beatmaniaIIDX 12 HAPPY SKY


"GOTHIC METAL" Agnus Dei / あさき
 初出はGuitarFreaks 10thmix & DrumMania 9thmix。「神の子羊」という意味の曲で、 キリストを指したり、あるいはキリスト教のミサ曲にも付けられている曲名である。 あさき曲では歌が特徴的だがこの曲はインストで、ゴシックメタルとあるように、 中世音楽の音階を取り入れたバンド曲で、変拍子が多く曲の展開がめまぐるしく変わって いくのが特徴。ムービーはギタドラのもの少し手直ししたものとなっている。
 冒頭の急激なbpm変化に注意。以降は中盤1小節とラストに少し変化する程度。全体として 1鍵を中心とした譜面で、前半の8分連打+ズレ含みの配置、中盤の隣接移動トリル、 終盤の連続スクラッチとミスしやすいパターンが要所で見られる。ANOTHERは16分パートが 追加されており、特に終盤の8分配置だったところが一変している。スクラッチ絡みの 箇所であまり難化していないのが救いか。DPはANOTHERで左S+1がしつこいのと、16分 局所難が特徴か。

"NATURAL SOUND" alla turca con passione / Twin AmadeuS
 トルコ行進曲といえばベートーベン作曲のものも有名だが、Twin「AmadeuS」だけに モーツァルト作曲のものが原曲となっている。メロディラインはほとんど原曲と同じで、 特にオリジナルのフレーズもなく誰でも馴染むことができる曲だろう。ギターとバイオリンが 交互にメロディを弾き合っているのがこの2人組ユニットならでは。ムービーは トルコでもモーツァルトの出身のオーストリアでもなく、イタリアの風景が使われている。
 鍵盤同時押し+スクラッチの連続と階段譜面が特徴。特に中盤の階段地帯は休む暇がほとんど無く、 集中力を要する。終盤は2連打が絡む同時押し・16分配置にも気をつけよう。ANOTHERは中盤階段 地帯以外が難化。特に終盤は2鍵の縦連打を中心とした配置が厳しく、ラストの3つ同時 押し+スクラッチの連続も見た目より拾いづらい。DPは中盤の階段がうまく弾ければ楽しい 譜面。DP ANOTHERは終盤の縦連打が弱い分、SPより良心的に見える。

"TRANCE CORE" Aurora / Ryu☆
 HAPPY SKYにRyu☆得意のHAPPY HARDCORE……と思いきや今回はTRANCECORE。イントロから 壮大な広がりを持つ、曲名通りオーロラの下にいるような気分になるフレーズが流れるが、 まもなく激しいリズムとシンセフレーズに襲われる。中盤以降、フィルターによる変化の あるシンセと、シンバル6連発が印象的。ムービーは、六本木ヒルズにある蜘蛛のオブジェを モチーフとして、その蜘蛛が動き出して街を襲うのを狭霧シオン演じる謎の女性が止めると いうもの。髪型が独特すぎて少しホラーなイメージも。
 HYPER前半は4つ打ち+裏打ち+シンセフレーズで8分同時押しが多い。中盤から16分が 増えだし、高速で同時押しありの体力とテクニックの両方を要する。シンバル6連発の部分は リズム通りきっちり決めたい。ANOTHERは序盤に16分が追加されておりHARDゲージだと いきなり怖い。後半からは裏打ちを中心に追加されており、NOTE数の割には密度が高く見え、 オブジェの見切り能力も問われる。DPは変則的に分割されており、階段が崩れたように なっている箇所がミスしやすい。

"NOSTALISH REQUIEM" CaptivAte 〜浄化〜 / A/I
 CaptivAteシリーズ(NOSTALISH REQUIEMシリーズ)の1曲目となった曲で、作曲者はDJ YOSHITAKA。序盤はピアノ中心の哀愁系インストだが、中盤から歌が入る。そして終盤は シンセ中心となり、前作・IIDX REDのエンディングテーマのフレーズが流れる。 後のCaptivAteシリーズも、システムBGMを元に作られたものが多い。出力アニメにはHAPPY SKYメインキャラのシアが登場しており、HAPPY SKYの一押し曲とされている。
 中盤まではピアノの16分<字配置が目立ち、二重になっている箇所も。また階段状の同色同時 押しも目立ち、それに絡むスクラッチが何気にとりづらい。終盤は4つ打ち+8分・16分交じりの 交互打ちで、4小節ごとにスクラッチを含む連続同時押しという繰り返しが多い譜面で ある。ANOTHERは序盤に変則リズムの縦連打が増え、隣接配置がかなり多くなっている。同色同時 押しの連続だった箇所が全て隣接になっていたり、終盤には三角押しの連続も。

"ACID JAZZ" Catch Me / DJ Yoshitaka feat.ERi
 前作「D.A.N.C.E!」と似たような構成で、スクラッチを多用したアップテンポなR&Bと いった感じの曲調。ただD.A.N.C.E!ほど明るい曲調ではなく、ちょっと大人びたように感じる。 伴奏もギターとベースしかないシンプルな構成だが、リズムパートに凝った箇所が見られる。 ボーカルは寂しくもあるが力強いイメージがある。後半のサビではDJシミュレーションらしい 工夫がされており、サビ後は別の曲へ移行しているらしい。出力アニメには、GOLIキャラ女性陣の 中では大人な二名、ナイアと茶倉が登場。
 4or8小節ごとに32分交互が登場、しかも16分と連結していたりするとBADハマりの可能性が 高くなる。小節線手前の16分スクラッチも鍵盤が絡むと拾いづらい。終盤には連続スクラッチも あり、全体としてミスが出やすくクリアは安定しづらいだろう。ANOTHERは前半に縦連打と 隣接多めの同時押しが追加され、テンポの遅さがたたってごちゃっとした譜面に見える。32分 トリルはスクラッチも絡むようになってさらにミスを連発しやすくなっている。

"J-POP REMIX" Don't let it go / ウッチーズ
 「あきらめるな」という意味の曲名。IIDXのウッチーズ曲はどれもbpm160台のアップテンポで、 シンセの階段フレーズがボーカルの間に入ってくるというパターン化したシリーズみたいな ものだ。ジャンルにREMIXと付いているのは、大桟橋と同様に原曲はもう少しゆったりした 曲だが、ゲーム版ではアップテンポのアレンジであるということ。イントロがピアノから入るあたりは 「どんなときも。」に近い。歌詞は進む道に迷った若者を応援するというものになっている。
 2つ同時押し+Sの2連続がキメによく使われている。シンセフレーズは交互配置が多く、 最後がスクラッチになっているのはこれも相変わらず。サビに右から左の階段が連続するので ここが難所となる。16分3連の繰り返しで十分に回復したい。ANOTHERは4打ち+クラップが 増えるというのもお馴染み、これもシンセフレーズの入るところが一番密度が高くなるので 見切れることが大事。あとDP ANOTHERはシンセが片方に寄っていて、単なる分割だが難易度は 絶対SPと同じではない、☆8は明らかな詐欺で、のちに☆10にまで昇格した。

"BATTLE2005" double thrash / 414
 イベント「BEMANI EXPO」で生まれ、Des-ROW・泉 陸奥彦の2人で作られたギターの 激しい曲。thrashは「/(slash)」ではなく「鞭打つ」という意味で、"thrash metal"という 激しさとスピードのあるへヴィメタルの一種、ということが由来と思われる。そして二人の ギタリストだから"double"。ムービーはGOLIによる少年キャラ・ロボットキャラが登場し 硬派なイメージ。ポップンから「Jack」が、楽曲よりも先にIIDXに登場している。
 序盤の交互打ちにできそうでできないトリルが崩れたような配置を皮切りに、長い隣接 階段や同色螺旋階段、ズレ含みの移動トリルとBADハマりに陥りやすい箇所のオンパレードと なっている。一方後半は同色8分同時押しが多く、そこで回復してノーマルゲージクリア できるというパターンが多いだろう。ANOTHERは前半に偶数拍スクラッチが加わり、階段地帯に 重なると厳しい。ただし終盤は同時押しが増えた分回復量も増えるので、難易度値はHYPERと 同じとなっている。

