階段 |
リズムが等間隔である3つ以上のオブジェが左右いずれか一方向に並んでいる状態のことを、
段差があるように見えることから「階段」と呼ぶ。鍵盤の位置に対しては等間隔である必要はない。
右上がりになっているものを普通の「階段」と呼ぶに対し、右下がりになっているものは「逆階段」
と呼ぶことがある。「階段」が多く含まれる譜面は「階段譜面」・「階段曲」と呼ばれる。主な
階段譜面としては革命・Regulus・Prestoなどがあり、ピアノ曲であることが多い。一般的に階段は
難しいとされ、RANDOMを用いてオブジェをバラすことにより、ほとんどの場合簡単になる。 |
同色階段 |
階段譜面のうち、白鍵・黒鍵のどちらかのみが連続するものを、その見た目から「同色階段」と
呼ぶ。137と間が開いているものよりも135と続いているものが多く、縦横共に等間隔に
並んでいることから見た目にもわかりやすく他の階段譜面より簡単とされる。とくにDPで
易化のためにこの配置になっているものが多いが、DPの場合は手を広げて親指から小指まで
使う必要があるため、逆に難しいと感じるプレーヤーも少なくない。また16分間隔のものが多い
が、32分のドラム音を同色階段状に並べて叩きやすくしているものもある。同色階段の譜面例と
してはMUSIC TO YOUR HEAD・avant-guerre・Radical Faithなど。 |
隣接階段 |
階段譜面のうち、123…(765…)と隣り合う鍵盤が連続して並んでいるものを「隣接階段」
と呼ぶ。A・RESONATE 1794・murmur twinsなどで見られ、鍵盤が連続する数を多くできるため
階段譜面の中でも特に難しいものとされる。難易度のため配置である一方、soldier's
waltzやsmooooch・∀・など半音階調を表すのに用いられたりもする。また4音の隣接階段を
1ラインずつずらしたものを4連続並べた配置(1234234534564567)も多くの譜面で見られる。
隣接階段で一番大きい、1→7あるいは7→1と左右に跨るものを「大階段」と呼ぶことも
ある。 |
螺旋階段 |
3つ以上の鍵盤を左右に何度も折り返すように配置されているものを、「螺旋階段」あるいは
単に「螺旋」と言う。2往復以上していればその名にふさわしいだろう。基本的に音階通りの配置で、
余計な同時押しが無ければ見た目にも美しい。double thrash・Narcissus At Oasis・INORIなどの
同色階段タイプ、moon_child・CONTRACT・嘆きの樹などの隣接階段タイプがある。こちらも基本的に
隣接の方が難しいが、One More Lovely[SA]のように3ラインの同色螺旋階段でもテンポが速いと
中央の鍵盤が間に合わずBADハマりの危険がある。 |
三連階段 |
階段としての最小限の特徴は、「一方向に3つのオブジェが並んでいる」ものであるが、
それが連続して現れると「三連階段」として譜面の特徴となる。階段間は16分の休符があり、
同色階段で1小節内では同じ鍵盤の繰り返し、そして右上がりのものが多い。譜面例はV・Indigo
Vision・Dreamin' Sunなど。また休符が無い三連階段の繰り返しもあり、拍のリズムに対して
ズレていく感じになるので、先の例よりもやや難しい。Monkey Dance・Xepher・Apocalypseなどに
見られる。 |
二重階段 |
階段譜面が2つ同時に降ってくれば二重階段であり、それぞれの階段が同じような動きをする
ものが特にそう呼ばれる。かなりの難度である配置のためANOTHER譜面以外に見られることは
少ない。four-leaf・RESONATE 1794・switch13→24…など同色鍵盤での同時押しによる
二重階段がわかりやすいが、14→25…と異なる色の同時押しになっているものもあり、
こちらの方が難易度が高い。また後者の方が1つの階段が使用できるラインの数が狭いため、
二重の螺旋階段になっていることも多い。こちらの例としてはrage against usual・FIRE
FIRE・FAKE TIMEなどがある。 |
坂 |
階段譜面は段差があるように見えるから階段なのであるが、24分・32分と狭い間隔であると、
オブジェ同士が近づき段差がほとんどなくなってくる。極めつけはG59で登場した48分
階段で、HI-SPEEDを上げなければなだらかな坂のようにも見える。後に登場するDIAVOLOでは、
その48分階段が大量に登場し、アーティスト名から「度胸坂」とも呼ばれるほどの
インパクトであった。同様の配置は同じ作曲者のThor's Hammerや、Sigmundなど
高難度曲にのみ現われる。 |
同時押し |
同じタイミングで複数の鍵盤を叩く配置を同時押しというが、高難度になるほどオブジェは
詰め込まれるため同時押しが多く登場するのは当然である。そういう高密度ではないが、
4分・8分のリズムで3〜4鍵盤の同時押しが複数登場するものが、特に「同時押し譜面」と
呼ばれる。鍵盤数が増えるほどどの指でどの鍵盤を叩けばよいか迷う場面が増えてくるし、
