といっても誘わなくてもほとんど来てるんだけど、美鳥が携帯電話を買ったので、お互い電話を
したくなるんだよな。約束の時間の少し前にゲーセンに到着。中をみると……うわ、やっぱ
混んでるなぁ、5・6人は並んでるから1時間待ちか。まあ向こうのゲーセンの方が混んでそう
だから、これでもマシなんだろうけどね。
「あっ、テツ♪」
PLAYをし終わった美鳥が俺に気づいた。といっても7thではなく6thをやっていたのだが。
やっぱそっちはがら空きである。
「やっぱり7th人気ねぇ」
「そりゃそうだろ。でも待つのめんどくさいな」
ぼやくと、美鳥は俺のそでをつかんで行列の方へ引っ張っていく。何だ?
「私も一緒に並んで待つから、PLAY見せてね」
「お、おう……」
そうだな、こうやって美鳥と並んでると良い緊張があって最大限の腕前がどうとか……
つーか半分恥ずかしいけどな。
「あっ……」
美鳥が後ろを見て叫んだので何かと振り向くと、そこに居たのはLUISさん。思わず美鳥の
反応を窺うが――見えたのは笑顔だった。変わりに腕をつかむ力が強くなったような気もするが。
「やあお二人さん、仲睦まじそうで」
「ちょ、茶化さないでくださいよ……やっぱり7thを?」
「ああ、向こうのゲーセンでもやってきたけど、あと2時間はできそうもなくてね」
LUISさんが見てる中……てことはDPからやってみるか?なんて大それたことを考えたりして
……でも美鳥が期待の目を輝かせてることにも気づき。
「テツってDPとっても上手くなったんですよ、この前もRegulusクリアしたし」
「あ、あれは見せられるPLAYじゃ……」
「へぇ、じゃあ同じ階段のSpicaでもやってみる?」
LUISさんにも言われて……こりゃ鍵盤滑らせて、なんて不恰好なことは出来んな、ということは
FAILED確定っぽい……でもそのうち綺麗に弾けるような気にもなっていた。美鳥と一緒に
ずっとビーマニをやっていけたら。このままビーマニシリーズが続く限り、いや例えシリーズが
終わっても、二人はずっと一緒に居られると思う。そして一緒に次のステップへと……
〜蓮井 美鳥 編 Fin〜
美:浮いてたって……そりゃ他の女の子と面識とか全くないけど。テツの学園祭のときに
顔出したくらい?
泡:テツ(あるいは僕)がビーマニやらなかったら絶対話はできませんでしたな。しかし逆に、
この話を考えたから、他のキャラの話も書こうかと思ったくらい。
美:え、じゃあこの小説をここまで書けたのは私のお陰ってこと?(^^)
泡:一番時間をかけられた、な……まあ美鳥の話はすんなり書けることが多かったけど。
なんせ半分ネタだし(笑)
美:最後の最後までそうだもんね、階段って……大体今これ書いてる時点で7th出てないじゃない
泡:出会いが5th出たばっかだから、約1年(半年で1シリーズ)経ったとわかる方がいいっしょ?
LUISさんと顔を合わせても平気になったということを示すために、新作に合わせて登場、
としたら自然じゃない
美:そうかなぁ……あ、やっぱ一番のネタはLUISさんね。本人に無許可で(汗)
泡:本人って誰よ(ぉ 某Lさんとは似てる人で全くの別人なのであしからず(^^;
まあアレですな、bemane化というか(DXY
美:人まで……さすがに話のなかにbemaneは出てこなかったね、BM98自体も
泡:そうだったかな?さすがにテツが「BM98で練習して上手くなった」とか言ってたら
生生しいだろ
美:確かに(^^; でも19,Novemberはよく考えたわね、BM98のオリ曲にも影響が出るくらい
泡:成功とは言えんけど(汗)まあ日にち無理矢理合わせて書いただけのことはあるかな?
でもこの日付の本当の意味は何なんだろうな……
美:でも意味が明らかにされなかったからこそ、この話が出来たと考えればいいじゃない
泡:明かされたときに、つまらん理由だったら凹みそうだが(汗)