"HYPER J-POP SIX" EDEN / TЁЯRA
 HYPER J-POPシリーズ6作目の曲は、TЁЯRAの曲でもbpm200という高速曲。その分ボーカルは 半分のbpmの感じで歌っており、ゆったりとして壮大な印象を与えている。一方ドラムは重ためで、 間奏には低音ギター・ベースも目立つ、激しさも兼ね備えている。ムービーはDoLLと同じくGOLIキャラ アナザーストーリーで、こちらはロボットよりも剣を持ったキャラたちが全面に出たファンタジー 寄りの内容に。歌詞の「そう!」に合わせてセリカがこちらを振り向くカットが印象に残る。
 8分同時押しが多いが、隣接配置や縦連打絡みが多く、油断すると細かいミスを連発してしまう。 サビからは7鍵4つ打ち+左8分フレーズとMIRRORがかかったような譜面で戸惑いやすい。終盤は スクラッチや16分配置がところどころあるなど、全体として極端な難所は無いが集中を途切れさせ られない譜面である。ANOTHERは同時押しが強化され体力譜面に。終盤の疲れたところにいちいち スクラッチが入ってくるのがいやらしい。16分配置も階段状の箇所が増えている。

"E-ROCK" EMPTY OF THE SKY / AKIRA YAMAOKA
 空(から)と空(そら)をかけたような曲名。山岡氏の曲ではおなじみのボーカル・ricが妖しくも 神秘的に歌っている。雰囲気としてはRISLIMをアップテンポにした感じだが、基本的にドラムが バスドラとスネアが1拍ずつ交互に鳴っているため、bpmの割にはそれほど激しくない。前半に 8分でドラムの連打がブレイクになっているが、徐々にボリュームが上がってくるのが印象に残る。 ムービーはGOLIキャラのアナザーストーリー版で、TЁЯRA曲以外での割り当ては珍しい。
 テンポが速めで8分中心の譜面。HYPERは前半の1・3鍵と4・6鍵の8分二重トリルが一番の 難所となるだろう。中盤の連続スクラッチを超えれば、そこから回復して終盤を迎えたい。ANOTHERは 1・2鍵の交互4つ打ちが追加されており、8分同時押し度合いが強まっている。やはり高密度なの はHYPERと同じ箇所で、特に中盤スクラッチの絡みでミスしやすい。終盤は密度も高くなく、所々に ある16分配置に気をつければ、スコアも出しやすいクリアしやすい譜面である。

"TECHNO RAVE" First Resolution / good-cool
 訳すると「初心」の意味となり、good-coolが初心に帰って作曲したやや速いテンポの 4つ打ち曲。冒頭で車が走り去る音があるせいか、レース番組で流れそうなイメージの 曲であり、細かいシンセやオケヒを多用しており暗めの展開が続く。後半からはボーカルが 登場するが、歌モノとは考えなくていいだろう。ムービーは白黒とタイポを中心とした、 写真素材が目まぐるしく切り替わるVJ風な作品で、先に素材を作っておき曲ができてから それらを組み合わせて仕上げるという手法がとられている。
 曲のほとんどが4つ打ちな譜面(偶数拍は最後が8分になる)。前半は16分混じりの単フレーズ、 後半は8分同時押しが多くなっており、ほとんど1〜3鍵盤を左手、残りを右手ということに なるだろう。スクラッチは正拍、または偶数拍に多いので、鍵盤との絡みに注意しよう。ANOTHERは 前半裏打ちを中心に増えている他、中盤の右側に16分の狭苦しい配置が。終盤は16分 隣接配置が多く、小節終わりの1鍵と絡むトリルでミスが出やすい。

"CYBER FUNK" FUNKTION / ULTRAdoof
 "FUNCTION"と書くと、プログラマにとっては馴染みのある「関数(あるいは機能)」なのだが、 この曲名はジャンルのFUNKとかけてFUNKTION。といってもドイツ語でfunktion=英語でfunctionら しいが。シンセ音でファンキーなメロディを作っているのがジャンルの通り。 中盤のデジタルなパートがMUSIC TO YOUR HEADを彷彿させるのでULTRAdoof=SLAKEの別名義では という噂もあったが、実際は高橋"Nish"コージ氏とのことである。
 HYPER7序盤は8分間隔の2連続スクラッチが度々現れる。鍵盤と同時になっているときは いいが、間にオブジェが入り込んでいるとやっかい。中盤は短い同色階段がしばらく続き、 8分の同時押しに以降。その後のパートで隣接階段がやや多くなっているので注意 しよう。ANOTHER7は鍵盤が増えたせいでスクラッチ間のオブジェも増えていてかなり取りづらく 感じる。DPは中盤のパートがHYPERだと同色階段、ANOTHERだと同色で2個ずつ交互に降って くるが、これは実はHYPERの方が叩きづらかったりする。特にHARDでやろうとするとANOTHERの 方が先にできたりするかもしれないぞ。

"SWING WALTZ" garden / 青野りえ
 wac作曲、ボーカルの青野りえはwacの大学のサークル時代の同期である。ワルツとあるが 5拍子と6拍子の混ざった変拍子の曲で、静かで優しい曲調のスウィング・ジャズを意味して いるものと思われる。ピアノのボーカルのしっとりとした感じで始まるが、オルガンやリズム パートが加わりジャズっぽさが見えてくる。庭師が庭木を剪定して動物の形にしているのを イメージして作られた曲らしいが、出力アニメでは月夜でバラいっぱいの庭にツガルが立っている というものになっている。
 bpm220という高速で跳ねたリズム。小節の前半で跳ねた交互打ち、後半で同時押しという 配置が多いように見受けられる。またその同時押しはスクラッチも絡むことがあり、スクラッチと 近い鍵盤は片手で取りたいところ。終盤は隣接気味の跳ね階段が続き、ここもスクラッチ絡みで ミスしやすい。ANOTHERは同時押しが強まったり跳ねリズムパートが増えたりしているが、後半の 二重階段からの密度が高く、じわじわとゲージを削られ無くなっていくということになりそうだ。 ラストの階段+スクラッチ地帯も休み無しの部分が長くなっている。

"RAVE" Get'em up to R.A.V.E / Disconation
 kors kのディスコ系楽曲での別名義・Disconationによる、ディスコ色バリバリのレイブ ミュージック。kors kが小学生の頃に聞いて衝撃を受けた曲を作った人をリスペクトした曲らしい。 シンセとオケヒ、ピアノのバッキングに声ネタとよくありそうな構成ながら、古臭くならず格好良い 曲調に仕上げている。ロケテスト版から製品版でラストの8小節が削られたが、サントラでは 最後まで聞ける。ムービーはギタドラメインのデザイナーmitoによる、3Dロボット軍団の内容。
 8分・16分混じりの交互打ちが多い譜面。小節線前に声ネタスクラッチがあることが多く、 鍵盤との位置関係で取りづらいものも目立つ。終盤は階段っぽい16分が度々出てきてゲージを 削っていく。ラストは移動トリル+4分スクラッチでややラス殺しになっている。ANOTHERはドラム パートが詰め込まれた結果、トリルの間に32分<字配置があるなど、局所的に密度が高い箇所が 見られる。ラス殺し要素が薄い分、道中のトリルでいかにゲージを残せるかが鍵だ。

"BROKEN TEK" GREEN EYES / SLAKE
 SPARKER名義でROCOCO TEKを3曲続けてきたが、今回はSLAKE名義でBROKEN TEK。 タイトルを訳すると「嫉妬の目」となる、HAPPY SKYのテーマには似つかわしくないダークな曲調。 変則的なドラムのリズムの繰り返しが続き、クラップ系の硬い音が何度も鳴って耳に残りやすい。 終盤にメロディラインらしいものが出てくるが、それも最後に不安になるような音階で締めている。 ムービーも緑を基調としてシミが広がるような演出やモザイクなど、恐怖を駆り立てている。
 16分メインの変則的なリズムで、パターンもコロコロ変わるので覚えるわけにもいかず、ほぼ 目押しに頼ることに。テンポの速さもあって体力譜面的要素もある。後半からは同時押しも混ざり スクラッチも絡むこともあり、★8ではかなり難しい部類と思われる。ANOTHERは乱打地帯にさらに 変則的にオブジェが追加されて何を叩いているか分からない状態に。特にスクラッチ絡みで崩れる ことに気をつけなければならない。こちらも★10ではクリアは安定しづらいだろう。