まずどの鍵盤の同時押しかという見極めも難しくなる。bit mania・World Wide Loveなど
難度が高くない曲でも特徴的な同時押し譜面はあるが、やはり高難度ほど同時鍵盤数・連続
同時押し数が増加する。 |
同色同時押し |
白鍵のみ、または黒鍵のみの同時押しが続くものを「同色同時押し」譜面と言う。
特に1+3、2+4など隣り合う同色鍵盤2つ同時押しが長く続くものが多い。これは
フレーズの和音を複数のキーアサインに分けて難易度を上げているためであるが、同時押しの
中では見切りやすいためDazzlin' Darlin・花吹雪・Blue Rainなど中難度譜面でもよく見られる
配置である。同色同時押しが16分間隔での連続になるとむしろ二重階段と呼ぶのがふさわしく、
基本的に8分以上の間隔があるものを同色同時押しと呼ぶのがよいだろう。 |
隣接同時押し |
5鍵beatmaniaの初期の頃はオブジェのラインがセパレートでなかったため、隣接した鍵盤
を同時に叩くという配置だとオブジェが重なって見えるため、正規での隣接同時押しはほぼ
なかった。IIDXの場合はセパレートのため隣接していても見えるため、多くの譜面で隣接同時押しが
見られる。とはいえ7鍵もあるのだから、わざわざ隣接にする必要の無い密度の譜面では、あえて
隣接同時押しを避ける配置をしているようだ。低〜中難度譜面で隣接同時押しが多く見られるものと
しては、END OF THE CENTURY・KAMIKAZE・SP-TRIP MACHINEなど、古い曲が多い。 |
カプセル譜面(Dr.マリオ譜面) |
隣接同時押しが連続していると、白と青のカラーリングと横並びの見た目から、薬のカプセルが
次々と降ってくるイメージがある。それをゲームのDr.マリオを思い出させるため、そういった
呼び名が付けられていたりする。その呼び名の発祥は3y3s[SA]であるが、Be quiet[SA]のラストにも
隣接同時押しの連続が見られる。またFIRE FIREやVANESSAなどの二重階段譜面にRANDOMをかけると、
隣接同時押しばかりのいわゆるカプセル(Dr.マリオ)譜面になることがある。この場合見た目の
わかりやすさから当たり譜面とされる。 |
三角押し |
1+2+3、4+5+6など3連続する隣接同時押しを、その鍵盤の位置関係から
三角押しと呼ぶ。ポップンミュージックでは片手で同時押しできる最大数が3つでこの形に
なるため、この呼び名はIIDXよりもよく使われている。IIDXでこの同時押しの登場は多くない
のだが、Dreaming Sweetness・CaptivAte〜浄化〜・BRIDAL FESTIVAL !!! などのANOTHERで
頻繁に見られる。ちなみに5鍵beatmaniaシリーズでは初期の頃はRANDOMで3つ同時押しが
この形になることがあるが、真ん中のオブジェが完全に重なり見えないということがあった。
後期になってセパレートにできるようになり、隣接同時押しも多く登場した。一部の曲は
正規譜面での三角押しもあったようである。 |
桂馬押し |
1+4、2+5などの2つ飛びの同時押し(1+6なども含めることがある)を、斜めに配置
されていることが将棋の桂馬の動きに似ていることから、桂馬押しと呼ぶ。2つ同時押しが続く
譜面では同色同時押しに混ざって桂馬押しが現れることがあり、見た目にはやや難しい。ただSPでは
それぞれの手で1つずつ押せば問題ないが、DPで片側にこの配置が現れると、押しミスを誘発
しやすい厄介な配置であると気づく。特に外側白鍵・内側黒鍵のパターンが押しづらい。Mr.T.(take
me higher)・Second Heaven・Bloody TearsなどのDPで多く見られる。 |
全押し |
全ての鍵盤を同時に押すことを全押しと言う。この場合は2通りの意味があり、一つは
全ラインにまたがりオブジェが大量に降ってくるとき、鍵盤を同時に全部押すことで
ミスを減らせる場合、そのテクニックのことを指す。Holic[SA]やoratio[SA]のラストなどでは
有効であろう。もう一つはその名の通り、7つの鍵盤あるいはそれに加えてスクラッチも、
完全に同時に降ってくる配置のことである。スクラッチの無い全押し譜面はPollinosis[SA]で
初登場だが、スクラッチを含めたものはThe Dirty of Loudnessで大量に出現し、同DP ANOTHERに
置いては14鍵盤同時押しもある。また家庭用ではMENDESの黒ANOTHERにも登場している。 |
壁 |
単純に「壁」というと、段位などでクリアできない難曲のことを指すが、譜面でいうと白鍵全部
同時押しの連打(スクラッチも加える場合あり)のことである。全押しの方が壁っぽく見えるがそう
呼ばれることはない。単純に連打が難しい上にそれが複数あるため、連打が足りなければゲージの
減りが倍増する。元々はInnocent Wallsの難所がその曲名から壁と呼ばれていたのが最初で、
それが唯一だったのが後にMENTAL MELTDOWN[SA]でも同様の配置が登場した。難易度は低いがSo
Fabulous !![SA]も壁譜面、といえなくも無い。 |
トリル |
