011_L : バルデラ=ルーアン

B:魔法を司る神殿、キミリの長を任されている、バルデラ=ルーアンは私のことです。

泡:いよっ、ルーアン先生!……ってアレ?

B:異国の書物に描かれている聖霊の名前と同じですね。確か「慶幸……

泡:いやいいって(汗)こっちが考えた後に、そっちが現れたんだから。ちなみに名前も

 「愉快に歩けば」から来たものではありません。あしからず

B:神殿の皆からは名前で呼ばれますが、ソフィア君からは苗字で呼ばれますね

泡:ソフィアと同郷で、よく魔法を教えたりする。あと直に教えるのはエブルーとか

 実力のあるものに限られるな

B:鍛錬の未熟な者がいきなり強力な魔法を使おうとすると、魔力を制御できなくて

 時には命を落としかねませんからね。

泡:そんな歴代の賢者でも究極魔法「ワイス」は使えなかったと。

B:言い訳かもしれませんが、この魔法が使えるのは、生まれながらに選ばれた者だけだと

 考えています。ワイス自体も、普通の魔法とはかけ離れた性質をしていますから

泡:術者を中心にして大爆発を起こすが、自分と同じ性質、つまり仲間と思っている人には

 その効果がないという、仲間を巻き添えにしなくて済むという、まさに究極の攻撃魔法

B:古代の魔法にも同じようなものがあったようです。確か「アル……

泡:だからいいって(汗汗)


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