周するのだが、幽霊のメイクに着物を着た女生徒がいたりと

結構本格的でもあった。わからないのは全身タイツの男であるが(本人の趣味らしい)。

 客が悲鳴を上げるのを聞くたび、「お化け屋敷」という名前がついているのならば、

本物の幽霊ではなく、生身の人間が驚かしているとわかっているのに、どうしてあんなに

オーバーに見えるのだろうか。

 遊園地などのお化け屋敷にも数回は入ったことはあるが、確かに仕掛けやメイクは完璧な

ものの、相手が生きている上に襲ってこないとわかっていると、ただ「突然現れ」たり

「大きな音を立て」たりすることに驚くだけで、その現れたものに関しては、気持ち悪いと

思うくらいだ。だが相手も仕事なので、こっちも恐がるふりでもした方がよいのだろうか。

ホラー映画も同様だと考えている。

 

 そりゃさすがに「本物が出る」とかは恐いよ、未知のものなんだから


金縛り


 金縛りといえば、夜中ふと目を覚ますと体の自由が利かなく、幽霊の現れる

前兆とされている。幽霊が出るかは別として、著者は何度も金縛りに遭っている。

 本当に眠いときでも、やっぱり起きていようかと思っていると起こりやすい。

実は睡眠に入る瞬間に起きようとすると、脳は起きているのに体は眠ってしまうので

体が動けない状態になってしまうのだ。そこまでならまだわかるが、なぜか耳の奥が

どくどく鳴ったり心拍が乱れたりとても気持ちのいいものではない。数秒間でその状態は

解けるが、一度金縛りになると2、3度続けてなりやすいから困りものである。

 金縛りのときは眼も開かないので、幽霊を見たりすることは出来ないはずである。

金縛りのときは夢を見ているときの状態と似ているので、それと「金縛り=幽霊」と

思い込んでいることが重なって、幽霊が出る夢を見ているだけかもしれない。本当に

幽霊が出たのかは証明できないが。

 今辞書を引いてみたのだが、金縛りの意味は「動けないように強くしばりつけること」

であって、上記のようなことに限ることではないらしい。ちなみにこの言葉にはもう一つの

意味がある。「お金の力でこちらの思うようにさせること」。読んで字の通りだ。

 

 昨日も昼間金縛りに。久しぶりだなぁ……って懐かしむことでもないが。


竹探(七)


 いくら平和でヒマだといって、再び魔物が現れだして旅に出られるというのは不謹慎だ。

 旅が再開して始めの町でいきなり「年頃の娘を格闘大会で優勝した者と結婚させる」という

DQIVのエンドール王かと思わせる金持ち(DQVのルドマンも入っている)が登場。その娘

マリアに一目惚れをしたユーザーは早速出場、見事優勝し、即結婚。マリアも少しも嫌そうに

おもっていない。本当に著者(小学生)の御都合主義である。

 船に乗って移動していると、大王イカに襲われ、ユーザーは海に落ちるが、なぜか神様に

助けられたりする。ポセイドンなどではなく、天空の神様だ。しかも見た目はDQIVの男勇者。

 今度はまた貧血。第27話「またひんけつ」だが、前回のは体内の血液が少ないのであって、

正確には「乏血」であった。だが今回も魔物に拉致される。だが抜け出して崖から落ちたところで

丁度仲間に見つけてもらい事なきを得る……?

 本当にネタが無いときはつまらない。なぜか賞金つきの90kmマラソンにユーザーが

出場したりする。しかも6時間で走りぬき二位を足の差でかわし優勝、50,000$を手に入れる。

別に金に困ってたわけではない上、その賞金を使うことも無く、その場は終わってしまった。

第一、ドルというお金の単位が空想物語に似つかわしくない。

 

 次回は当時大贔屓のシャノン登場&時代はFF混沌紀へ。


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