"HAPPY HARDCORE" HAPPY☆ANGEL / jun feat.TAHIRIH
 HAPPY SKYだけに、HAPPY HARDCOREでHAPPY☆ANGELという、HAPPYづくしで今回のテーマに 一番合っている曲だろう。junハピコア曲の英語ボーカルはお約束になっているが、今回は ピアノは間奏以外あまり目立たず、シンセの細かい音が伴奏を任されている。bpm180はSweet Sweet♥Magicと同じだが、こちらの方がよりアップテンポに聞こえるのは、序盤とラストに あるメロディパートとオケヒ・クラップの使い方によるものだろう。ノリの良い証拠でもある。 出力アニメはGOLIには珍しいポップな画風のキャラが登場する。
 所々ある3連スクラッチはクリアには大きく影響はないものの、フルコン狙いだとかなりの 難所となる。序盤とラストの16分混じり交互打ち以外では、4つ打ち・裏打ち中心や 8分フレーズの配置が多い。ANOTHERは交互打ち地帯に1フレーズ追加で見づらい配置の他、 4小節ごとのラストに16分配置が詰め込まれており、適当に押してしまいゲージを一気に 減らしてしまいそうだ。スクラッチはHYPERとほとんど変わらないが、同時押しとの絡みが 強くなった分、スクラッチがやけに多いように感じるだろう。

"CYBER J-ROCK" I am / 有沢みはる from BeForU
 BeForUのメンバー・有沢みはるのソロボーカル曲で、NAOKI作曲・jun作詞というTЁЯRAの 二人がサポート。イントロはピアノのアルペジオでしっとりとスタートしているが、すぐに ギターとドラムが激しくなり、ボーカルも力強い感じを受ける。ドラムパートがNAOKI曲にしては やや変わっており、終盤の8分連打などは印象に残りやすい一方、中盤のピアノアルペジオ などはEDENなどを思い出させるパターン。ムービーは有沢みはる本人出演で、白線を書き殴って 演出することで強風の中で歌っているかのように見せている。
 左側ドラム、右側ギター等の8分中心譜面だが、16分隣接階段の連続やトリルなどでミスが多く 出そうだ。8分パートも縦連打や隣接トリルみたいな配置が多く、速さに付いていけないとクリアは 遠い。ラストのスクラッチ絡みの同時押しも危険だ。ANOTHERは16分配置が多くなっており、 1鍵の16分縦連打に2鍵などが加わり、BADハマりが多発しやすい。特にHARDゲージは怖い ことになる。特に左に寄った譜面なので、左手が弱ければMIRRORも考えよう。

"CLICK HOUSE" in motion / Ryu☆
 Ryu☆曲といえばキャッチーなフレーズで派手派手の曲調が当たり前のようになっていたが、 この曲はそれに比べればかなり地味に思われるだろう。CLICK HOUSEというジャンル自体万人受け するようなものではないが(前・今作で3曲にもなったが)、同じフレーズの繰り返しで耳に残り やすい曲ではある。効果音というよりボイス系のサンプルを主に使ってグルーブを作り出している。 その声ネタの中で「ビーマニ」と言ってるように聞こえるのが5鍵の「CYCLE」を思い出すのだが、 声は全くの別。ムービーは女性の緑色のシルエットがメインになっているが、何度も出てくる 「両手」がその形から波動拳とか、それに重なっている声ネタから「ガチョーン」に 見えて(聞こえて)仕方ない……
 HAPPY SKYの新曲では3連スクラッチを含む譜面がかなり多いが、この曲もその1つ。 ただ他に比べbpmが遅めなので繋ぐのはそれほど難しくはないだろう。難所は序盤の4打ち+ 8分連打+α地帯、ずれてBAD連発だと気分的に凹んでその後にも影響するので、確実に 繋げるようにしたい。あとは16分を含む乱打譜面が続く。最後の10小節くらいは交互配置と 知っていれば、オブジェが増えているANOTHERでも繋ぎやすくなる。

"TRANCE" INAZUMA / dj TAKA
 後半にthunderと同じボーカルが使われており、曲名の意味も似た感じではあるが、 初めからthunderのリミックスとして作ったのではないらしい。インスト曲で作り出したが ボーカルを入れることとなり、同じ進行のthunderのボーカルを入れるとマッチした、 という流れとのこと。初めはハード・エナジー系で作っていたというのもあり、全体的に シンセが目立っているが、どことなく哀愁漂うメロディアスな曲調でもある。
 16分シンセは同色寄りの乱打と階段が混ざったような配置で、押しやすいが密度があるので 見切り力が必要。中盤はトリルが多くややBADハマりに注意。終盤は4つ打ち+αで、8分 縦連打などになっておりやや回復か。ANOTHERは4つ打ち当然、別パートも加わりかなりの 高密度譜面に。終盤は4つ打ち+16分移動トリル+4・8分フレーズで、右側のトリルに より右手がつりそうになるのと、最後1小節のやや殺しっぷりがクリアを阻む。

"HAPPY EXTREME" LESSON 5 / Risk Junk feat.Erika Mochizuki
 Under the Skyと共に、家庭用10thに先行収録。One More Lovelyは高速でHAPPY HARDCOREに 近いものがあったが、こちらはややbpmは落ち着いてTRANCEっぽくなっている。細かいシンセが バックで鳴っているのは前作と同様。HAPPYというジャンルなのだから明るい曲調ではあるが、 「落ち着いた明るさ」という表現になるか。望月英莉加はSPEEDY CATに続きボーカルに抜擢された。 ムービーは全体的にモザイクがかかった画面で人が曲にノって踊っているというもので、 東京食堂作なだけにKecakで出た人型ドットも一瞬登場。
 Risk Junk曲ではテンポも速すぎず良心的な難易度。序盤の3・7鍵の歯抜けトリルはBADハマり が怖いが、クリアに大きく影響でるものではない。気をつけるのは4小節ごとの最初にある スクラッチと鍵盤の同時⇒16分ズレ配置で、後ろの鍵盤を取り損ねることが多い。終盤手前の16分 階段の繰り返しとスクラッチの絡みもミスを抑えたい。ANOTHERは難易度の割に高密度で、ミス しやすいパターンは縦連打含みになり更に気をつけねばならない。またラストに左側小トリルが あり、何気にラス殺しになっているので油断しないよう。

"CLICK HOUSE" Listen up / Mitsuto Suzuki
 Let's runの作曲者がまた渋い曲を提供。IIDXのCLICK HOUSEはゲーム性を考えて普通より音が 多めに使われているらしいが、公式サイトにはリスニングバージョンがあると書かれていたが、 これがサントラのLONG VERSIONとして入るのだろう。声ネタというよりちょっとした歌モノに なっているのはLet's runと似ている。電話のフォーンのような音がメロディで、4打ちキックの 中クラップ音が目だって使われる。まあこういう硬い音をふんだんに使うのが「クリック」ハウスの 由来だろうが。この手の曲のムービーの割には、声部分に合わせてスクロールしているのが ブレたりと面白味があるなと思っていたが、これがMAYA担当というのが、キャラ絵のイメージと 全然違うのに驚いた。
 4打ち曲のはずなのに、1鍵はキック音ではなく4打ちでないのが変わっている。 しかし1鍵を中心に他の鍵盤を叩くというのは、4打ち譜面と同じテクニックを要するので、 鍵盤の同時押し部分でリズムを取るように。ANOTHERと比べてHYPERの方がスクラッチが多い というのも特殊で、ひょっとしたらANOTHERの方が先にフルコンできる人も?