トリルとは音楽用語で、近い高さの2音を小刻みに繰り返す演奏方法のことで、鍵盤楽器の場合は
2つの鍵盤を交互に叩くようになる。よってIIDXでも2ラインの鍵盤に、交互にオブジェが配置
されている状態のことをトリルと呼ぶ。5.1.1.のようにピアノ音が割り当てられ本来の意味に
近いものもあるが、多くはドラムロール音の縦連打化を防ぐためにこのような配置がされている。
ドラム音によるトリル配置としては、BLOCKS・The Hope of Tomorrow・RIDE ON THE LIGHT(HI GREAT
MIX)などがある。 |
移動トリル |
本来は2ラインを交互に叩くようなトリルの配置でいいところが、1小節内で何度もラインを移動
して叩かせるようになっているものがある。音階の関係でこうなっているものもあるが、ドラム音の
場合は普通のトリルよりもBADハマりの危険が少なく、難易度を下げるための配置と思われる。
該当譜面はJIVE INTO THE NIGHT・CAN'T STOP FALLIN'IN LOVE・SNOWなど。これらは16分間隔で
リズムはわかりやすいが、一方でRISLIM・少年Aなどの24分間隔になると叩きすぎ・叩き足りずで
ミスが出やすくなり難しく感じる。 |
二重トリル |
トリルが同時に2つ配置される場合、3パターンに分岐される。FEEL ITのように近い鍵盤
同士の同時押しが左右交互に叩けるもの、Vのように左右対称になっているもの、Drop on the
floor[SA]のように左右に分けて同じ形になっているものである。難易度は上記に紹介した
順に難しくなっていると考えてよいだろう。特に3つ目は左右の手それぞれでトリルを弾くことに
なるが、左右対称よりも同じ方向に指を動かすことは難しく、動きにズレが生じてミスが
出やすい。 |
片トリル |
左右交互に叩ける配置になっているもののうち、片側はオブジェの位置は変動するが、もう片方は
同じラインに配置されているものが何曲かで見られる。ここでは半分だけトリルっぽい配置になって
いるので「片トリル」と呼ぶことにする。トリルならズレないよう意識しやすく、普通に交互に
叩ける譜面ならBADハマりの心配も少ないが、片トリルは交互打ちと同じように考えて叩くと
トリル側でBADハマりしやすい。代表的なものとしてはoratio、その他にも、螺旋階段の
譜面でRANDOMを使用すると片トリルになることが多い。 |
19.2分トリル |
FAKE TIMEの終盤にはトリル状の配置がある。ある意味これもトリルと言える8分のリズムと
並列するもう一つのトリルは、16分音符よりも早くなっている。16分5つ分の間に6個のオブジェが
等間隔に並んでおり、16×6/5=19.2分音符ということになる。これは難しいこの部分を端的に
表現するためのものであり、一般的な音楽で使う数値ではないことに注意したい。また似たような
ところで1小節18個でのトリルで構成させるTake It Easyがあるが、こちらは等間隔に並んでいない
ため18分トリルと呼ばれることは無い。 |
青柱 |
トリルは16分など2の累乗以外の変則的なリズム、かつ間隔が狭いものが難しい。その象徴的な
ものと言えば、I can fly,I've got reasonの終盤にある青いトリル(黒鍵だが)だろう。
およそ40分(5連符)という変則かつ狭い間隔。実時間でいえばVIRTUAL MINDやSCOREなどの方が
早いが、叩き足りなかったり叩きすぎたりが発生しやすいこちらの方が難度が高いといえよう。
特にANOTHERは音色が高くなるところでも同じラインでのトリルとなっており、ある意味トリルに
こだわりを感じる。 |
DENIM |
5鍵beatmania 5th MIXで初登場のDENIMという曲は、次回作COMPLETE MIX2にてELECTRO MIXと
いうANOTHERが追加された。その譜面で白鍵全部押しと黒鍵全部押しが16分で交互に1小節続く
という特徴的な配置が見られた。その後IIDX 5th styleのV[SA]にて同様の譜面が見られ、この
ような配置をDENIMと呼び出すようになった。1小節丸ごとではなくとも、嘆きの樹・MENTAL
MELTDOWNといった短いながら白→黒の交互同時押しが繰り返されるものもそう呼ばれる。曲として
のDENIMは家庭用IIDXにも収録され、ANOTHERでの例の箇所では期待通りの配置であった。 |
縦連打 |
同じ鍵盤を連続して叩かされる配置のことを、オブジェが縦に並んでいる姿から縦連打と呼ぶ。
5鍵beatmaniaではその鍵盤の少なさから、ドラムロールの音を縦に並べることが多かったが、
鍵盤が増えたIIDXではトリルが主流になり、縦連打の譜面は少なくなっている。だが純粋に連打力を
必要とするため難易度としてはトリルよりも高く、譜面として印象に残りやすい。譜面例としてはI
Was The One・Scripted Connection⇒A mix・100% minimoo-G(全てSP ANOTHER)など。 |
二重縦連打 |
縦連打も2つ以上同時に配置されているものがあるが、3つ以上になると同時押しの連打、