"PUNK OPERA" Little Little Princess / SHRINE 418
 イベント「BEMANI EXPO」において、wac(+常盤ゆう)とHandsome JET Projectにより 作られた、パンクとオペラという真逆のベクトルを持つようなジャンルを組み合わせた曲。 勇者が助けるのを嫌がり、魔王が手を焼くほどのおてんばなお姫様を主に置いた世界観で、 姫と勇者の歌の掛け合いが面白い。また静と動の切り替わりが激しく、それでいて破綻せず 二つのジャンルを上手く纏め上げている。ムービーは歌詞の内容をそのままオペラにした、 というのを人形劇でやってるのがLittleなところ。間奏では天井からピアノを弾くwacと、 ギターを弾くHandsome JET Projectの二人も登場する。
 bpm212と高速で、16分トリルや>字配置、12分螺旋階段などせわしない配置が連続する。 曲も長く、HYPERから結構体力を必要とする譜面なので、簡単なところでは力を抜いて 最後までもたせたい。bpmが変化するのは最後の小節だけである。ANOTHERは同時押し度合いが 増えさらに体力譜面になっているが、最初と終盤手前の12分階段が隣接+ドラムパートも加わり かなりミスが出やすい。あとはラストの3連符階段+スクラッチ+αまでの3小節ほどを 集中力持たせて切り抜けられるかどうか。

"DRUM'N'BASS" Love Magic / D.J.SWAN
 前作・Secret of Loveに続くD.J.SWANによるドラムンベースで、いつものように8分刻みが 多いが、今回は4つ打ち部分もある。フレーズ終わりの3拍目裏にアクセントがあるのもお約束。 ドラムンベースであるがベースよりも目立つピアノが同じフレーズを繰り返す。この同じ繰り返しが クセになることから、Love Magic(媚薬)という曲名が付けられたのだろうか。出力アニメの女性 はSecret of Loveと同じキャラらしいが、こちらの方が可愛らしく描かれている。
 8分縦連打はBADハマりが怖く、それが1鍵軸として2重になる箇所も。さらにトリルに スクラッチが絡む配置も度々登場し、ゲージを落とす可能性のある箇所がたくさんある。クリア 優先するならトリルは両手でしっかり取り、スクラッチを捨てるのが無難だろう。ANOTHER序盤 はHYPERと変わらず、中盤は16分リズムが混ざるもそれほどクリア難度は大きく変化しない。ただし ラストは1・3鍵16分トリルが長くなっており、ラス殺し度がアップしている。

"UK PROGRESSIVE" mind the gap / Osamu Kubota
 「変拍子に注意」。久保田修氏が4拍子を嫌っているとは いえ、7/8→3/4→7/8→5/8→3/2→11/8→3/2→7/8→3/4→7/8→5/8という素数 変拍子(3/2は6/4などにも捉えられるが、あえて素数で示す)のオンパレードは、 他ではabstractくらいしかない。イントロは「惑」に似ているが、エレキギター?のフレーズや ドラムなど激しい部分もある。bpm変化に合わせて静と動を繰り返している。
 「段差に注意」。古城で目覚めた骸骨が、骨しかないのにトイレを探して走り回るという 滑稽なムービー。正座して茶を飲む姿は某落ちものパズルゲーで見たような……最後にトイレを 見つけるが、足元の瓦礫(段差)に気が付かず、転んでバラバラになってしまうというオチ。
 「bpm変化に注意」。意外にもIIDXの久保田曲でbpm変化するのはこの曲が初めて。 いわゆるソフランのように2倍or1/2倍の変化ではなく1.5倍で変化するのだが、 遅いパートの階段が詰まりすぎて見切れない人も多いだろう。HS4.0で高速地帯が できる人なら多少楽だが、それでもbpm98はまだ遅すぎる。最後の遅いパートからも オブジェがたくさんあるので、SUDDEN+も使うなら遅い方に合わせるべきだろう。 あと、「最後の3オブジェにも注意」。

"FUTURE HOUSE" MOON RACE / ELEKTEL
 作曲者ELEKTELは「米ソの月の開発競争」のイメージで作曲したらしい。4つ打ちキック と2STEPが重なって鳴っているという変わったリズムで、中盤以降の静かになる部分にJazzっぽさ が含まれている。またかなり動きのあるベースのフレーズも特色である。一方、イントロで 幼い女の子の声がラララ〜と歌っていたり、中盤のメロディが琴のような音色だったり 旋律が和風だったり。そこが理由だろうか、ムービーは「ウサ耳ミニスカ巫女」が走っている 内容となっている。
 難所は前半とラストにある16分交互打ちっぽい配置が8小節続くところ。ラストはトリルになる。 その他は8分・16分混じりの交互打ちが多いが、ズレ配置も目立つ。ANOTHERは16分パートに 4つ打ち追加で交互っぽさが崩れている他、ラストは16分+トリルになっておりラス殺しにも 思える。またDP HYPERはSP HYPERと同NOTE数だが、16分パートが非常に偏りのある配置になって おり、SPよりも難易度が3段階も上になっている。ちなみにこの難所の部分、4小節を1列と して2列並べてみると、オブジェの配置がうさぎに見えるという偶然(?)が。

"DRUM'N'BASS" PATRIOTISM / kobo
 家庭用で新曲→ACに移植という形での楽曲提供ばかりだったkobo氏が、ACに書き下ろしの 新曲。G2・Karmaのようなダーク一直線のドラムンベースで、スクラッチ音と声ネタを多用して いるのが特徴(中盤に「Be quiet」というのがあるとどうしても同名の曲の方を思い出してしまう が)。シンセメロディの変則的リズムと後半のマリンバが不安感を漂わせ、ラストの不協和音での 締めで、曲終了後も恐怖感を頭に刷り込まされるだろう。「愛国心」という曲名から、出力アニメは 戦国時代の武将が何人か登場。「雪月花裏編」をイメージしているということは、黒髪の女性は 雪月花の出力アニメの人と同一人物ということだろうか?
 1鍵を中心として交互配置となるシンセフレーズが長く続くが、そのリズムがどこも 変則的で譜面どおりのタイミングで叩くのが難しい。1鍵だけに目をとらわれないように。 案外S-RANDOMの方がやりやすかったりもするぞ。ANOTHERは連続スクラッチ地帯が何度も登場、 ラストにもあるので最後まで油断できない。スクラッチ地帯以外の部分はほとんど難しくなって いないので回復に回したいところだが、一箇所あるドラムロールは危険。

"HEART" Pink Rose / Kiyommy+Seiya
 初出はKEYBOARDMANIA 3rdMix。ポップンやDDRにも移植された、村井聖夜としてはIIDX初登場 となる曲。イントロはピアノのアルペジオで始まるが、すぐテンポアップしシンセ音中心となる。 切ないメロディとフレーズ、くまのきよみの澄んだ歌声が心に響く、「HEART」というジャンルが ピッタリ合っている曲だ。ムービーは加工はあるもののKEYBOARDMANIAのものからで、3Dロボット もの。ダメージを受けてノイズが入るMISSレイヤーが用意されている。
 2つのフレーズを同時に叩くことになるので同時押し・16分ズレが多い。一番の難所はサビに 入る直前の、2つ同時押しの連打にスクラッチが絡む箇所が2回。慣れないうちはスクラッチを 意識しすぎず大きくミスをすることを減らし、その他の部分で回復するように心がけよう。Resort Anthemで復活した際、ANOTHERはCN譜面に変更された。両側CN以外は全てのCNを右手で取ることに なりそうだが、4つ打ち+3鍵CNは迷いどころ。CN以外の鍵盤は同時押しは多いが特に怖い 所は無い。

"SYNTHESIZED TECHNO" PLASMA / Sota Fujimori
 Sota Fujimoriにシンセよりも良い買い物と思わせた、プラズマテレビから付けられた曲名、 という面白い由来。多彩な変化をする細かいシンセで構成される伴奏はANDROMEDAの再来で、 このシンセ音がプラズマらしさを作り上げている。一方、鐘の音色のような主旋律は独特で、 異質な感じもするが、その分このフレーズは覚えられやすいだろう。どことなく神秘的な雰囲気も 与えている。サントラ版では他のパートが強くなっているのか、イントロは違う曲に思える。
 序盤は歯抜け16分乱打で変則リズム、中盤は隣接階段の連続、終盤は階段気味16分が長々続き、 ラストはトリルで油断できないなど、全編通して難易度が高い。スクラッチが少ないのが 救いか。ANOTHERは全体的に4つ打ち追加。譜面密度は★10相当だが、隣接階段が移動トリルに なっていたり、変則リズムが4つ打ちのおかげで刻みやすくなったりと、HYPERから極端に 難しくなった印象は薄い。DPはANOTHER無しだが、片側隣接階段があったり16分乱打が 左側に寄ったような配置など、クセのある譜面でクリアは難しめと思われる。

"HARD DANCE" Pollinosis / dj REMO-CON
 曲名はズバリ「花粉症」。鬱陶しいほどバリバリ鳴っているシンセ音が似たようなフレーズを 繰り返し、そこらじゅうを舞っている花粉を表しているのだろう。しかも曲が進むほど シンセとシンバルの鳴り方が激しくなっていく。ムービーはなぜかバンド演奏している3Dネコ。 確かにシンセ音がネコの鳴き声に似てなくもない。杉の木から飛び出す星型の花粉や、 マスクをしている人などを見ると、実際に花粉症に悩まされている人にはトラウマに ならないだろうか。
 HYPER序盤は4つ打ち+裏打ちもしくは4分同時押しが基本で、中盤は16分小階段が所々に。 スクラッチを取り損ねないよう注意しよう。終盤が勝負で、16分3連階段の繰り返しから12分3連 に移行。終盤はリズムがややこしそうだが交互打ちっぽく拾える。ANOTHERは5つ同時押しの連続、 螺旋階段+スクラッチ付き同時押し、長いトリル+スクラッチ+16分小階段、終盤は縦連打含みの 変則リズムに連続スクラッチ、と難所のオンパレード。鍵盤7つ同時押しも初登場する。一方DPは 左側S+1のしつこい譜面で、DP ANOTHERもSPと比べてかなり見劣りする。

"EUROBEAT" POODLE / Y&Co.
 MONKEY DANCE・SPEEDY CATなど、曲名に動物の名前を使った流れからか、今回は犬の種類 であるプードルを曲名とした、Y&Co.のEURO BEAT。前回のSPEEDY CATのカッコ良さから打って 変わって、犬の立場から綴った歌詞となっており可愛らしさを前面に出している。 オケヒの音がちょっと犬の鳴き声にも聞こえる。ムービーは歌詞になぞらえて、 ピンクのプードルがいろんな表情をする愉快でカラフルなアニメものとなっている。
 4つ打ち+シンセメロディの配置が主だが、HYPERではシンセのキーだけ見れば16分に なっている所が少なく、鍵盤はそれほど難しくない。ただ4分スクラッチの連続部分で、 鍵盤との同時になっているところで取り損ねが多くなるだろう。ラストも1鍵連打+αからの スクラッチ絡みの配置と油断できない。ANOTHERは16分シンセパートで左側に詰め込まれており、 左手が辛い配置に。中盤の4つ打ち+移動トリルの配置も集中してミスを抑えたい。 なお、AメロではHYPERより鍵盤が減っていたりする。

"DIGI-ROCK" rage against usual / dj TAKA feat.Gt.Shintaro
 HAPPY SKYというサブタイトルに対抗するかのように、「日常の怒り」をテーマにしたdj TAKAのロック曲。デジロックとあるがほとんどが生演奏となっており、ギタリストの 友人・Shintaroとのコラボによる、ギターが全面にで出た硬派な1曲。一番の肝は なんといっても完全にギターソロになる後半の3小節である。出力アニメには 鬼の形相のギタリストと、ドクロをモチーフにしたエンブレムで、こちらも硬派。
 左側ドラム・右側ギターという構成の譜面で、中盤までは24分>字配置に注意。特にスクラッチ との絡みでミスしやすい。後半はギター16分フレーズが目立ち、一番の特徴とも言える24分 螺旋階段が3小節。その後は回復できる譜面だが、対称24分配置にも気をつけよう。ANOTHERは スクラッチと同時押しが増えており、例の二重螺旋地帯まで100%維持も難しい。二重螺旋は、 最初は1〜6と2〜7の同時押しを繰り返して何とかゲージを残したい。少しゲージが 残れば何とか回復できそうだが、その後の対称地帯・二重階段がそれを阻む。

"BREAKCORE" SCREAM SQUAD / CALF
 3曲目までAAランク以上で正規譜面をHARDクリア(3曲目は★10以上)することで出現 したEXTRA曲は、HAPPY SKYと正反対な「曇天」をイメージするような曲。SLAKEの別名義・CALFは 5鍵曲のCALDERA・CAT MAN以来となる。高速テンポにスクラッチ音、低音シンセベースの 跳ねる音が特徴で、所々に入る「チェケ」の声も印象に残る。ムービーは写真などの素材を 拡縮したり白黒にしたりと、曲のイメージに合ったシュールで怪しい雰囲気。
 bpm220という高速で、16分同色配置と連続スクラッチが難所となる。特に後半とラストの スクラッチが難しく、ひとつ取り損ねると徐々にゲージを奪われていくだろう。スクラッチと 同じ手で取る鍵盤を見極めよう。ANOTHERはスクラッチの強化と16分隣接トリルの増加。 スクラッチは16分連続になっているところで崩れそうなので、一方を早めに回すなどの対策が 必要。鍵盤も繰り返しなので同時押しで誤魔化すなどしよう。DPは鍵盤→スクラッチ→鍵盤 のような手の横動きが激しい配置で、着地がうまくいくかが鍵となる。

"TECHNO" Scripted Connection⇒ / DJ MURASAME
 HAPPY SKY初登場時は、NORMAL⇒HYPER⇒ANOTHERと繋げると1つの長い曲になるという 新たな試みの元作られていた曲。サントラではoriginal extendedとしてその繋がった曲が 収録されている。後にそれぞれ単独の曲として3つに別れ、それぞれでN・H・Aの譜面を 持つようになった。曲としては派手さの少ないテクノだが、シンセの変化があり、 長い曲として聞けば趣の深い1曲である。DJ MURASAMEの正体は後にTatshと判明した。
 N mix HYPERは中盤の4つ打ち+縦連打気味のフレーズ、終盤の移動トリルから乱打+スクラッチの 絡みが難しい。ANOTHERになると縦連打と同色同時押しフレーズに変化。H mix HYPERは前半16分 小階段の繰り返し、後半から縦連打と3連スクラッチが特徴。ラストは4つ打ち+16分乱打で 2連打に注意か。同ANOTHERは中盤の連打が減る一方で中盤の乱打が増加、終盤は隣接左上がり 階段と2連打の絡みが難しい。A mix HYPERは後半からの隣接トリル気味の配置から歯抜け16分 対称譜面、トリルに大階段を含む階段の繰り返し。
 そしてA mix ANOTHERは長年SP十段課題曲を勤めていたことがあり、トリル+16分フレーズ、 4小節にも及ぶ16分対称配置、5連打+1の繰り返しに隣接小階段の連続、ラストは1・7鍵 の8分連打+トリル+スクラッチでBADハマりの殺しにかかる、総合力を問われる譜面と なっている。そして家庭用の段位認定では隠し要素として3曲を繋げたlong mixが入っており、 譜面は各ANOTHERよりも更に難しくなっている。後にそれも3曲に分割されたものが 黒ANOTHER譜面として収録されることになった。

"BIG BEAT" SEXYSEXYCHEVY / MATALLY
 「CHEVY=悩ます」という意味だとわかれば(そうでなくとも)大人の色気のある楽曲。 声ネタとポーンポーン鳴ってる落下してるような音がふんだんに使われており、 シンセ音はちょっと古臭い、全体的にレトロな雰囲気を持つ。どこの国の人なのかと 思っていたが、実は日本のアーティストだとか。ジャンルがBIG BEATとあるが……IIDXのTaQ BIG BEATに慣れているせいか、ドラムパートがそれほど派手でなく物足りない気もする。 ポップンカーニバルのウォーターステップを聞いたとき、この曲に似てるなとも思った。
 HYPER譜面はなんだか右か左かに偏っている。メロディ・キック以外のパートは 不規則な16分のリズムで曲を覚えるのが困難。よって目押し中心で叩くことになる。中盤から 小節線で隣接配置を含む3〜4つの同時押しが頻繁に登場、難しいのはそれ自体ではなく、 その前後が16分ずれになっている場合。終盤は単調な繰り返しなので回復できる。ANOTHERは 1鍵キックを中心に、細かい音が一気に増えて目押し度がさらに増す。