あるいは壁になってしまうため、ここでは2つ同時の縦連打のみ扱うこととする。DXY!・Fascination
MAXX[SA]・Second Heaven[SA]などでみられ、同色同時押しになっているものが多い。
鍵盤が離れているものはそれぞれを片手で連打することになるが、左右の連打スピードが
違うとリズム感が崩れてBAD・POORが出やすいことになる。鍵盤が近く、片手で両方の縦連打を
叩いた方がやりやすい人も少なくないだろう。 |
連続2連打 |
連打の最小単位は2連打となるが、これだけ単独であればそれほどの難易度でもない。しかし
これが連続で来ると、単純に縦連打が続くよりも難しい場合がある。LIMITEDは最後に休み無く
2連打の連続が続きクリアに大きく関わるため印象に強い。古くはcelebrateにもあった要素である。
一方で2連打の後に16分間が開いた連続2連打もあり、こちらの方がリズムは取りやすいが、Innocent
Walls・Jack・Secretsといった2つ以上の同時押しで難易度を上げているものが多い。 |
軸 |
縦連打と他のオブジェが複合している譜面で、縦連打部分のことを軸と呼ぶ。この場合縦連打
は16分ではなく8分程度の間隔で、同時押しの要素が強いときを指すことが多い。特に中央の
鍵盤が軸になっていると、その軸を左手・右手を入れ替えて叩かねばならないので運指が少し
こんがらがりそうになる。またRANDOMを用いた時に「軸が3鍵に来た」などの使い方もする。譜面例
としてはOur Song・Real・Click Againなど軸部分がわかりやすいものや、Holic・嘆きの樹・Colorful
Cookie(全てANOTHER)など、軸以外の部分で埋もれてしまっているものもある。 |
ズレ譜面 |
4分・16分などの数値で表せるリズムに対して、それより細かい間隔で配置されている
オブジェを「ズレ」と言い、ズレが多い譜面のことをズレ譜面という。16分と12分のリズムが
混在するときにズレが発生することもあるが、基本的にはFreezing atmosphereの階段状の
フレーズや、Happy Weddingのように音声がキーアサインされているもの、four pieces of
heavenなどズレている特定のフレーズが繰り返し登場する、等のパターンがほとんどである。
この手の譜面はリズムだけではスコアが出せず、目押しでタイミングよく叩かなければならない
ため集中力がより必要となる。 |
跳ね譜面 |
16分の2つ目を少し後ろにずらしたリズムが続くものを「跳ねたリズム」といい、
それが曲全体に及ぶ場合「跳ね譜面」と呼ぶ。多くは3連符の2つ目を使わないような
リズムだが、メロディの一部やドラムロールなどで12分や24分のような使い方をされる。dual
control・Blueberry Stream・こっちを向いてよなどが一例。ラクエンなどは3連符に
あてはまらない微妙なタイミングによる跳ねかたをしている。一方ジャンル名(JUMPSTYLE)から
してそれっぽいBITTER CHOCOLATE STRIKERも跳ねたリズムなのだが、メロディ部分の12分が
印象強いため跳ね譜面とはあまり言われない。 |
乱打 |
16分間隔で連続したオブジェを叩かされる配置の総称を乱打という。一般には「階段」や
「交互打ち」の特徴が強い配置はそう呼ぶため、両者の割合が半々になるようなどっちつかずの
ものを乱打ということになる。よって一部分の特徴を指すことが多く、乱打ばかりが長々続く
ものはあまり見受けられないが、階段・交互打ちを含めて16分が長く続くものを「乱打譜面」と
呼ぶことになる。近作では乱打になる譜面が多いTRANCEやEUROBEATの曲が増え、収録曲全体として
乱打が占める割合が高くなっている。 |
交互打ち |
16分が連続して配置されている譜面のうち、右手・左手共に交互に叩けば拾えるような配置を
「交互打ち」という。.59・REINCARNATION(A)・ABSOLUTEなど、初期のdj TAKA曲に多く登場した
配置で、オブジェの密度の割には拾いやすく簡単とされる。4打ちなど他の鍵盤が加わる場合、
そのまま交互打ちを保つパターンと、ウラのリズムになって4打ち側の鍵盤が忙しくなるパターンが
ある。また連続16分でなく、間に休符が混ざったリズムでも交互で叩ける場合もこう呼ばれるが、
その場合は片側が同じ鍵盤を叩く片トリルになってることも多い。 |
壷 |
GRADIUSIC CYBERの中盤に出てくる交互打ちのパターンで、上下が開いており真ん中が丸く
なっているような配置をその形状から「壷」と名づけた人がいる。言いえて妙だが、左右の鍵盤が
1ラインずつ移動するような配置となっており、移動トリルの派生とも言える。交互打ちの中でも
見やすく押しやすい。似たような配置ではGiudecca[SH]の前半、quasar[DH]の終盤などにあり、
やはりdj TAKAの曲に多い。 |
くの字(逆くの字) |
3連続するオブジェのうち、最初と最後が同じラインにあるものは「<」や「>」の形に
なるため、くの字・逆くの字と呼ばれる。慌てると3つ目のオブジェを叩いたつもりが