"MAKINA" SigSig / kors k
 マキナはスパニッシュハードコアとも呼ばれるスペイン発の音楽ジャンルで、ハードコアの リズムに哀愁系のメロディを乗せる手法の楽曲のこと。この曲では全体としては明るめで、 後半からのキャッチーなフレーズは明るくもそこはかとない哀愁を帯びている。ムービーは 前作"HORIZON"に出ていた3人娘が花をバックに和服で登場。水彩画のような画風だけでなく、 デフォルメされたアニメ絵で走り回り、可愛らしさを引き出している。ミスすると転ぶ アニメが入るのはあるいみこの曲の代名詞である。
 8分配置がメインだが、前半は短い16分トリルが頻出。2つ異なるフレーズの同時や4つ 打ち+偶数拍+メロディなど密度が高い部分も。後半からはメインフレーズどおりの鍵盤の 配置なので覚えやすいが、連続スクラッチとの絡みは拾いづらい。また終盤は3連スクラッチが 怖い。ANOTHERの特記すべきは後半からの左側連続>字配置。右側の鍵盤は右手でメインフレーズ を拾いつつカバーしたい。またラストはトリルに連続スクラッチが絡み、短いながらもラス殺しに なっている。全体としても3〜4つ同時押し+スクラッチの連続などが多く、咄嗟に押せるように したい。

"DANCE POP" SPARK ! / SILVER FOX PRODUCTIONS feat.星野奏子
 「舞い上がれー」の歌詞が耳に残るミドルテンポのDANCE POP。タイトルは前作 「D.A.N.C.E.!」に似て5文字+"!"が付いていて、跳ねたリズム。といっても続編というわけ ではなく、本曲の作曲者は上野圭市で、Dr.LOVEにあったピアノのバッキングが氏らしさを 出している。ムービーは星野奏子出演のプロモーションビデオ風の内容で、HAPPY SKYに合った 青空をバックに歌っているのが印象的。途中の振り付けはDaiが担当している。
 全体的に跳ねたリズム。4小節ごとに連続スクラッチ+2種類のことなる縦連打という 配置が多く、縦連打に狭い2連打が混ざる箇所でゲージを落としやすい。終盤は跳ねたリズムでの 交互打ちっぽい配置になるのだが、スクラッチ絡みで崩れないようにしよう。ANOTHERは 連続スクラッチの縦連打にもう1フレーズ加わって、3つの異なるリズムの鍵盤とスクラッチという 非常にややこしい配置になっている。テンポが遅いのと、ラストがHYPERと変わらないので なんとかゲージを残せばクリアは遠くない。

"TECHNO" tant pis pour toi / AKIRA YAMAOKA
 POORアニメの「残念だよ」が何事かと思われるが、タイトルを訳すとそういう意味になるらしい。 かといってなぜサラリーマン風……。そういえば10th・SPACE FIGHTでも曲コメントで残念と言って いたが、何を残念に考えて作曲したのだろうか。minimalian以来のミニマルテクノ(公式「ミニマル ドン」より)で、ラストの残響などフィルタの使い方が印象が残り、ダークな曲調をさらに引き 出している。全体的に4打ちキックなのだが、ラストのキックの使い方が変拍子的だ。
 全体的に正規譜面は叩きづらいと思う。4打ち+α地帯にしても16分が多いし、スクラッチも 2つ同時押しにかかっていたり。ラストは変則バスドラから1・7ドラムロール+α、 どう考えてもHYPER★7の難度ではない。ANOTHERも叩きづらい配置は変わらない上、ラストは 裏打ちでスクラッチが増えている。道中はともかくラストだけ見ればKecak(A)を超えていて、 これも★9とは思えない。この難易度付けが「残念だよ」。

"MPB" Tizona d'El Cid / TOMOSUKE
 MPB(エミペーベー)とは「Musica Popular Brasileira」の略で、ボサノバ+他ジャンルの 要素を取り入れたブラジル音楽のことを呼ぶ。確かにボーカルはパヤパヤスキャットで ボサノバの特徴がある。しかしテーマはスペインの救世主エル・シドの剣であり、スペイン音楽 の要素も取り入れている。特にギターの哀愁的な旋律がスペインらしさがある。後にギタドラにも 移植されたが、移植版やサントラでは前半部分でゲーム版より音程が上がっている箇所がある。
 bpm265と新曲の中で最も速いので、序盤はリズムをつかみ辛いだろう。ボーカルが一度なくなる あたりでリズムパートが聞こえやすくなり、曲にノッて叩けるようになる。ギターのズレを含む 階段は一部分なのでそれほどクリアに影響無いが、連続スクラッチ+鍵盤の同時押しは度々 登場する難所。スクラッチが無反応とならないよう回す方向には気をつけよう。また、曲が終わった ように見せかけてまだ続く長い曲なのも注意。ANOTHERは冒頭と中盤が難しくなっているが、 その後はスクラッチ絡みの同時押しで少し増えている程度。

"COUNTRY TECHNO" TOE JAM / BIG IDEA
 海外で発売された、DDR ULTRAMIX2からの移植曲。西部劇で流れそうな楽しい曲で、 だんだんテンポアップしていくのが特徴。弦楽器中心だがギターよりもバイオリン系の楽器が 主旋律を奏でる。メロディばかりに気をとられがちだが、後半のbpm160になってからは 4打ちキックとハットが加わり、しっかりTECHNOしている。跳ね回るようなイメージから"TOE" JAMと曲名が付けられたのだと思うのだが、翻訳すると「足指の間の臭い垢」……
 この曲の出力アニメが一風変わっていて、カウボーイの格好をしたデフォルメGOLIキャラが次々に 登場するというものだが、それ全体で1つのアニメとなっている。空POORを含め一度でもPOORアニメ 「ミスっちゃったのぅ」を出すと、以降GOLIキャラは登場しなくなる。そういう点で(現在は無い が)Happy Weddingのラストに似ているものがあり、ノーミスでクリアしたい曲である。
 中盤までは同じような譜面の繰り返しで、16分階段はあるもののテンポはそれほど速くなく 簡単な方。難しいのはbpm160になってからで、スクラッチや同時押しがないものの1→7の 隣接階段やトリルを含み休む間がない。ANOTHERは序盤数小節で同時押しが増える くらいで、bpm132以降はHYPERと全く同じ譜面が降ってくる。そのためHYPERとANOTHERが 同レベルの★8となっている。

"HAPPY EURO PARADISE" Twelfth Style / Tatsh & DAYBREAKERS NEXT
 2nd Styleの楽曲「Second Style」を踏襲した曲名とムービー。ジャンルとしては2ndはHIP HOPだったが、こちらはシンセ中心でアップテンポの明るい曲調となっている。HAPPY SKYと いうテーマに一番合っていると思わせる楽しい曲だ。なお本作のエンディングでは、 この曲のピアノアレンジバージョンが流れる。ムービーはTatshとプログラマー3名出演 による、特にIIDXの筐体をメインとしてrottel-da-sun風味を加えたお馬鹿(褒め言葉)な内容。
 イントロはズレ配置に注意。前半はフレーズ通りだがやや変則的なリズムとなっており、曲を 覚えるのが一番楽だろう。中盤は鍵盤+スクラッチの連続、小トリルにスクラッチの絡みと、 小さいミスを頻出しやすい箇所。終盤は移動トリルを含んだ交互打ち地帯となる。ANOTHERは 終盤の対称譜面が特徴的で、何気に5つ同時押しが混ざる。またラストの二重トリルが厄介で 4つ同時押し×8で誤魔化すのもアリか。また中盤のズレ含みの配置が更にややこしくなり、 細かいミスが出やすい箇所である。