叩き損ねていてミスが出るということが多い。少ないオブジェでの特徴のためパターンは多く、
同色のものと隣接のもの、16分のものや24分・32分のもの、くの字が連続するときラインが
移動するもの・同じラインのもの、など。いずれも後者のパターンの方が難しい。Bad
Routine・Colors(radio edit)・SigSig・evergreenなどに見られる。 |
ソフラン(狭義) |
SOFT LANDING ON THE BODYで、曲調にあまり関係ないところで突然bpmが2倍になったり半分に
なったりするギミックが入っていた。その後5鍵COMPLETE MIX2のDo you love me?(SOFT LANDING
MIX)で同様のbpm変化が入っており、それ以降ゲーム的に難しくするための極端なbpm変化をSOFT
LANDINGから略してソフランと呼ぶようになった。なので厳密にいえば、曲調に合わせたbpm変化
というものはソフランとは呼ばないことになる。ソフランに該当するものと
してはtablets[SA]・PARANOIA survivor MAXなど。 |
ソフラン(一般) |
era(nostalmix)・大桟橋などは2倍のbpm変化をしているが、これは曲調に合わせたもので
あって演出的に必要なものである。後にこういった曲が増え、SOFT LANDING ON THE BODYの
ようにゲーム性のためのbpm変化をしているものが減るにつれ、ソフランという言葉の定義も
変わってきた。すなわち「曲中でbpmが大きく変化する」譜面を指すようになった。この
場合、Aや1st Samuraiなど2倍・1/2倍以外の変化のものも、体感できる範囲ならば該当する
ことになる。 |
ソフラン(広義) |
ソフランという言葉が流通するにつれ、それが意味する範囲も拡大されて解釈されて
きた。Regulusの中盤や.59の最後など、難易度に影響しない微細なbpm変化に対しても
ソフランと呼ばれることがある。最早「bpm変化=ソフラン」という等式で考えられ、
「この部分が微ソフランしている」などの使い方もされる。ソフランと一言で言っても
人によって解釈が異なることがあるため、その点に気を遣って使用すべき言葉である。 |
擬似停止 |
Voltage(feat. Hidemaru)にて、一瞬だけbpmを遅くすることで譜面が止まったかのように見える
というギミックが登場した。これは完全にbpmを0にすることができないからと思えるが、DDRでは
完全停止する楽曲も現れた。そういった曲がIIDXに移植される際、Voltageと同じように一瞬
だけbpmが遅くなるという代替策で停止を表現している。CS DJTのPlutoが代表的だが、だんだんと
遅くなって停止する、というのを表したものとしてはMAX 300や桜などがある。 |
擬似リタルダンド(擬似スロー) |
.59・ABSOLUTE・airflowなど、最後がスローになって(音楽用語としては「リタルダンド」と
いう)終わる曲では、実際のbpmも遅くなっていることが多い。この場合ゲーム上ではオブジェの
降るスピードが遅くなるため、つんのめる感じとなり演奏しづらく思える。それを解消
するためか、ULTiMΛTE・METALLIC MIND・Kung-fu Empireなどでは同じく曲調はスローになって
終わるが、bpmはそのままにオブジェの間隔を広げて配置している。これでつんのめる感じは
なくなっているが、小節の長さは伸ばしていないため、小節線からずれてオブジェが配置される
ことになるため少し見栄えが悪いのが難点か。 |
加速 |
bpmが徐々に遅くなるのは、曲の終わりなどでよく見られ音楽的に自然なものが多いが、
一方で徐々に速くなる曲も存在する。何かを早回ししているような効果音が使われたりするが、
ゲーム的にはオブジェが見づらくなるため難易度を上げている要因の一つであり、それを狙っての
曲作りをしたものが多いと思われる。代表的なものではIIDX最高bpmを記録したY&Co. is dead or
aliveや、INSERTiONのラストなど。加速の間隔が広いが、冥も有名である。また音楽的に関係ない
ラスト1つの効果音のために加速するSpookyも忘れられない。 |
対称譜面 |
スクラッチを除いて、7つの鍵盤が左右対称に配置されているものを対称譜面という。
単に4鍵にのみオブジェが置かれても対称ではあるが、この場合は密度が高いものを指す。
左右の指を同じように動かせばいいので密度の割には見切りやすいが、狭苦しい指使いとなる。
初期に登場したもので有名なのがSchlagwerk[SA](terror mix)で、以降Tomorrow Perfume・rainbow
rainbow・Scripted Connection⇒ A mix[SA]など数を増やしている。 |
神降臨譜面 |
Make A Difference[SA](登場当時はSH)の終盤には、特徴的な配置が連続して現れる。
左右対称で5連符6連打の2重トリル、加えて真ん中の4鍵にもオブジェという配置である。
公式コメントで作曲・譜面作成者のwacがこの当たりを「神様が降臨」と語っている。
クリアに大きく関わるため印象の強さもさることながら、見た目の綺麗さもあり個性ある譜面
と言えよう。似たような曲では、同作曲者のoratioも宗教関連の曲であり、最後に1小節だけ
だが左右対称譜面が現れるため、これを意識した配置なのかもしれない。 |
X譜面 |
Xepherの前半〜中盤あたりに、1→7と7→1の大階段が交差した、X字に見えるオブジェの
配置が現れる。この部分の音色は同じ音を連打しているだけであり、縦連打もしくはトリルで
配置されるのが普通だが、ここは曲名の頭文字に掛けてこのような配置にしたのだろう。DPだと
さらに大きなX字が見られる。その他の曲としては、Smile[SA]の後半に小さなXが連続して
現れたり、CAR OF YOUR DREAMSには8分での大きなX譜面が何度か登場する。 |
コナミ譜面 |
Electro Tuned(the SubS mix)の中盤には、カタカナで「コナミ」と読めるオブジェの並びが
現れる。X譜面などアルファベット1文字に見えるというのは多くあるだろうが、はっきりと
複数の文字列になっているのはこれだけである。登場した2nd Styleには4KEYSモード(白鍵のみを
叩くモード)・5KEYSモードがあったが、いずれでもこの譜面が現れるようにと1・3・5鍵のみを
使っていたのだろう。ちなみに類似譜面として5鍵beatmaniaのMETALGEAR SOLID〜MAIN THEMEでは、
中盤に出てくる16分縦連打の連打数がそれぞれ5・7・3回であることから、「コナミ連打」と
呼ばれている。 |
滝 |
滝とは、滝のように休み無くオブジェが降ってくる譜面のことを言う。5鍵beatmaniaのSKA
a go goの終盤に出てくるトリル+αが長く続く譜面のことをそう呼び始めたのが初出で、
その流れで「トリル=滝」の意味で使われることもある。IIDXでは、全ラインオブジェが
埋まった高密度譜面を指すことが多いが、近作では高密度譜面の占める割合が多くなっているため、
譜面の特徴として「滝」ということばが使われることは少なくなっている。 |
発狂 |
IIDXで「発狂」というと、難曲の中でもありえない難易度・配置のことを指すことが少なく
ないが、特に「突然譜面の難易度が上がる」箇所で使われる。そのため徐々に難しくなって
いくものや、逆に緩急が度々発生する譜面ではあまり発狂とは呼ばれない。典型的な発狂譜面と
してはGo Beyond!!(A)・Colors(radio edit)(A)が挙げられる。Colors(radio edit)に関しては
終盤に発狂がありクリアに大きく関わるため、ラス殺しに分類されることもある。 |
ラス殺し |
IIDXでは曲終了時にゲージが80%以上あればクリアとなるので、途中でミスが多くとも終盤で
回復できればクリアは可能である。逆に中盤が簡単でも最後だけ難しければクリア難度も高い。
このような譜面をラストに殺しにかかることからラス殺しと言う。これも発狂と同様、徐々に難しく
なっているのではなく最後だけ難易度が跳ね上がっているものに使われる言葉である。単純に密度が
高いものもあれば、トリルや連打、変則的なリズムなどでBADハマりを誘うものもある。ラス殺しでも
中盤が簡単なものであれば、通常ゲージよりHARDゲージの方がクリアしやすいというものもある。
|
4つ打ち |
クラブミュージックにおけるリズムの基本的なパターンの一つが、1拍ごとにキック音が
鳴るもので、普通4分の4拍子の楽曲であるため、1小節に4回鳴ることから「4つ打ち」と
呼ばれる。IIDXに収録されているジャンルとしてはハウス・テクノ・トランス・ユーロビート
など、多くのジャンルが4つ打ちのリズムである。何小節ごとかで4拍目に8分や16分が
割り込んだりするが、それらも4つ打ちの一部とされる。譜面では1鍵に配置されることが
多いが、DPだとその限りではないものが増えている。またHYPERでは4つ打ちはBGMになって
いるが、ANOTHERになるとキー配置されるなど難易度を上げるために譜面に現れやすい。 |
裏打ち |
4つ打ちは拍に合わせてリズムを刻むが、その丁度間のタイミングでリズムを刻むことを、
裏打ちという。ハイハットやユーロビート等のベース音を裏打ちでキー配置されている
ことが多い。また4つ打ちと裏打ちが同時にあることで交互に叩くことにもなり、難易度の高い
ものは密度を高くするため4つ打ちが1鍵、裏打ちが2鍵、その他を3〜7鍵と詰め込んで
いる。DUE TOMORROWなどbpmの早いものは4つ打ち+裏打ちがトリルに相当したりする。 |
三連符(n連符) |
IIDXの収録曲の多くは4分の4拍子で、4分・8分・16分音符といった"2のべき乗"音符で
リズムが構成されるのがほとんどであるが、一部の曲またはパートで1拍を3等分する
リズムが現れるときがある。音楽用語としてこれを三連符という。よく16分音符が3連続に
なっているものと間違えやすいので注意しよう。同様にn等分するリズムはn連符といい、Make
A Differenceには五連符が登場する。変り種としてbagは全体的に三連符の曲であるが、一部分