"J-EUROTRANCE" Under the Sky / 南さやか(Be For U) with platoniX
 HAPPY SKY稼動前にシークレットライブでお披露目となった曲で、ムービーもシークレット ライブのものが使われている。ギターアルペジオから入るイントロ〜Aメロの静けさが 曲名のような空間の広さを感じさせる。Aメロからの流れを受けて、それ以降のボーカル ラインもゆったりとした感じのある、歌詞を聞かせる曲。platoniX名義の楽曲は、歌を 大事にしてBGMは控えめという形が多いように思われる。なお、家庭用10thに先行収録された。
 冒頭は8分かと思いきやズレ配置。HYPERは序盤に16分3連配置があるものの、ほとんど4つ打ち 中心の8分譜面となっている。終盤の4つ打ち+8分連打+αでBADハマりに注意。それさえ気を つければスコアは出しやすい。ANOTHERは間奏パートのシンセが16分になっており、4つ打ちと 加わってかなりの難所。直前のスクラッチ含みの同時押し連打から集中しよう。その他の箇所 はHYPER同様8分中心で回復できる。DP ANOTHERは間奏は同色16分階段で4つ打ちは無く、 他の部分もDP HYPERと比べて難易度に大きな差は見られない。

"ELECTROSHOCK" vault of heaven / Mr.T
 大空、天空を意味する曲名の、4作目となるELECTROSHOCK。シンセやハット・クラップ音等の 使い方はこれまでのELECTROSHOCKを踏襲しているものの、ピアノフレーズが前面に出ており、 どちらかというとトランス色が強い。前作のEXEに近く、fly through the nightを思い出させる 曲調である。その分、哀愁系フレーズが映えており、万人向けする曲調ではないだろうか。 ムービーは中世の甲冑や壊された神殿、そして12星座のイメージ。
 2回ある16分シンセの乱打+ピアノ地帯が一番の難所。同色配置が多めで押しやすそうだが、 トリルっぽい配置でBAD等が出やすく、クリアが安定してきても繋ぐのは困難だろう。 他のパートは4つ打ち主体で易しめなので回復に使いたい。ANOTHERになると難所地帯に4つ打ち 追加、さらにラストにスクラッチ。後半の8分パートでも偶数拍にスクラッチが増えており、 回復に使いたいのに回し損ねるなど凡ミスは避けたい。DPはANOTHERの16分シンセ地帯で、左側に 4つ打ちが来るところがかなり取りづらい配置になっている。

"ANTHEM TRANCE" Votum stellarum / iconoclasm
 曲名の由来である「お星様にお願い」はポップン10の企画名であり、その企画により 生まれたdj TAKAとwacによる合作曲がIIDXに移植となった。コナミスクール時代からの同期で ある二人で、wacがコード進行とピアノ、TAKAがリズムとシンセフレーズを担当し、 お互いの長所を存分に発揮している。ムービーはdj TAKA・wacそれぞれが過去に手がけてきた 曲のムービーをミックスしたもので、ポップンでの担当キャラ・神ことMZDも登場する。
 最初と最後にピアノ階段で16分大階段も何度か登場、他は4つ打ち+シンセの譜面。ラストの 乱打にズレたスクラッチがやや怖い。鍵盤もややズレた箇所が見られるが、16分として扱っても クリアに影響ないだろう。ANOTHERは終盤の3小節トリルが加わり、一気にゲージを落としかねない 難所。残りの部分は適当に、まずはトリルに専念しよう。終盤の4つ打ち追加はむしろ回復要因と 考えたい。中盤の密度が高い部分も連打含みでミスが出やすいだろう。

"DISCO" We are Disっ娘よっつ打ち命 / DANCE☆MAN feat.Disっ娘
 あのダンス☆マンによるIIDX曲提供。ファンクの効いたディスコ調を支えるのは4人の ボーカル・Disっ娘(うち2人がBeForUのよま・りさ)と4つ打ちキック。曲のいたるところで 「1・2・3・4!」の掛け声を使い4つ打ちを強調している。掛け声も含め、ノリの良さは 新曲の中では1・2を競う曲だ。ムービーはGYO氏のキャラ、カナ・アクティ・ラムラ(新 キャラ・"Sense"嵐舞子の遠い親戚)・虎大和をDisっ娘の4人に見立ててダンスしながら 歌っているというもの。
 正拍に鍵盤+スクラッチの4連というのが目立つ。序盤の同色気味16分階段が、低速ながら やや難しいか。終盤の同色配置も単調リズムだが一つ崩れると建て直しできなくなりそうなので しっかりリズムを刻んでいこう。ANOTHERは全体的に4つ打ちキックやスネア追加で、 スクラッチに絡む同時押しや、16分縦連打で取り損ねが多くなる。終盤の繰り返しパターンの 強化はもちろん、8分連続スクラッチでBADハマりして慌てることが無いように。

"MEDIEVAL CHOIR" Xepher / Tatsh
 曲のジャンルとしては前作・Sphereの続編に当たる曲だが、こちらの曲ははっきりとした 世界観を持って作られている。イントロは神聖さがありつつも、その後は激しさも加わり、 中世ファンタジー的なイメージが思い浮かばされる。ムービーはGENOCIDEで登場したKillerも 登場する、剣を持った者同士が戦うという内容の静止画アニメ。曲名ロゴにもあるように、Xepherの 「X」を二本の剣に見立てており、またそれは時計の短針と長針でもある。なお歌詞もMAYAが 担当している。
 Tatsh的譜面と思わせてしまう「X」字配置は繋ぐのが難しいがクリアにはあまり影響しない。 全体的に16分階段が長々続き、同色が多いが7→1の大階段も複数現れる。階段中のスクラッチは 無理に取って鍵盤が崩れるなら、取れなくてもいい程度で考えるのが無難だろう。ANOTHERは 冒頭に3連符配置と、全体的に4つ打ち追加となっており、16分階段は隣接配置が一気に増えている。 終盤にある2〜3縦連打が微妙にいやらしく、そこもまずは無理に繋げようとしないのが よいだろう。DPでは「X」字配置は、SPより大きなものになっている。

"SYNTHTIC PROGRESSIVE ROCK" 100% minimoo-G / Sota Fujimori
 前作・ANDROMEDAでは同名のシンセサイザーで曲のほとんどを作ったことからその名前を つけていたが、今回もmoog minimoogというシンセサイザーで、メロディ・ドラムなど全ての パートを作っているのでこの名前が付けられた。疾走感のあるフレーズとドラムパートの 歯切れの良さが聴き所。なおプログレッシブだからか、この曲には小節線が一切登場 しない(家庭用TRAININGではシステム上変拍子として小節線が存在する)のも特徴である。
 8分メインの譜面で、所々12分階段などが見られる。HYPERでは鍵盤の同時押しが存在しない という珍しい特徴があり、スクラッチとの同時を気をつけることになる。終盤の休み無い鍵盤に 絡む連続スクラッチ地帯が厳しい。ANOTHERはTHE CUBEのように叩くパートがドラムメインとなり、 縦連打中心の譜面に様変わりしている。連続スクラッチ地帯は健在だが、間に入る16分階段or<字 配置が取るのが難しい。そしてラストは二重縦連打に絡む連続スクラッチという酷いラス殺しが 待ち構えている。

"J-EUROBEAT" 月光 / Tatsh feat.星野奏子
 初出時は、moonまたはlightが名前に付く曲、星野奏子ボーカル曲、および直訳で「星野」 となるStar Fieldをクリアすることで出現した隠し曲だった。間奏にベートーベンの月光・第1楽章 のフレーズを用いており、意図的か定かではないが前作の「太陽〜T・A・I・Y・O〜」と対になる テーマとなった。ユーロ特有のシンセの激しさの一方、ボーカルはゆったり歌っており、 大人な雰囲気を醸し出している。ムービーは星野奏子出演のPV風になっており、東京タワーと電車、 青い光の中で歌う星野奏子が印象に残る。
 最初と最後のシンセ乱打地帯は交互と階段の混ざったような配置で、妙な偏りがあり押しづらい 印象。間奏の月光地帯はメインのオケヒがスクラッチに割り当てられており、16分2連になっている ところで回し損ねないよう注意。ANOTHERはその月光地帯で、4つ打ち+16分螺旋階段+スクラッチ となっており一番の難所。他のパートで回復したいが、隣接同時押しが多くなっており咄嗟に 押せるかが問題。特にスクラッチ絡みの同時押しをミス無く拾えるようになりたい。