だけ16分音符が現れる。この部分だけ、四連符と考えることもできる。 |
12分・24分 |
単に三連符と言うと4分音符を3等分したものが多いが、2分音符を3等分したものや
8分音符を3等分したものも三連符であるため、はっきりと「長さ」を表すものではない。
よってIIDXの譜面を扱うときに4分音符の3等分を12分、8分音符の3等分を24分など、
均等に分かれるリズムは"2のべき乗"以外の数字でも表現することがある。ただし一般的な
音楽用語ではないので使うときには注意したい。 |
皿譜面 |
IIDX独特のインターフェースといえばターンテーブル(皿)であり、ターンテーブルを多く
回す必要がある箇所を皿地帯と呼ぶ。それが曲全体に及んでいると、それは皿譜面と呼ばれる。
CHECKING YOU OUTを代表とする、HIP HOPなどのターンテーブルをスクラッチする音が主に
使われている曲で多く見られるが、bass 2 bassのように声ネタが刻まれてアサインされて
いたりもする。またIIDXならではで、シンバル音がターンテーブルに割り当てられることが多く、
そのシンバル音を連打している箇所でも良くみられる。 |
無理スクラッチ |
Double Playは片手で1P分の鍵盤とスクラッチを操作するため、スクラッチと同じタイミングに
配置される鍵盤は、ターンテーブルに近い側に置かれるのが普通である。しかしあまりDPの
配置が考慮されていなかった初期の頃は、1P側なのにスクラッチ+7鍵など同時に取るのが
不可能な配置が見られる。この場合スクラッチを捨てることが多くなるため、取るのが無理に
見えることから無理スクラッチと呼ばれる。コンボをつなげたいなら、鍵盤かスクラッチを
高速で順番に取りGOODで拾うということになる。無理スクラッチの中でも、
逆サイドにオブジェが無い場合は、空いた手でカバーできるものもある。 |
1+皿譜面(7+皿譜面) |
Double Playにて、片側にスクラッチと鍵盤の同時という配置は、一番スクラッチに近い鍵盤、
すなわち1P側なら1鍵、2P側なら7鍵盤が一番簡単である。とはいえ鍵盤のみ・スクラッチのみ
の配置よりも取りづらいことは確かで、これが連発するとスクラッチを回し損ねることが
多くなる。DistorteDのDJ YOSHITAKA曲に多い配置であったことから一時期YOSHITAKA譜面とも
呼ばれていたが、その後のDJ YOSHITAKA曲ではこの配置はかなり少なくなっている。 |
分割譜面 |
譜面が作成される過程はいろいろあると思われるが、DP譜面のうちSP譜面を元に作られたと
思われるものがいくつか見られる。それらの特徴は、叩かせるキーアサインがSPとほとんど
同じパート・同じ量というもので、SP譜面を左右に分割したように見えるため分割譜面と
呼ばれる。多くは片側にメロディ・もう片側にドラムという「縦方向」の分割になっており
見た目に解かりやすいが、Ryu☆曲の譜面では同時押しが左右交互に現れるような「横方向」
の分割になっているところが見られる。 |
BATTLE譜面 |
BATTLEオプションは本来2Pプレー時に両側に同じSP譜面を降らせるためのものだが、DPでも
同じオプションで同じ機能を発動できる。しかしこのオプションを使わずとも普通の譜面で
左右同じ配置になっているものがある。これをBATTLE譜面と呼び、THE EARTH LIGHT・Radical
Faith・FIRE FIRE・THE LAST STRIKERなどで見られる。一見簡単そうだが、左右で同じ動きと
いうことは使う指は左右で異なるため、思ったよりも上手く弾けなかったりする。 |
DBM譜面 |
DOUBLE BATTLEは両側とも同じ譜面が降ってくるのだが、これにMIRRORオプションを付けると
両側ではなく片側が左右逆の譜面となり、全体として対称的な配置となっていた。現在では
左右それぞれでオプションを決められるため、2タイプの対称譜面を作れるようになっている。
これをDOBLE BATTLE MIRROR(DBM)と呼ぶ。鍵盤を叩く指が左右同じとなるので、BATTLE譜面よりも
簡単とされている。これも通常のDP譜面でそのような配置になっているものがあり、Twelfth
Style・rage against usual・rainbow rainbowなどに存在する。SPで対称譜面傾向だった
もののDPに多く見られるようだ。 |
ホームポジション |
Double Playではほとんどの人が1・2・4・6・7鍵の上に指を置いて、降ってくるオブジェに
備えることになる。これをPCのキーボードになぞらえてホームポジションと呼ぶ。通常は3・5鍵が
混ざって指をどう動かすかが人それぞれになるところだが、12467鍵ばかりの配置が降ってくる
場合もある。このとき、かなり密度が濃い譜面だったとしても適当に指を動かせば割とミスなく
拾えることが多く、難しい譜面が出来て上達したように思わされる。I'm Screaming
LOVE[DA]やANTHEM LANDING[DA]、Elektrick U-Phoria[DA]など16分階段の一部がそうであるものが
多いが、幻想系世界修復少女[DH]のように全体に及ぶものもある。 |
変拍子 |
一般的な音楽は、4分の4拍子または4分の3拍子が主流で、曲中ずっと同じ拍子で
あることが多い。一方で曲に特徴を持たせる手段として、途中で拍子が変わったり、
あるいは5/4、7/8など複雑な拍子にしたりすることがある。音楽ゲームとしてはそこでリズムが
変わったり、頭で拍を数えにくくするといった難易度を上げる要因になることが多い。
ジャンルとしてはクラシックや、プログレッシブなど。特にギタドラから移植のDAY DREAMは、
基本の拍子が17/16という半端なリズムの上に他の拍子にも変わるという、褒め言葉の意味で
変態な変拍子曲である。 |
チャージノート |
SIRIUSから新しく追加された縦長のオブジェクトで、これが判定ラインにかかっている間は
鍵盤を押しっぱなしにしないとならない。他機種でもロングノートなどの名称で似たものは
あるが、IIDXならではの仕様として末尾にも判定があり、末尾では鍵盤を離さないとミスと
なってしまう。これにより新たな操作性の楽しさと、難易度の上限が一気に高まることとなった。
また新しい要素に慣れない人向けに、選曲画面ではチャージノートを含む譜面であるという
アイコンが表示されたり、通常のノートに置き換えるアシストオプションが用意されたりした。
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同時CN |
通常のオブジェクトと同様に、長音の和音を表すのにチャージノートの同時押しが使われる
ことがある。単音のチャージノート譜面と比べると画面に対するチャージノートの占める
割合がかなり多く、圧迫感を覚える。またチャージノートの末尾と次の先頭が間髪無く
続くものや、通常のオブジェクトが絡むものは、特にどの指で拾うかがに迷うだろう。
上記特徴を全て含む譜面としてはKailua[SA]が代表的だろう。またFLOWER[SA]やDevilz
Staircase[SA]などでは5つ同時も登場する。 |
時間差CN |
チャージノートを含む譜面で、同時に複数のパートを弾くことになる場合、チャージノートの
開始または終了が同じタイミングになっていないものが出てくる。チャージノートは終端で
離さないとミスになることから、こういった時間差配置は同時チャージノートよりも難しいとされる。
複数のパートでの時間差チャージノートとしては、Golden Palms[SA]やMiami Sunset Drive[SA]、
VALLIS-NERIA[SA]などに登場。またTodestrieb[SA]やperditus†paradisus[SA]などでは、
3音がそれぞれタイミングをずらしてラインを移動する、複雑な時間差配置もある。 |
H字 |
MIRACLE MEETS[SA]で、同時チャージノートの間に通常のオブジェクトが嵌りこみ、
アルファベットのHのような形に見える配置がある。チャージノート中に他の鍵盤が来るものは
多いが、2本のチャージノートの内側に配置されると、運指が固定されてしまい拾いづらいもの
となる。このような配置は他にも、BLUST OF WIND[SA]やかげぬい Ver.BENIBOTAN[SA]などで
見られるが、RANDOMを使えばこういった配置が現われる。 |
パルテノン神殿 |
Critical Crystal[SA]には、中盤に白鍵全押しチャージノート+黒鍵という初めて見ると
度肝を抜かれそうな配置が登場する。DPではこの形が崩れないままそれぞれ片側に降ってくるという、
ある種のこだわりを感じられる。この配置は白鍵チャージノートを柱に見立てて、ギリシアの
「パルテノン神殿」と呼ばれるようになった。この曲以外では、アストライアの双皿[SA]の終盤に
黒鍵絡みの白鍵全押しチャージノートがある。ギリシア神話つながりでいえば、こちらの方が
ふさわしく思える。 |
バックスピンスクラッチ |
チャージノートと同じく、SIRIUSから新しく追加されたオブジェクトの一つで、簡単に言えば
チャージノートのスクラッチ版である。ただ異なるのは、その名の通り終端で逆方向に回す必要が
あることである(厳密には回転を丁度停止してもコンボが繋がる)。単発で降ることが多いが、
高難易度だと鍵盤も同時に来ることが多く、ほぼ確実に鍵盤を片手で処理しないといけない分、
チャージノート絡みよりも難しくなる。Elishaのような長いスクラッチ音や、THE DOOR INTO
RAINBOWなどでリバースシンバルからのシンバルという使われ方をする。 |
平泳ぎ |
Sol Cosine Job 2[DA]には、両サイドにバックスピンスクラッチが配置される譜面が登場する。
ここで左側を半時計回り、右側を時計回りに回すのが自然だと思うが、その腕の動きが平泳ぎを
しているかのように見える。この配置は、バックスピンスクラッチが単体で来る配置のSP譜面で、
DOUBLE+BATTLE(+MIRROR)をしても現われる。 |
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