"J-HAPPY HARDCORE" ヒマワリ / 小坂りゆ
 HAPPY SKYという夏の空をイメージするサブタイトルにピッタリな、GF10th&dm9thか らBeForU・小坂りゆボーカルの元気な1曲が移植。LOVE♥SHINEと違い男の子の立場から 歌っている歌詞で、可愛さよりもさわやかさを感じられる。元々ギタドラ用に書かれた曲 だからかドラムの使い方が変則的で、特にサビでのキック・スネアが正拍になったり裏打ちに なったりとコロコロ変わる。ムービーはギタドラでのムービーがそのまま使われて おり、BeForUのメンバーをアニメキャラ化したもの。
 4つ打ちと裏打ちが基本だが、16分が間に挟まっていることが多い。短いトリルの繰り返し や、階段状になっているものもある。特に冒頭のトリルに絡むズレスクラッチはコンボ キラー。ANOTHERはHYPERと比べて変化している箇所は少なく、序盤に裏打ちが加わるくらい、 後半は全部で7小節ほどしか変わりない。ただその部分はスクラッチやトリルが絡んでいたりと 油断はならない。それでもテンポに慣れれば★10の中では簡単な部類だろう。

"HUMAN SEQUENCER" / Amuro vs Killer
 SCREAM SQUAD(A)を正規譜面・HARDでAAA出すと出現したHAPPY SKYのOne More Extra。dj TAKAとTatshのそれぞれ別名義での合作で、高速ドラムンベースに細かいシンセ、そして ピアノフレーズの洪水。無機質なイメージながら神秘的であるという、冥王星をモチーフとした 曲としてピッタリであろう。ムービーは3Dオブジェクトお得意のTa-kによる「木」が出てきて、 前半は白黒ながら後半に色が付き、春夏秋冬をイメージした演出が見られる。
 HYPERは同時押しが少ない典型的な階段譜面。bpm200という速さが一番のネックで、 序盤の大階段から始まるラッシュが一番の難所となるだろう。bpm100からの加速地帯は、 スクラッチさえ気をつければ鍵盤は割と拾っていける。その後また階段だが、休符も多いので 前半よりはマシだろう。ANOTHERはシリーズ初の2000NOTES。もはや何を叩いているかわからない ほどの詰め込みで、特に加速地帯の縦連打やスクラッチ絡みと二重16分配置、32分階段は圧巻。 ただノーマルゲージで言えば加速後をほぼ拾えればクリアは可能となる。HARDゲージだと、 最高クラスの難度であろう。

"FUNK" オレはビートマニア!お前は何マニア? / DANCE☆MAN
 これぞダンス☆マンの世界というイメージを与えさせる曲で、歌も本人によるもの。 伴奏パートは押さえ気味で繰り返しが多く、歌モノとして聞かせる部分が強い。 その歌やタイトル等、一度聞けば忘れられないキャッチーさは流石と言ったところだ。 ムービーにも本人が登場し、スタッフが交渉して曲を提供してもらうというコントっぽい 内容。異様にアフロ押しで、終盤に出てくるアフロ猫が可愛い。
 サビ終わりまで似た譜面が繰り返される。冒頭とサビ直前の同時押しとスクラッチの絡みは 注意だが、他は一つ覚えれば回復地帯。問題はラスト8小節のスクラッチ地帯で、連続16分に なっている箇所だけ過不足なく回すよう心掛けよう。鍵盤は1箇所だけ階段と絡むが、その部分の スクラッチは薄い。ANOTHERはサビまではほとんど難化しておらず、ラストは鍵盤・スクラッチとも 追加で殺し度アップ。これも階段部分で崩れないようにしたい。ちなみにSP NORMAL譜面のラストは 6・7鍵とスクラッチしかないため、5KEY+AUTO SCRATCHを付けるとラスト8小節はオブジェが なくなってしまい、FULL COMBOエフェクトが変なタイミングで出ることに。

"REGGAE" ラクエン / Chonan Chiharu
 IIDXでのレゲエの新曲は、1stのQueen's jamaica(astria mix)以来となるほどの希少さ。 レゲエというとラップのものが多いが、この曲では日本語歌詞の歌モノとなっている。 能天気な曲調のレゲエがHAPPY SKYというテーマにぴったりであり、作曲者・kors kの レパートリーの多さを思い知らされる。ムービーはPLEASE DON'T GOのDJロボが再登場。DJで 儲けたお金を元にローンで自分だけの島(ラクエン)を買ったという設定らしい。
 bpmは99→198→99と変化し、微妙に跳ねたリズムでスクラッチも多く、スコアが取りにくい譜面。 高速地帯の16分階段の繰り返しが厳しい。bpm変化の前後である程度ミスしてもSUDDEN+のON/OFFを 覚え、全体としてのスコアを高めたい。ANOTHERになるとスクラッチが連続16分に変化して一気に 難度がUP。特にラストはスクラッチが2小節続く殺しになっている。鍵盤も増えており、SUDDEN+の 調整が更に難しくなっているが、クリアに大きく影響が出る技術と言えよう。

"HARD DANCE" 合体せよ!ストロングイェーガー!! (Ryu☆ remix) / L.E.D. / Remixed by Ryu☆
 家庭用8th style特別版に付属していたVレアサントラに収録されていた同曲が、ゲーム用に ショートバージョンとして収録された。バスドラがRyu☆お馴染みのドリルのような激しい音で、 Be quietに近い部分も見られる。ブレイク後のシンセの展開には壮大なものが感じられ、この曲の 一番の聴き所であろう。ムービーは過去のイェーガームービーを加工しているのだが、敵ロボットと 和解したりサタデーナイトフィーバーなポーズをしたりと面白みのある追加カットがある。
 片側軸の16分交互打ち、4つ打ち+隣接<字を含む16分階段と序盤に難所。その後は4・8分 同時押しが続き回復地帯と言いたいが、連続8分同時押しや3つ同時押しの連続は指配置に迷う。 終盤には16分交互+4つ打ち、1鍵連打+αの配置が注意箇所である。ANOTHERはHYPERと 比べて小節数でいえば変化範囲は少ないが、その変化部分の密度が極端に高くなっている。 特にラスト4小節は16分乱打が加わった典型的ラス殺しである。他は中盤の12分同時押しが、 縦連打含みで見切るのが難しい。

"K-GROOVE" キャッシュレスは愛情消すティッシュ / GINGER
 BEMANI EXPOにて、Jimmy WecklとあさきというIIDX初参加の二人による曲提供。 韓国系音楽(Korea-GROOVE)ということだが、イントロはストリングスと男性の優しげな語りで 始まり、どことなく韓流ドラマなイメージが思い浮かぶ。それもつかの間、アップテンポして 愉快な曲調と叫び声。中盤にちょっと情緒的なピアノフレーズが入るものの、タイトルといい 変な曲(公式曲紹介でも認めている)である。選曲時のセグメント表記は「TISSUE」だけであり、 ムービーにも飛び回るティッシュ。
 大半のbpmは170で、序盤の遅い地帯はすぐ終わる。加速後は前半に16分混じりの鍵盤+ズレ ありの連続スクラッチ、終盤に4つ打ち+裏打ち+αの8分2〜3つ同時押し連続地帯が難所と なる。ANOTHERは前半のズレスクラッチが無くなった代わり、16分・8分の同色気味配置で詰め 込まれている。終盤も同じリズムで隣接配置で詰め込まれており、集中力と体力勝負となる譜面だ。 後半の曲調が変わる箇所でゲージと体力を温存したいが、スクラッチに注意。

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